14 / 39
十三話 買い物に行きましょ
しおりを挟む御披露目パーティーに行く前に、病院へと行き赤ちゃんの様子を診ることにした
十八週目に入る
お腹の膨らみは自分では分かるほどだけど、
まだまだ世間で言う安定期には入ってないから
このまま動くのは不安だ
まぁ、流産の八割は赤ちゃんに何かしらの影響があるからって聞いたから、今のところ順調だし大丈夫と思っている
『 ……うわ…ここまでくると、ハッキリ分かるね… 』
「 嗚呼、元気そうだ 」
エコーで見る赤ちゃんはまだ二百グラムの重さ位しかない
大きさは十三センチ前後、まだまだ小さいぐらいなのにエコーで見ると改めてお腹にいるんだと実感させてくれる
嬉しそうに呟く隆一の表情を見た後に、画面へと向ければそろそろ信用してきた産婦人科医は告げる
「 ダウン症とかの心配は今のところない…ですね。性別はもう少しかな、二十週辺りからハッキリ分かりますよ 」
『 よかった…?なら…二十週目位にまた来る? 』
「 ルイがいいなら来てみよう、性別は気になるな 」
じゃ、そうしようと次の予定を決めては女医さんと話して検査を終える
血液検査とか諸々毎回有ることに、大変だと思うけどこれも赤ちゃんの為だと思えば此処から回数が増えても行くしかないかな……
『 赤ちゃんどっちかなー 』
「 さぁな…。どっちでも可愛いさ 」
病院から出て、今日の事は特に言われなかった
食べることをまた言われると思ったけど、隆一がちゃんと考えて作ってくれるし、間食に梅のおにぎりとか食べてるから前みたいに食べない日は続いてない
『 そうだね!隆ちゃんイケメンだし、女の子になっても可愛くなりそう 』
「 俺に似た女の子はゴツくて可哀想だろ……そこは、御前に似たらいい 」
最初は子供なんて、とか思ってたけどこうして見たり感じたりすると嬉しいと思う事は増えた
手を繋いで車のある方へと行きながら話し、お互いに笑いあってから車に乗る
今日は隆ちゃんが運転して来てくれた為に、助手席へと座りシートベルトをつける
「 体調はどうだ? 」
『 んー?平気だよ 』
「 なら、少し……店に寄ってもいいか? 」
エンジンを付けながら右側に居る隆一は此方を向き、後ろの座席に手を伸ばしなにやら取ればクッションを掴み、腰へと挟んできた
まだ必要ないと思うけど、と思いながらされるがままになっていれば彼は口角を上げる
『 あ、ありがとう。うん、大丈夫だよ。寄り道しよ 』
「 ん……なら行こう 」
何処に行くんだろ?いつもならすぐ帰るのに、と思いながら久々に外の景色を見ると思い、視線を向ける
優しい運転の為に、苦しくないし怖くない
蓮さんと似た運転の仕方だなーって改めて思っていれば、少し他愛もない会話をしてたら辿り着いたらしい
「 此所だ。出来上がったと言う連絡来てな 」
『 ……わっ!あぁ、わかった! 』
変な言葉を漏らすも駐車場に止まり、車から降りれば横にある綺麗な店に理解する
軽く片手を取り手を引く隆一に引かれるまま、店の中に入れば
綺麗な宝石が使われた、ジュエリーの数々
全てがガラスケースの中に入っていて、値段を見ればゼロの数に一瞬疑問符が浮かぶほど
片手で何気無くゼロを数えては、唖然となる
『( たかっ!!? )』
此処って高級ジュエリーショップだったの!?
そりゃ、隆一が来るところってそんな気はしてたけど!
