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対面
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『西区の埋園ビルで干支が出現しました』
署内放送を聞いた元は、急いで現場に向かった。
ビルの前に着くと渉がいて元は合流して
2人でビルに入り、会社員に話を聞いて最上階の
社長室に向かった。2人は拳銃を構えて
社長室の扉を開けて
「警察だ!」
銃口を向けて名乗ったが、犯人はいなくて
1人の男性が社長席に目を閉じて座っていた。
元が
「大丈夫ですかっ!」
心配の声をかけて駆け寄って確認したが、
脈が無くて
「そんな....遅かった...」
悔やむと渉が近寄り、
「出血はしていない」
そう呟き、手の平を見て辰の印に気づいて手で口を
強引に開かせた。口内には大量の小銭が入っていて
死因は窒息死だと分かって周辺を見渡して
独り言を言った。
「大量にばら撒かれた札束」
「これが、竜のやり方...ですか」
「竜は権力を持った空想上の生き物とされてきた。
その権力を意味した金で殺してる」
「お金で人を苦しめるなんて....」
元が怒りの表情で言うと渉は窓の方に近づき、
拳で窓を殴って
「イカれた12匹は、俺が駆除してやる」
そう言い、元は渉を見て
(松田さん、そんなに憎んでる訳って....もしかして
過去の相棒が...)
切なく思うと窓から人が落下していく光景が見えて
2人は言葉が出なかった。一瞬、沈黙になって
渉が我に返り、
「神谷!、1階に行け!、俺は屋上に向かう!」
咄嗟に判断して指示し、社長室を出て走って
屋上に向かい、屋上の扉を開けると
仮面マスクを被った人物が背を向けて立っていた。
渉は
「警察だ!!」
怒鳴って仮面マスクの人物は振り返って
猿の面を見せて
「初めまして」
機械のような甲高い声で言い、渉は
「お前、干支だろ」
そう言うと猿マスクの人物は名乗った。
「はい。私は猿と申します」
「お前とは初めましてだな。悪いが捕まって
もらうぞ」
渉が重い口調で言うと猿マスクの人物は
ポケットに手を入れて
「なぜですか?」
疑問口調で聞いてきた。渉は
「お前ふざけてんのか?、お前は何度も罪の無い人
を殺してんだよ」
怒りを抑えたような声で言い、猿マスクの人物が
「楽しいのだから仕方が無いでしょー」
煽るように言うと渉は拳銃を構えて
「もういい。ここで殺してやる」
怒りの声で言い、猿マスクの人物は
「すみませんが、あなたごときに駆除はされません」
そう言ってポケットから手を出すとビー玉が
足元に落ちた。すると割れて大量の煙が出てきて
渉は呟いた。
「クソッ!、目眩ましか」
(でもここは屋上だ。逃げられる訳が...)
