眼異探偵

知人さん

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死に愛された罪人集団

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事務所に帰ると季楽羅が
「おかえりなさい東さん」
そう言い、東が
「ただいま。季楽羅」
そう言うと季楽羅は
「昼ご飯できたので一緒に食べましょう」
そう言い、東が
「ああ。そうだね」
そう言って、２人で食事をした。食べ終えると
季楽羅が
「あ、そういえば手紙が届いてましたよ」
そう言い、赤い封筒を渡した。東は、
「ありがとう季楽羅」
そう言って、自分の部屋に入って中身を見た。
手紙の内容は
『明日の０時、南区の２丁目の廃墟工場に来い』
そう書かれていて、東は
「上等だよ、マーブル」
そう呟いた。

そして、２３時になって季楽羅にバレないように
事務所を出て警察署に向かった。蔵人に手紙を
見せて、蔵人が
「これは」
そう呟き、東が
「これって、奴らですよね」
そう言うと蔵人は
「ええ。この封筒のスペードドクロのマークは
完全にマーブルでしょうね～」
そう言い、東が
「蔵人さん、一緒に来ますか？」
そう聞くと蔵人は
「ええ。ぜひ」
そう言い、２人で蔵人の車に乗り、目的地に
向かった。場所に着いて中に入ると
「待ってたぜー、春夏秋冬東！」
名を呼ぶ声が聞こえて、声の方向を見ると
身体中刺青だらけの男が２０人程いた。
赤髪の男が
「お前誰だ」
そう聞き、蔵人は
「私は神楽蔵人、警察です」
名乗ると男が
「おいおい東く～ん、俺らにビビって警察なんか
連れてきちゃったのー？」
煽るように言い、蔵人が
「違いますよ～、私が興味本位で着いて来ただけ
ですが、来てみてガッカリしました。あなたたち
雑魚ですよね～」
嘲笑いながら言うと男たちが
「何だとてめぇ！」「舐めてんのか？」「警察でも
殺すぞ！」「ふざけんなぁ！」
口々に言い、東が
「何言ってるんですか蔵人さん！、そんな事を
言ったら彼らを刺激してしまいますよ」
そう言うと蔵人は
「だって、あの中にボスはいませんよね～？」
笑顔で言い、東は
「そうですけど、マーブルは１人１人が
強いんです。全員が武術や剣術を習得していて」
そう言うと蔵人は
「ですが、私たちなら余裕ですよね～」
そう言った途端、緑髪の男が蔵人の背後に周り、
蔵人の身動きを止めて
「今だーー！、こいつを撃ち殺せーー！！」
叫ぶと、男たちは拳銃を取り出して撃ったが、
蔵人は背後にいる男の顎に頭突きをして脳震盪を
起こさせて男の背後に素早く周り込んで、男を
盾にして、盾にされた男は撃たれて死んだ。
男たちは
「警察なのに人を盾にしやがった」
「おもしれぇーぞ、お前ー！」
口々に叫び、蔵人に近づき、拳を当てかけたが、
蔵人は瞬時に避けて相手の頭部に蹴りを当てた。
すると、他の男たちも蔵人に次々と
向かって行ったが、蔵人は全ての攻撃を避けて
空中に飛んで２人の脳天目掛けて両かかと落とし
を当てて金髪の男には回し蹴りを当ててその後も
高い戦闘技術を使い、拳技や脚技を当てていき、
半分の１０人程を一瞬で倒した。男たちは
「こいつ強すぎだろ！」
唖然として言い、
「先に春夏秋冬を殺すぞーー！！」
叫ぶと５人が一斉に東に向かって行ったが、東は
全ての攻撃を避けて全員に武術技を一撃ずつ
当てて気絶させると、残りの男たちは
「こいつ、あの警察より強いぞ！？」「こいつら
化け物かよ」「どうすんだよ！」
口々に言い、蔵人が
「また腕を上げましたね～、東君」
嬉しそうに言うと東が
「あなたこそ」
そう言い、蔵人が
「いえいえ。君は私よりも遥かに強いですし、
おそらく君の身体能力とＩＱを超えられる人は
存在しませんよ～」
褒めると男が
「おい！、さっさと撃ち殺すぞ！」
指示するように叫び、銃を出して撃とうとしたが、
外から特殊な車音が聞こえて、男は震えて銃を
その場に落として他の男たちも怯え出した。東が
（何だ急に）
違和感を感じて、工場の扉が開いて、
白髪ロングのポニーテールで背中に大刀を
背負った男が入って来た。男たちは
「どうして、ここに」
震えた声で言うと白髪の男は
「お前たち、何勝手に行動している」
少し遅いテンポの落ち着いたトーンで言い、
男たちは跪いて
「違うんです！、流宇様と契約した医師を
こいつが勝手に契約を破らせたから」
そう言うと白髪の男は
「そんな理由で、マーブルに恥をかかせるな。
俺は狙った獲物が１人逃げようと構わないが、
お前たちはマロ様の機嫌を損ねさせて
俺の指示以外で動いた。よって死に値する」
そう言った。男たちは情けない声で
「どうかお許しを！」「命だけは！」「もう二度と
このような事は！」
口々に頼むと赤髪の男の腕が斬れて地面に落ちて
血飛沫が出て、目の前の地面は赤く染まった。
その光景を見た東と蔵人は
（速いっ！）
そう思うと金髪の男の首が斬れて頭が落ちた。
男たちは、その場から逃げ出したが、全員の足が
一斉に斬れて
「ゔあぁーー！！」「足がぁーー！」
もがき苦しんだ。次の瞬間、全員の首が斬れて
血飛沫が上がって地面は真っ赤に染まった。
白髪の男は東と蔵人に近寄り、
「悪かった。あいつらが迷惑をかけた」
謝罪して、東が
「仲間なのに、どうして殺したんですか」
そう言うと白髪の男は
「先程も言ったように奴らは死に値する存在
だった。それだけだ」
そう言い、東が
「あなたは、何者ですか」
そう聞くと白髪の男は
「マーブル四天王の那楽流宇斗（ならくるうと）
お前が春夏秋冬東か」
そう言い、東は
「どうして僕の名を」
そう聞くと流宇斗は
「お前は、マロ様の、お気に入りだからだ」
そう言い、東は
「マロ様？」
疑問口調で言うと流宇斗は
「マーブルのボス、魔柊様だ」
そう言い、東は
「魔柊」
そう呟くと流宇斗は
「また会おう。春夏秋冬東」
そう言って、工場を出た。蔵人が
「東君、彼の剣術、未来視を使わずに
見えましたか？」
そう言うと東は
「ギリギリだけど、見えました」
そう言い、蔵人は
「もし彼と闘う事があれば、未来視は使った方が
良いですよ～」
そう言うと東は
「はい。そうですね」
そう言い、蔵人の車で事務所に帰った。東は
自分の部屋に入り、１枚の写真を見て
（マロかぁ。あの頃を思い出すな、魔柊）
懐かしく思った。

その頃、流宇斗はある高層ビルの最上階で
ソファに座ってるフードを被った男に
「今日、春夏秋冬東とお会いしました」
そう言うとフードを被った男は
「そうかぁ。流宇斗、お前羨ましいなぁ～」
そう言い、流宇斗は
「申し訳ございません」
謝るとフードの男は
「別に気にすんな」
嘲笑うように言い、フードを脱いで紫髪と白髪の
インナーカラーを見せて
「東、お前にまたいつか会いてぇなぁ～」
そう言い、狂ったように笑った。

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