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21話、見つけたもの
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21話、見つけたもの
18日目、今日は先日結局まともに探索しなかった迷宮に向かう。
四層目がみたい。今日は本気でサクサク進もう。
レオくんとマリとケルちゃんを連れ、迷宮三層へ。
ケルちゃんよりカイちゃんのほうが狩りが得意だったので、カイちゃんは二層送りだ。ケルちゃん、犬なのに。
「ていうか、鎧しかいないのかこの層は」
アビサル・アーマーはたしかに強いが、今のところ三層はそれしかいない。物足りないなー、と思う。
「ま、探索よねー」
しばらく探索した。
迷路のようなマップだと思っていたが、マッピングしてみると大きくぐるっと四角を描いていた。紙とペンを持ってきてよかった。
そして、どこにも下層への階段がない。
これは、どこかで何かを見落としてある気がする。
あやしいところは、あった。そこへ向かってみる。
二層から三層への階段、その裏の壁。
やはり、ここだけ色が違う。
……壊すか?
「レオ、壊してみて」
レオに任せて壁を壊してみる。
爆音。壁は無くなり、そしてやはり、下への階段がみつかる。
しかし、四層への階段ではなさそうだ。
「3.5層というか、ここが本当の三層、かなあ」
階段の下は上と同じような構造になっており、しかし上と違い壁と天井がしっかりある。あの天井の裏がさっきまでいた三層だろう。
そして、出現する魔物も変化しているようだ。
「あれ、リッチだよね?その横には……オーガ?いや、ちょっと違う……?あれって鎧かな?」
マリに似た格好の骸骨と、部分的に鎧を纏っているように見えるオーガのようなものが、並んで歩いている。今見えるのは、その二体のみだ。
まあ、ひとまず戦ってみよう。
「レオくんが最速でリッチを仕留めて。鎧オーガはマリが気を引いて、ケルちゃんと引き止めて。無理そうだったら私が鎧オーガの相手するから、リッチ優先ね!戦闘開始!」
レオくんが弾丸のように地面を駆け、相手リッチを粉砕せんとする。
が、相手の鎧オーガがいち早く気付き振り向く。レオを止めようと動くが、しかしそこに氷の弾丸がいくつも殺到。鎧オーガは鎧によりダメージこそ超軽微だが、一瞬足を止めてしまった。
その一瞬でリッチを粉砕。多分雷か光の魔法を使おうとしたのだろうが、レオくんは発動なんか待ってくれない。
リッチを粉砕したレオが、そのまま鎧オーガに襲いかかる。
3対1だが、鎧オーガは1歩も引かない。まあケルちゃんはあんまり役に立ててはないが。
マリが氷の弾丸を撒き散らし、鎧オーガのヘイトをある程度削る。レオが大きめに距離をとった瞬間に、ケルちゃんのみっつの口から火の玉がとんでいった。
鎧オーガがマリとケルちゃんの方を少しだけ意識した瞬間、レオの顔面ストレートが鎧オーガの頭蓋骨をメキメキと粉砕した。
「何回みてもかっこいいねえみんな。ありがと」
情報は得られた。
リッチのほうはやはりマリと同じ種族だ。マリのお友達が欲しかったからそのうちほしいと思っていた。
鎧オーガのほうも頑丈でよかった。この子も汎用性が高いなあ。戦闘むけで運用したい。今のところ二層要員としてしか要らんが。
「とりあえず次見たらリッチ側を……あれ?なんだ」
倒した後に、宝箱が生成された。
宝箱の発生基準はわからないが、報酬を得られるならありがたく戴いておこう。
さっそく開けてみる。
ドガンッ!と音がしたと思ったら、私は壁に叩きつけられていた。
「……罠あるじゃん!」
爆発による被害はなかった。マリはケルちゃんの後ろにいたし、ケルちゃんはレオを盾にしたので。
そして、宝箱の中身も無事だった。
爆発する罠がついてるのに中身はくれるんだな。
「……これもまた召喚系?強いのかな?」
入っていたのは、また腕輪だった。
深海騎士団長の腕輪。
守りに特化した騎士団、深海騎士団の団長の神器。
装着したものは攻撃力が半減する代わりに防御力が五割増す。
装着した者の全魔力を消費すれば、一日一体のみ、アビサル・アーマーを召喚できる。
召喚するアビサル・アーマーは、永続召喚となる。
装着には一定以上の防御力が必要。
「はいこれ私の!装着!……ていうか私に魔力ってあるのかな」
とにかくいいアイテムゲットだ。
あとは次の戦闘でリッチをテイムして今日は帰ろう。四層は今度でいい。
その後しっかりリッチ・マジシャンをテイムし、帰宅。
属性は地だった。地属性の魔法は物理攻撃と物理防御に優れているそうなので、二層要員になるかな。名前はチリ。
私にも魔力があったらしく、腕輪でアビサル・アーマーを召喚できた。
しかし剣も盾ももってない上に、三層上の子たちよりひとまわりちいさい。
これは当分は地上での作業用だな。スケルトンより重いもの運んだりできるでしょ。
名前は三層上でテイムした子と区別するため、海鎧と呼ぶことにした。
海鎧には緊急時用に、ドワーフがつくった普通の鋼の剣を携帯させることにした。
毎日産み出せば、そのうち街の治安維持隊くらいにはできるんじゃないだろうか。
なんだか順調に戦力が増えている気がする。
正直攻めるならスラちゃんとトロちゃんだけでいい気がするが、守るなら多分数が要るんだろう。一日一体ずつじゃちょっと気長すぎたからな、本当にいいアイテムをゲットした。
今日もとても良い日だった。
ケルちゃんのお腹に沈んで、気分よく就寝した。
18日目、今日は先日結局まともに探索しなかった迷宮に向かう。
四層目がみたい。今日は本気でサクサク進もう。
レオくんとマリとケルちゃんを連れ、迷宮三層へ。
ケルちゃんよりカイちゃんのほうが狩りが得意だったので、カイちゃんは二層送りだ。ケルちゃん、犬なのに。
「ていうか、鎧しかいないのかこの層は」
アビサル・アーマーはたしかに強いが、今のところ三層はそれしかいない。物足りないなー、と思う。
「ま、探索よねー」
しばらく探索した。
迷路のようなマップだと思っていたが、マッピングしてみると大きくぐるっと四角を描いていた。紙とペンを持ってきてよかった。
そして、どこにも下層への階段がない。
これは、どこかで何かを見落としてある気がする。
あやしいところは、あった。そこへ向かってみる。
二層から三層への階段、その裏の壁。
やはり、ここだけ色が違う。
……壊すか?
