転移したら勇者に選ばれた話

駐車場のネコ

文字の大きさ
4 / 6
勇者として過ごしているんだが

体を鍛えているんだが

しおりを挟む
王様に勇者だと言われてからここ2ヶ月くらいずっと体を鍛えてます。

一応旅行とかで結構険しいところ歩いたりしてたつもりなんですけど、レベルが違いましたね。

疲れたと思って休憩しようとすると騎士団の人が目を光らせていて優しい顔で怒るんですよ。

優しい顔の人ってなんであんなに怒ると怖いんですかね?不思議です。

そろそろ王国が取り仕切ってるダンジョンと呼ばれる所で修行をしろと王様から厳命を受けまして、他に何人もいる先輩勇者たちと一緒に向かいました。

最初はあんまり仲が良くなかったんですけど、同じ地球に住んでいて、言葉もしっかり伝わるので、今ではみんなで愚痴を言い合う仲になりましたよ。

副団長はキレると怖いとか王様はいつも座ってるだけで役立たずとか、もう聞かれたらクビが飛びそうなことばっかり言ってますよ。

まあみんなが同じ気持ちだから誰もチクったりしないですけどね。

そんなこんなでダンジョンに着きました。とは言ってもいつも見えてるものでした。

この国が所有するダンジョンはタワーになっていて、攻略すると上に上がっていくシステムでした。

一階から十階まではノンストップで行けました。

何せ人数が多いんで魔物を取り合ってしまうような感じでした。

それではレベルアップに差が出るとお叱りを受けてラーメン屋に並ぶ列のように一列に並んでみんなで進んで行きました。

お陰できた時より体が軽くて疲れにくくなったような気はします。

なんていうかもう少しきちんとステータスがわかるようにはならないんでしょうかね?

十五階まで上がる頃には倒すのに時間がかかる人が少なからず出てきました。

それでもまだ僕は下の階層と変わらないペースで討伐することが出来ました。

もしかして才能あるのかな?

二十階でとうとう倒しきれない人が出てきたので、今日は終わりになりました。

レベルアップを繰り返してステータスも上がった僕はまだまだ体力が有り余っていましたが、一人で上る訳にも行かないのでみんなと一緒に帰りました。

御飯時には合宿所のように大きな部屋でみんなで同じものを食べさせられました。

ご飯と肉と野菜っていうかなりの質素なメニューで、栄養をとって言うだけで食事のような気がしませんでした。

すべて塩のみで味が付いています。

グルメの僕には焼き加減や切り方、ご飯の炊き方に色々と思うことがありましたが、言ったから変わるとも思えなかったのでしょうがなく食べました。

僕が出世したらまずご飯を変えようと思います。

風呂も厳しく時間が決められていて、一人十分程しか与えられませんでした。

長風呂が好きな僕は死刑宣告のようでした。

ここも変えたいですね。

布団は大きな部屋に勇者たちと雑魚寝をしてます。

場所は毎日クジ引きで勝手に決めてるんですが、イビキのうるさい人の隣に行くとみんな落胆します。

寝相が良くスヤスヤ寝る人に周りを囲まれると勝ち誇ったような顔で眠りにつきます。

ここ最近は運悪くうるさい人に囲まれてるので、今日こそは良いところを引きます!

クジを引いたら、、、?

やった!端で静かな人ばっかりだ!

今日はよく眠れそうです。

でもなんて言うかこんな小さいことに喜ぶのはなんだか、悲しくなってきます。

それではおやすみなさい。   ZZZ ZZz zzz
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?

木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。 追放される理由はよく分からなかった。 彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。 結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。 しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。 たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。 ケイトは彼らを失いたくなかった。 勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。 しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。 「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」 これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

俺が死んでから始まる物語

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。 だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。 余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。 そこからこの話は始まる。 セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?

猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」 「え?なんて?」 私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。 彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。 私が聖女であることが、どれほど重要なことか。 聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。 ―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。 前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

処理中です...