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11:アオイアカネ
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「すまないなアオイ。俺には……思い出の品を破壊することはできなかった」
隠れてついて来たアオイに……聞こえる声量で言った。
ゆっくりカツカツと足音が近づき、隣にまで来て止まる。
「あぁ、わかってるさ。俺とアカネのリーダーはそんなことしないって」
「……フッ、だから言ってんだろ。リーダーはアオイだって、本当に……腹が立つほど俺のことを理解してやがる」
「何のことだか……。それよりも、お前はこの街じゃ懸賞金のかかった賞金首。さっさとこの荷物持って出ていくことだな」
アオイの肩には俺たちの荷物入れの紐が掛かっている。
「相変わらず、準備が良いリーダーだぜ。この街は……これからどうなっていくんだろうな?」
「さぁな。アカネと二人で守っていくさ」
そう言ったアオイは母屋に戻るのだろう。荷物を置いて、先ほどよりもゆっくりと足音を鳴らしていく。
「――――アオイッ! これは俺からの結婚祝いだ」
俺は何もない夜空に向けて、左右の魔法筆を振るう。
右手では街中に鳴り響くオーケストラの音楽を、左手では住民が起き上がるほどの重低音を響かせる花火を。
曲が終わるまで打ち上げ続けた。
呆れたアオイが言う。
「脈絡もなくこんな事すっからお前は賞金首になんだよ――――ッ! ところで……何て曲なんだ?」
聞いてて分かんだろ? だが、確かめずにはいられない。
「――――『アオイアカネ』。お前たち、二人のためだけに贈った曲の名だ」
隠れてついて来たアオイに……聞こえる声量で言った。
ゆっくりカツカツと足音が近づき、隣にまで来て止まる。
「あぁ、わかってるさ。俺とアカネのリーダーはそんなことしないって」
「……フッ、だから言ってんだろ。リーダーはアオイだって、本当に……腹が立つほど俺のことを理解してやがる」
「何のことだか……。それよりも、お前はこの街じゃ懸賞金のかかった賞金首。さっさとこの荷物持って出ていくことだな」
アオイの肩には俺たちの荷物入れの紐が掛かっている。
「相変わらず、準備が良いリーダーだぜ。この街は……これからどうなっていくんだろうな?」
「さぁな。アカネと二人で守っていくさ」
そう言ったアオイは母屋に戻るのだろう。荷物を置いて、先ほどよりもゆっくりと足音を鳴らしていく。
「――――アオイッ! これは俺からの結婚祝いだ」
俺は何もない夜空に向けて、左右の魔法筆を振るう。
右手では街中に鳴り響くオーケストラの音楽を、左手では住民が起き上がるほどの重低音を響かせる花火を。
曲が終わるまで打ち上げ続けた。
呆れたアオイが言う。
「脈絡もなくこんな事すっからお前は賞金首になんだよ――――ッ! ところで……何て曲なんだ?」
聞いてて分かんだろ? だが、確かめずにはいられない。
「――――『アオイアカネ』。お前たち、二人のためだけに贈った曲の名だ」
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