流石に貰うのが怖くなると思い、ガラスケースから視線を外せば彼は既に店員に話し掛けていた
「 五十嵐様。御注文の品は此方でよろしいですか? 」
「 嗚呼、それだ。ルイ……左手を出せ 」
『 ふぁい……はい! 』
早々に受け取っては、既にお金は払ってるのだろ
箱を胸ポケットに入れ彼は私を向かせてから左手を取り薬指へとはめた
「 待たせてごめんな……。結婚式挙げるまで、これをつけてて欲しい 」
『 ん……もちろん…… 』
パヴェデザインでありダイヤの付いた見るからに高級なそれは綺麗で私には勿体無いと思うほど、
けれど指輪を貰った嬉しさと実感に緩くなってる涙腺は制御が出来ず、涙が流れる
『 っ…………嬉しくて…… 』
「 もっと早く渡せば良かった。好きだよ、ルイ 」
『 ん……私も…隆ちゃん好き…… 』
溢れる涙を優しく拭いた彼は、そのままそっと抱き締めてきた
おめでとうございます、とばかりに拍手する店員さんに気恥ずかしくなり隠れるように胸元へと顔を埋めた
何度も頭を撫でる感覚に落ち着けば、店員さん達に挨拶してから車へと戻った
『 キラキラ……ふふんっ 』
「 ダイヤに俺達の名が刻まれてる。顕微鏡とかでみないと分からないが… 」
『 えー、そこは内側でしょ 』
見えるの?とばかりに見ても見えないもので
顕微鏡なんて家に無い
残念だと思って肩を落とせば、隆一は頭に触れれば顔を寄せる
「 御返しは、キスでいいぜ? 」
『 ふはっ……もちろん、ありがとうー 』
「 ん、どういたしまして 」
そんなのいくらでもするのに、頬へと口付ければ赤信号が青へと変わると同時に車は進む
指にはめられた指輪を何度も見たり軽く触っては一人喜んでいた
『( でも、私から隆一にあげれるものってないや…… )』
御返しに時計やネクタイピン、と言っても彼が使うのより安くなってしまう
値段とか気にしないかも知れないけど、私が気になる……
待てよ、寧ろ私の通帳なんて母親と一緒だったから無いのでは?と思い出した時には死にかけた
『( あ、私……本当に猫と身一つしか持ってないまま婚約したんだ…… )』
口から魂が飛びそうな感覚に、ガラスへと額を当て外を眺める
どうやら指輪以外にも、夕食のご飯やら買いに来たのか次はスーパーへと来た
案外、普通の小さめのスーパーだ
『 久々のスーパー!新鮮! 』
「 そうか?何か食べたいものあったら言ってな?此所の野菜コーナーが俺は好きだ 」
『 家に色々届くのかと思ってたけど、買ってたんだ? 』
普通にカゴを持つ、隆一の姿を見て溶け込めてる休日のサラリーマンに見える
普段着だし、美形だと言うことを気にしなかったら案外こんなもんなのか……
もっとキャーキャー言われて囲まれるのかと思ってたから、予想と違ったと思いつつ問い掛ければ彼は先に入り口付近の野菜コーナーを見ながら笑った
「 最初はレシピ通りの物は届いてたが、俺の手料理がいいと言ってからは帰りや休日にまとめ買いしてるんだ。おかげで今日は体重含めて何も言われなくて良かった 」
『 手間かけさせてた…… 』
「 手間とは思ってない。今日は帰って何を作ろうか……そう考えてるだけで仕事中も楽しいからな 」
夫は完璧すぎる、と胸がじーんと熱くなり野菜を見るその横顔を見ていれば彼はトマトを数えて十個程カゴにいれる
うん、ほぼ三食べてるからそのぐらいいるよね……
『 そっか、嬉しいよ。今日も楽しみにしてる 』
「 嗚呼……。ルイ、大丈夫か? 」
『 ん?えっ、なにが? 』
ふっと通りすがったマダムの匂いに眉を寄せ、パーカーの袖で口元を押さえていれば、振り返った彼は問い掛けてきた
無意識でやってたから気付かなかったけど、私…吐きそうなんだ
「 気分悪そうだが… 」
『 ……そうみたい、隆ちゃんの匂い嗅いどく 』
「 それで大丈夫なものなのか? 」
通路側ではない右側の腕を掴み、軽く服へと鼻を押し付けて、両手で抱き締めれば彼はカゴを左手に持ちかけて歩き出す
柑橘系の柔軟剤の匂いがするから、まだ平気と思う
スーパーの中ってこんなにも色んな匂いが混じってるんだ、と改めて思いながら選ぶのを見ていく
「 グリーリーフ取ってくれるか? 」
『 何個? 』
「 三つぐらい 」
『 わかった…… 』
動かせない右手のかわりに、手を伸ばしてビニール袋に入ったグリーリーフを掴みカゴへと入れ次のところに歩く
歩き辛そうだけど、彼は嫌がる表情は見せず逆にちょっと笑ってる
「 ルイとの買い物が楽しすぎて…色々買いたくなる 」
『 そう?食べれそうな範囲なら、大丈夫… 』
