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溺愛系美形変態年下騎士×鈍感真面目ムチムチ最強騎士②
しおりを挟むカーテンを閉め切った薄暗い部屋。白いベッドがある他は、本棚には分厚い書物が並び、本棚の隣にはグラディウスが昔使っていた鎧が鎮座している。騎士団長室に備えられた仮眠室は、半分物置と化していた。しかし今、この部屋のベッドを使用する人間が2人いた。1人は、彫刻のようというには少し肉感的な体つきの男、そしてもう1人は絵画から抜け出てきたような気品すら感じされる男だった。彼らがベッドを使用する目的は、もちろん仮眠をとるためではなかった。
「セレネス、もう……♡」
荒く息を吐き、赤くなった顔を俯かせて、グラディウスはそう懇願した。セレネスは、ふうと息を吐いてからグラディウスの孔から指を引き抜く。彼の指には免疫が絡み、厭らしく糸を引いていた。セレネスはその指先をくっつけたり離したりして、糸引く様子をわざとグラディウスに見せつけた。
「今日はいつもより反応が良いですね」
まあ、つい最近まで遠征に行ってたんだ。抜く暇もなかったなとセレネスは納得する。グラディウスは、もうすでに息も絶え絶えな様子だった。
「次は、ほら。私の方も気持ちよくしてください、グラディウス」
「あ、ああ……分かっている♡」
真面目な騎士は、セックスに対してもその真面目さを発揮した。嫌だ、恥ずかしいと思ってはいても、年下の男から教え込まれた前戯をこなそうと奉仕する。グラディウスは、唇に押し当てられたセレウスの肉棒の亀頭部分を口に含み、手で棒部分を握って擦った。
「そう、上手……」
強く高潔な騎士グラディウスが、ためらいなく他人のものを咥え奉仕する姿を、セレネスは視姦した。彼をこんな風な人間にしたのは間違いなく自分だと思うと、興奮と少しの背徳感を感じる。セレネスはグラディウスの口から自分のものを抜くと、数回擦って、グラディウスの豊満な胸に精液を吐き出した。
「ん……、セレネス……♡♡ やめて、くれ♡」
「止めませんよ。言ったでしょう、その身体に教えるって。ほら、後ろを向いてください」
「セレネス、ああっ♡♡ やめっ、んっ♡♡ こんなっ♡」
「はあ、本当に他人を煽る人だな♡ こんなエロい体して……団員があなたのことどんな目で見てるか、まだ分かってないんですか♡」
セレネスは後ろからグラディウスを抱きしめ、精液で濡れた胸を鷲掴みにした。耳元で話しながら、嬲るようにその胸を揉む。グラディウスは男だ。どれだけ胸を弄られようが、何も感じないはずなのに。けれども、セレネスに好き勝手に揉みしだかれ、感じたのは耐えきれないほどの羞恥と微かな快感、そして無性にじくじくとなる後孔の疼きだった。セレネスは、グラディウスを俯せに寝かせ、その上に覆いかぶさる。セレネスの「お仕置き」の始まりだった。
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