「レオ、壊してみて」
レオに任せて壁を壊してみる。
爆音。壁は無くなり、そしてやはり、下への階段がみつかる。
しかし、四層への階段ではなさそうだ。
「3.5層というか、ここが本当の三層、かなあ」
階段の下は上と同じような構造になっており、しかし上と違い壁と天井がしっかりある。あの天井の裏がさっきまでいた三層だろう。
そして、出現する魔物も変化しているようだ。
「あれ、リッチだよね?その横には……オーガ?いや、ちょっと違う……?あれって鎧かな?」
マリに似た格好の骸骨と、部分的に鎧を纏っているように見えるオーガのようなものが、並んで歩いている。今見えるのは、その二体のみだ。
まあ、ひとまず戦ってみよう。
「レオくんが最速でリッチを仕留めて。鎧オーガはマリが気を引いて、ケルちゃんと引き止めて。無理そうだったら私が鎧オーガの相手するから、リッチ優先ね!戦闘開始!」
レオくんが弾丸のように地面を駆け、相手リッチを粉砕せんとする。
が、相手の鎧オーガがいち早く気付き振り向く。レオを止めようと動くが、しかしそこに氷の弾丸がいくつも殺到。鎧オーガは鎧によりダメージこそ超軽微だが、一瞬足を止めてしまった。
その一瞬でリッチを粉砕。多分雷か光の魔法を使おうとしたのだろうが、レオくんは発動なんか待ってくれない。
リッチを粉砕したレオが、そのまま鎧オーガに襲いかかる。
3対1だが、鎧オーガは1歩も引かない。まあケルちゃんはあんまり役に立ててはないが。
マリが氷の弾丸を撒き散らし、鎧オーガのヘイトをある程度削る。レオが大きめに距離をとった瞬間に、ケルちゃんのみっつの口から火の玉がとんでいった。
鎧オーガがマリとケルちゃんの方を少しだけ意識した瞬間、レオの顔面ストレートが鎧オーガの頭蓋骨をメキメキと粉砕した。
「何回みてもかっこいいねえみんな。ありがと」
情報は得られた。
リッチのほうはやはりマリと同じ種族だ。マリのお友達が欲しかったからそのうちほしいと思っていた。
鎧オーガのほうも頑丈でよかった。この子も汎用性が高いなあ。戦闘むけで運用したい。今のところ二層要員としてしか要らんが。
「とりあえず次見たらリッチ側を……あれ?なんだ」
倒した後に、宝箱が生成された。
宝箱の発生基準はわからないが、報酬を得られるならありがたく戴いておこう。
さっそく開けてみる。
ドガンッ!と音がしたと思ったら、私は壁に叩きつけられていた。
「……罠あるじゃん!」
爆発による被害はなかった。マリはケルちゃんの後ろにいたし、ケルちゃんはレオを盾にしたので。
そして、宝箱の中身も無事だった。
爆発する罠がついてるのに中身はくれるんだな。
「……これもまた召喚系?強いのかな?」
入っていたのは、また腕輪だった。
深海騎士団長の腕輪。
守りに特化した騎士団、深海騎士団の団長の神器。
装着したものは攻撃力が半減する代わりに防御力が五割増す。
装着した者の全魔力を消費すれば、一日一体のみ、アビサル・アーマーを召喚できる。
召喚するアビサル・アーマーは、永続召喚となる。
装着には一定以上の防御力が必要。
「はいこれ私の!装着!……ていうか私に魔力ってあるのかな」
とにかくいいアイテムゲットだ。
あとは次の戦闘でリッチをテイムして今日は帰ろう。四層は今度でいい。
その後しっかりリッチ・マジシャンをテイムし、帰宅。
属性は地だった。地属性の魔法は物理攻撃と物理防御に優れているそうなので、二層要員になるかな。名前はチリ。
私にも魔力があったらしく、腕輪でアビサル・アーマーを召喚できた。
しかし剣も盾ももってない上に、三層上の子たちよりひとまわりちいさい。
これは当分は地上での作業用だな。スケルトンより重いもの運んだりできるでしょ。
名前は三層上でテイムした子と区別するため、海鎧と呼ぶことにした。
海鎧には緊急時用に、ドワーフがつくった普通の鋼の剣を携帯させることにした。
毎日産み出せば、そのうち街の治安維持隊くらいにはできるんじゃないだろうか。
なんだか順調に戦力が増えている気がする。
正直攻めるならスラちゃんとトロちゃんだけでいい気がするが、守るなら多分数が要るんだろう。一日一体ずつじゃちょっと気長すぎたからな、本当にいいアイテムをゲットした。
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ケルちゃんのお腹に沈んで、気分よく就寝した。
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