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(そろそろ気づけよ、兄貴)
想介は椅子から立ち上がって
「え?、誰?」
頭の中の声に混乱した。するとさらに声が
聞こえた。
(ごめん翔、俺もう我慢できなかった笑)
(初めまして。兄貴)
そう言われて想介は
「え?、どうなってんの?、頭の中で声が」
混乱していると
(落ち着けって兄貴、俺だよ空太(そらた)だよ)
頭の中の声が名乗ると想介は聞き覚えのある
名前に咄嗟に
「空太?」
と聞き返して
「もしかして!」
閃いた表情で言うと空太が
(ほら!、翔も話せよ)
そう言い、別の声が聞こえた。
(初めまして。兄さん)
「翔(かける)?、お前、翔....なのか?」
(ああ。そうだよ)
想介は驚いた表情で
「本当に僕に弟が....」
「信じられない、本当にいたなんて。でも
どうなってんの?、何で頭の中で2人の声が」
疑いと嬉しさの心情で聞くと翔が訳を話した。
(無理もないよ、死んだはずの弟が急に自分の中で
生きてるなんて)
それを聞いた想介は
(何か、翔クールだな)
そう思うとクラスメイトたちの言葉を思い出し、
(そういえば学校で....「お前、今日クールだな」
「高橋、今日は陰キャだな」「今日はお前、陽キャ
だよな」「お前、今日イキってるな!」)
言われていた事に気づいて
「もしかして全部」
つぶやくと空太が
「さすが兄貴っ!、正解」
褒めて想介は疑問に思った事を聞いた。
「でも、どうして急に出て来たの?、中学までは
何もなかったのに」
(兄貴を高校デビューさせてやろうと思ってさ)
(実質、僕らが目覚めたのは1年前くらいだし)
(まず、兄貴が俺らの事、知ってくれてて
嬉しかったよ!)
「うん、父さんと母さんから聞いた事あってさ。
僕には2人の弟がいる事。
でも実際はあまり差は無いらしいけどね。
僕が先に母さんのお腹にいる事が分かって
そこから2人が母さんのお腹に来た事が分かって
3兄弟って判明したらしいんだよね」
(ああ。全部聞いてるみたいだね)
(じゃぁ、もしかしてあの事も)
空太が言うと想介は暗い表情で辛い過去を
話し出した。
「あの時、僕たちが母さんのお腹にいる時、事故が
起きた。母さんが道路を渡ってた時、居眠り運転
の車が突っ込んできて事故にあった。
その後、すぐに救急車で運ばれたけど
助かったのは.....僕と母さんだけだった。
本当にごめん。2人をおいて僕だけが助かって」
想介が謝ると弟たちは
(何言ってんだよ兄貴、気にすんなよ)
(空太の言う通りだよ。気にしないで、兄さん)
「翔、空太・・ありがとう」
そして先程の言葉を思い出して
「そういえば、さっき翔が言ってた目覚めたのは
1年前ってことは中3の時なの?」
質問すると翔が
(あぁ、その時期に2人で目が覚めて最初は
何が起きてるのか分からなかったけど兄さんの中
で色んな物を見て知っていって分かったんだよ。
それから空太と話し合って高校に入ったら
乗り移ろうって決めた)
そう話し、想介が
「乗り移るとか物騒なこと言うなよ」
そう言うと翔は
(ごめんごめん、冗談だよ)
半笑いで言い、空太が
(それでさ兄貴、相談なんだけどこれからは
入れ替わる時、兄貴の許可貰った時なら
いつでも良いかな?、お願い!)
そう言うと想介は
「いいよ、弟の頼みなら。でも2人のどちらかが
出てきてる最中って僕はどうなるの?」
そう聞き、翔は
(それだけが、なぜか分からなくて半年前から
兄さんの心と入れ替わりを始めたけど兄さんの
心がどこに行くのかが不明で....)
そう言うと空太が
(まぁ大丈夫でしょ!、それじゃぁ兄貴これから
よろしく!)