そう思った瞬間、強烈な眠気に襲われて
(何だ、これ。まさか....睡眠薬)
気づいたが、そのまま倒れて意識を失った。
猿マスクの人物は前方にゆっくり歩いて行き、
倒れた渉の前に来て
「あなたじゃ僕らは駆除できませんよ」
そう伝えて
「フッフッフッ」
不気味な笑い声を出して屋上の扉を開けて下の階に
降りて行った。
数時間後、渉は誰かに呼ばれている事に気づいた。
「松田さん!、松田さん!」
聞き覚えのある声に渉は薄目を開けて
声の主を確認した。呼んでいた人は元だった。
渉は両目を開けて起き上がり、
「猿は!?」
焦って聞き、元は聞いた。
「猿?、もしかして干支がいたんですか!?」
「クソッ!、逃げられてる...」
渉は悔やんで、元が
「松田さん、倒れてましたけど大丈夫ですか?」
心配すると渉は立ち上がり、
「ああ。大丈夫だ、それより転落した人は!」
社長室での事を思い出して聞き、元は
「俺が行った時には、もう...」
暗い表情で事情を伝えると渉は
「....そうか」
そう呟いて
「署に戻るぞ」
重い声で言い、屋上を出た。署に戻って
元は資料室に行き、猿の事を調べた。
「猿も木から落ちる。だから....落下死。こんな
ことわざを殺しに使うなんて...」
怒りの表情と声で言い、部署に戻ると渉が
「神谷、お前1階で黒服の人物を見なかったか?」
聞いてきて元は
「いえ。見てません」
質問に答えると渉は
「そうか」
目を閉じて言い、
(上下黒服だから逃げても分かりやすいと
思ったんだが、対策はしてるようだな)
そう思い、目を開けると元が
「松田さん。この事件って本当に干支は単独犯
なんですか?」
疑うように聞き、渉は元を見て答えた。
「それは俺も思ってた」
「さっき行って竜がやり終えた後、俺たちが来て
すぐに猿が仕掛るのってタイミングが良すぎると
思ったんです」
「確かに単独で、ここまで正確に別々で殺しを
成功させるのは不可能なはずだが、単独犯だと
決めたのは、アホな上司たちだからなぁ」
面倒そうに話すと元は
「署長に頼むのは無理なんですか」
提案して聞き、渉が
「上司って言っても署長じゃねぇぞ。警視総督だ」
教えると元は
「けっ、警視総督!?、マジかぁ...」
悔しがって渉が
「だから俺たち下っ端は干支を捕まえて全てを
聞き出せばいいだけだ」
そう言うと元は
「確かに。そう、ですよね!」
納得して渉が
「今日は先にあがれ。」
指示して元が
「良いんですか?」
申し訳なさそうに聞くと渉は
「その代わり明日....今日以上に動けよ」
腕を組んで言い、元は
「はい!、お疲れ様でした」
そう言って先に帰った。渉は立ち上がり、窓に
近寄って落下を思い出し、
「クソッ!!」
怒声で叫んで右拳で窓を殴って
「次は、確実に.....撃ち殺す」
心に誓った。
署内放送を聞いた元は、急いで現場に向かった。
ビルの前に着くと渉がいて元は合流して
2人でビルに入り、会社員に話を聞いて最上階の
社長室に向かった。2人は拳銃を構えて
社長室の扉を開けて
「警察だ!」
銃口を向けて名乗ったが、犯人はいなくて
1人の男性が社長席に目を閉じて座っていた。
元が
「大丈夫ですかっ!」
心配の声をかけて駆け寄って確認したが、
脈が無くて
「そんな....遅かった...」
悔やむと渉が近寄り、
「出血はしていない」
そう呟き、手の平を見て辰の印に気づいて手で口を
強引に開かせた。口内には大量の小銭が入っていて
死因は窒息死だと分かって周辺を見渡して
独り言を言った。
「大量にばら撒かれた札束」
「これが、竜のやり方...ですか」
「竜は権力を持った空想上の生き物とされてきた。
その権力を意味した金で殺してる」
「お金で人を苦しめるなんて....」
元が怒りの表情で言うと渉は窓の方に近づき、
拳で窓を殴って
「イカれた12匹は、俺が駆除してやる」
そう言い、元は渉を見て
(松田さん、そんなに憎んでる訳って....もしかして
過去の相棒が...)
