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後日談
後日談2 竜から戻れなくなった夫(後編)⑤※
しおりを挟む先に静寂を破ったのはデュランダルの方だった。
「一年近く、お前が抱けなくて苦しかった…」
フィオーレの奥深くに入っていた夫の欲棒がますます大きくなっていく。
彼女の肉壁にぎゅうぎゅうと貼りついてきた。
「きゃうっ……あ……ふ……」
そうして彼の唇が、噛みつくように彼女の唇を食む。
ついばむようなキスを何度か交わした後、彼が彼女の唇に喰らいついた。
「はふ……ふあっ……は……あ……」
「またお前を抱いてるところを、ずっと想像してた」
ばしゃりと水が跳ねる。
湯船の底にフィオーレが座り込み、繋がったままのデュランダルが彼女の上に跨る格好になった。
そうして、水中で彼が腰を動かし始める。
「またこうして、お前の中で動けるとか、最高だ――」
「んんっ……デュラン様っ……あっ、あ、激しっ……」
抽送が繰り返されるたびに、水面が激しく揺れ動く。
フィオーレの身体が沈まないように、デュランダルが彼女の背をしっかりと抱いていた。
二人の身体が密着する。
身体が動くたびに、フィオーレの二つの膨らみの先端が、彼の逞しい胸板で擦れる。
「ん、あっ、はふ、あ、あん、あ、デュラン……」
「ああ、しかし、まじでこんなに身体が成長してるとか、想定してなかったな――やべぇ……」
フィオーレの腰がぎゅっとデュランダルの腰に引き付けられた。
肉棒の出し入れが何度も何度も繰り返され、肉壁が擦り上げられ、快感にフィオーレは喘ぐ。
次第に彼女の意識がふわふわとしてくる。
動きの激しさに耐えられるように、彼女は彼の首にぎゅっとしがみついた。
「フィオを俺でいっぱいにしてぇな……」
「あ、デュラン様……もう、私、だめです……あ、もうだめ、お願い……デュラン様で、あんっ、いっぱいにして……」
そうして、二人の結合部がぎゅっと締め付け合った。
「ひあっ、あああっ、あああんっ――!」
二人の下腹部同士が、これまで以上にぐっと近づき、肌同士が張り付き合う。
絶頂を迎え、湯の中でびくびくと震える彼女の胎内に、熱い精が大量に注ぎ込まれた。
フィオーレは頬を上気させ、はふはふと息を繰り返す。
空気を送り込むかのように、夫は彼女の唇を塞いで息を送った。
長い時間湯に浸かっていたのと、激しく身体を動かしたことで、二人の身体を汗が流れ落ちていく。
「はあ、フィオ……まだお前とつながってたいが、さすがにこのままじゃ、二人してのぼせちまう……一旦離れて、寝室に戻るぞ――」
彼女の秘部から、彼の局部がずるりと抜ける。
二人が愛し合ったことがわかる、愛液と精が交じり合いながら、水の中に流れていった。
デュランダルはフィオーレを横抱きにして外に向かう。
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