そう言い、想介は
「うん、よろしく。翔、空太」
そう言った。
想介は椅子から立ち上がって
「え?、誰?」
頭の中の声に混乱した。するとさらに声が
聞こえた。
(ごめん翔、俺もう我慢できなかった笑)
(初めまして。兄貴)
そう言われて想介は
「え?、どうなってんの?、頭の中で声が」
混乱していると
(落ち着けって兄貴、俺だよ空太(そらた)だよ)
頭の中の声が名乗ると想介は聞き覚えのある
名前に咄嗟に
「空太?」
と聞き返して
「もしかして!」
閃いた表情で言うと空太が
(ほら!、翔も話せよ)
そう言い、別の声が聞こえた。
(初めまして。兄さん)
「翔(かける)?、お前、翔....なのか?」
(ああ。そうだよ)
想介は驚いた表情で
「本当に僕に弟が....」
「信じられない、本当にいたなんて。でも
どうなってんの?、何で頭の中で2人の声が」
疑いと嬉しさの心情で聞くと翔が訳を話した。
(無理もないよ、死んだはずの弟が急に自分の中で
生きてるなんて)
それを聞いた想介は
(何か、翔クールだな)
そう思うとクラスメイトたちの言葉を思い出し、
(そういえば学校で....「お前、今日クールだな」
「高橋、今日は陰キャだな」「今日はお前、陽キャ
だよな」「お前、今日イキってるな!」)
言われていた事に気づいて
「もしかして全部」
つぶやくと空太が
「さすが兄貴っ!、正解」
褒めて想介は疑問に思った事を聞いた。
「でも、どうして急に出て来たの?、中学までは
何もなかったのに」
(兄貴を高校デビューさせてやろうと思ってさ)
(実質、僕らが目覚めたのは1年前くらいだし)
(まず、兄貴が俺らの事、知ってくれてて
嬉しかったよ!)
「うん、父さんと母さんから聞いた事あってさ。
僕には2人の弟がいる事。
でも実際はあまり差は無いらしいけどね。
僕が先に母さんのお腹にいる事が分かって
そこから2人が母さんのお腹に来た事が分かって
3兄弟って判明したらしいんだよね」
(ああ。全部聞いてるみたいだね)
(じゃぁ、もしかしてあの事も)
空太が言うと想介は暗い表情で辛い過去を
話し出した。
「あの時、僕たちが母さんのお腹にいる時、事故が
起きた。母さんが道路を渡ってた時、居眠り運転
の車が突っ込んできて事故にあった。
その後、すぐに救急車で運ばれたけど
助かったのは.....僕と母さんだけだった。
本当にごめん。2人をおいて僕だけが助かって」
想介が謝ると弟たちは
(何言ってんだよ兄貴、気にすんなよ)
(空太の言う通りだよ。気にしないで、兄さん)
「翔、空太・・ありがとう」
そして先程の言葉を思い出して
「そういえば、さっき翔が言ってた目覚めたのは
1年前ってことは中3の時なの?」
質問すると翔が
(あぁ、その時期に2人で目が覚めて最初は
何が起きてるのか分からなかったけど兄さんの中
で色んな物を見て知っていって分かったんだよ。
それから空太と話し合って高校に入ったら
乗り移ろうって決めた)
そう話し、想介が
「乗り移るとか物騒なこと言うなよ」
そう言うと翔は
(ごめんごめん、冗談だよ)
半笑いで言い、空太が
(それでさ兄貴、相談なんだけどこれからは
入れ替わる時、兄貴の許可貰った時なら
いつでも良いかな?、お願い!)
そう言うと想介は
「いいよ、弟の頼みなら。でも2人のどちらかが
出てきてる最中って僕はどうなるの?」
そう聞き、翔は
(それだけが、なぜか分からなくて半年前から
兄さんの心と入れ替わりを始めたけど兄さんの
心がどこに行くのかが不明で....)
そう言うと空太が
(まぁ大丈夫でしょ!、それじゃぁ兄貴これから
よろしく!)
そう言い、想介は
「うん、よろしく。翔、空太」
そう言った。
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