切なく思うと窓から人が落下していく光景が見えて
2人は言葉が出なかった。一瞬、沈黙になって
渉が我に返り、
「神谷!、1階に行け!、俺は屋上に向かう!」
咄嗟に判断して指示し、社長室を出て走って
屋上に向かい、屋上の扉を開けると
仮面マスクを被った人物が背を向けて立っていた。
渉は
「警察だ!!」
怒鳴って仮面マスクの人物は振り返って
猿の面を見せて
「初めまして」
機械のような甲高い声で言い、渉は
「お前、干支だろ」
そう言うと猿マスクの人物は名乗った。
「はい。私は猿と申します」
「お前とは初めましてだな。悪いが捕まって
もらうぞ」
渉が重い口調で言うと猿マスクの人物は
ポケットに手を入れて
「なぜですか?」
疑問口調で聞いてきた。渉は
「お前ふざけてんのか?、お前は何度も罪の無い人
を殺してんだよ」
怒りを抑えたような声で言い、猿マスクの人物が
「楽しいのだから仕方が無いでしょー」
煽るように言うと渉は拳銃を構えて
「もういい。ここで殺してやる」
怒りの声で言い、猿マスクの人物は
「すみませんが、あなたごときに駆除はされません」
そう言ってポケットから手を出すとビー玉が
足元に落ちた。すると割れて大量の煙が出てきて
渉は呟いた。
「クソッ!、目眩ましか」
(でもここは屋上だ。逃げられる訳が...)
そう思った瞬間、強烈な眠気に襲われて
(何だ、これ。まさか....睡眠薬)
気づいたが、そのまま倒れて意識を失った。
猿マスクの人物は前方にゆっくり歩いて行き、
倒れた渉の前に来て
「あなたじゃ僕らは駆除できませんよ」
そう伝えて
「フッフッフッ」
不気味な笑い声を出して屋上の扉を開けて下の階に
降りて行った。
数時間後、渉は誰かに呼ばれている事に気づいた。
「松田さん!、松田さん!」
聞き覚えのある声に渉は薄目を開けて
声の主を確認した。呼んでいた人は元だった。
渉は両目を開けて起き上がり、
「猿は!?」
焦って聞き、元は聞いた。
「猿?、もしかして干支がいたんですか!?」
「クソッ!、逃げられてる...」
渉は悔やんで、元が
「松田さん、倒れてましたけど大丈夫ですか?」
心配すると渉は立ち上がり、
「ああ。大丈夫だ、それより転落した人は!」
社長室での事を思い出して聞き、元は
「俺が行った時には、もう...」
暗い表情で事情を伝えると渉は
「....そうか」
そう呟いて
「署に戻るぞ」
重い声で言い、屋上を出た。署に戻って
元は資料室に行き、猿の事を調べた。
「猿も木から落ちる。だから....落下死。こんな
ことわざを殺しに使うなんて...」
怒りの表情と声で言い、部署に戻ると渉が
「神谷、お前1階で黒服の人物を見なかったか?」
聞いてきて元は
「いえ。見てません」
質問に答えると渉は
「そうか」
目を閉じて言い、
(上下黒服だから逃げても分かりやすいと
思ったんだが、対策はしてるようだな)
そう思い、目を開けると元が
「松田さん。この事件って本当に干支は単独犯
なんですか?」
疑うように聞き、渉は元を見て答えた。
「それは俺も思ってた」
「さっき行って竜がやり終えた後、俺たちが来て
すぐに猿が仕掛るのってタイミングが良すぎると
思ったんです」
「確かに単独で、ここまで正確に別々で殺しを
成功させるのは不可能なはずだが、単独犯だと
決めたのは、アホな上司たちだからなぁ」
面倒そうに話すと元は
「署長に頼むのは無理なんですか」
提案して聞き、渉が
「上司って言っても署長じゃねぇぞ。警視総督だ」
教えると元は
「けっ、警視総督!?、マジかぁ...」
悔しがって渉が
「だから俺たち下っ端は干支を捕まえて全てを
聞き出せばいいだけだ」
そう言うと元は
「確かに。そう、ですよね!」
納得して渉が
「今日は先にあがれ。」
指示して元が
「良いんですか?」
申し訳なさそうに聞くと渉は
「その代わり明日....今日以上に動けよ」
腕を組んで言い、元は
「はい!、お疲れ様でした」
そう言って先に帰った。渉は立ち上がり、窓に
近寄って落下を思い出し、
「クソッ!!」
怒声で叫んで右拳で窓を殴って
「次は、確実に.....撃ち殺す」
心に誓った。
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