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本編続き
初夜1 拓海視点
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まだ夜が明けていない暗い部屋の中、俺は目を覚ます。
ぼぉっと布団に横になりながら、傍にあるはずの温もりを手探りで探す。
「あれく……」
普段であればすぐに触れられる場所にいるはずのあいつの姿が、なかった。
…あれ…
…ああ…そうか…
昨日からアレク…野暮用で魔界に帰ってて……明日の夜まで、戻らないんだっけ…忘れてた…
「…ん、……」
静かな部屋に、一人きり。
カーテンの隙間から朝日が差し込む。
俺はゆっくりと布団から身を起こした。
「…ふあ、」
あくびしながら、とりあえず顔を洗うために洗面所へ向かう。
蛇口をひねって、流れる水を見ながら、俺は少し前の出来事を思い出していた。
魔界で起きた、こと。
魔界で王様に言われた、こと。
とある言葉が、日常に帰ってきてからもずっと胸に引っ掛かっている。
『あのアレクサンダー・ディルハートが、数ヶ月もの間人間を抱いていないとは…』
あの王様は、たしかにそう言っていた。
アレクやギルバート、それにルカ…悪魔の体の仕組みはわからないけれど、『淫魔』というからには普通にセックスもできる…んだろう。
なのに、アレクが俺を抱かないのは、なぜなのか。
『本当にアレクは、君を大切にしているようだね。』
…王様が言っていたように、ほんとうに俺が、大切だから…なのか。
ずいぶん前にケツに何か入れるなんてありえない…とか、言ってしまったし、もしかしたらそれを気にしているのか…
なんにせよ…
「今のまんまじゃ…だめだよな…」
ぼぉっと布団に横になりながら、傍にあるはずの温もりを手探りで探す。
「あれく……」
普段であればすぐに触れられる場所にいるはずのあいつの姿が、なかった。
…あれ…
…ああ…そうか…
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「…ん、……」
静かな部屋に、一人きり。
カーテンの隙間から朝日が差し込む。
俺はゆっくりと布団から身を起こした。
「…ふあ、」
あくびしながら、とりあえず顔を洗うために洗面所へ向かう。
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