「 まとめ買いもいいかもな 」
何度か頷けば、彼はそうしようと決めたらく
途中に置いてあるカートへと持ちかえる
カゴを乗せ片手でカートを押し、材料を選ぶ姿はまさに主夫だ
と言うより量から見るとどっかの業者にも思う
流石に鮮魚コーナーはさっさと離れて、肉コーナーへと行く
『 お肉食べたい…… 』
「 じゃ、今日はレモンタレのしゃぶしゃぶにするか? 」
『 うん!お肉、お肉! 』
「 白菜に豆腐……いいな、美味しそうだ 」
ふっと、前に貰ったお金でお肉を買ったことを思い出して結局あれは食べなかったことに、食べたいなと呟けば彼はパックのしゃぶしゃぶ用の肉をカゴに結構入れる
本人が肉が食べたいみたい
『 そう言えば……最初に十万円くれたのなんで? 』
次の場所に歩きながら問えば、一瞬なんの事だ?と忘れたように視線を向けた彼は、思い出したように鼻で笑った
「 クリーニング代、タクシー代、それと好きなものでも買えばなって思って渡した 」
『 あれ口止め代かと思って、肉を買って…共通の通帳に貯金した 』
やっぱり好きなもの買って良かったんだと、安心しては彼は笑う
「 使わなかったか。お小遣い欲しければ渡すのぞ?まぁ、こうやって出掛けたときに欲しいものを言ってくれたら助かるが…… 」
『 お肉…… 』
「 ふはっ、わかった 」
もう元貧乏だからね!お肉食べれたら十分なんだよ
生魚は今は食べれないから、お寿司なんて考えずお肉だと伝えれば彼は他にも食べれそうなお肉を買ってくれて、鍋の材料やらカゴに入れレジへと行く
支払いは黒いカードだった為に、分かった……
現金にするのが面倒だから、一括で払える時がいいんだ!!
日用品も軽く買って、車に荷物を入れた後に私の限界はピークで車の中で持ってきていたエチケット袋へと吐き出しだ
「 少し、待っててくれ 」
『 ん、うん…… 』
背中を擦ってくれていた隆一は車から降りて、そのままどこかに行けば吐き気と胸焼けに青ざめていく
夕食が食べれるか心配になりながら、待っていれば彼は少し駆け足で戻ってきた
「 ほら、レモン水買って来た。飲めるか? 」
『 ありがとう……隆ちゃん 』
「 あぁ、これなら御前も飲めるの知ってるからな 」
水とかお茶でも気分悪くなるときはあるから、レモン水は助かると透明な飲み物が入ったペットボトルを受け取り、蓋を開けて一口飲めば
胃の辺りがスッとする感覚に落ち着く
『 ふぅ……大丈夫! 』
「 そうか、じゃ帰るか。買い物に付き合ってくれてありがとうな 」
『 んん、久々の買い物は楽しかったよ 』
また連れてくる、と言った隆一の言葉に頷いてマンションへと戻る
「 しゃぶしゃぶだから直ぐ出来る。待っててな 」
『 はーい 』
十八時頃の夕食の時間
ソファーに座って休憩する私はクロを触りながら待っていた
二人用の土鍋を取り出し、ダイニングテーブルの上にカセットコンロをセットして切った野菜など入れれば皿に盛り付け直した肉が届く
「 御待たせ。食べれるだけ食ってな 」
『 お肉ー!うん、食べる! 』
湯の匂い程度でそこまで気にならないと、椅子に座れば前に座った彼と手を合わせて食べ始める
『 しゃぶしゃぶ~って、実際どのぐらい? 』
「 色が変わったぐらいで……ん、そのぐらいで十分だろ 」
『 ふむふむ、いただきますっ…… 』
やったことがそんなに無いために、今更どのぐらいだっけ?と考えていれば教えてくれて
このぐらいかと納得して、レモンタレを付けて食べる
さっぱりとした味わいに頬を緩めれば、隆一も食べていく
「 フッ、最初は同じ鍋とか嫌そうにしてたが、今は平気そうだな? 」
『 あ、本当……嫌じゃない 』
「 そうかそうか、そんなに俺が好きかぁ。もっと好きになれ 」
『 なにいってんの…… 』
最初は使ってたコップを使われるのさえ嫌だったけど、今はもう平気だ
同じ鍋に入った物を食べれることに笑みは溢れる
照れ隠しに言った私に、隆一は尚更ニコニコと笑っている
本当…最初のお堅くて怖そうなイメージが消え去る程に、いつも目尻にシワを作って笑ってるような彼を見てるとこっちまで笑みが溢れる
0
あなたにおすすめの小説
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ハイスぺ幼馴染の執着過剰愛~30までに相手がいなかったら、結婚しようと言ったから~
cheeery
恋愛
パイロットのエリート幼馴染とワケあって同棲することになった私。
同棲はかれこれもう7年目。
お互いにいい人がいたら解消しようと約束しているのだけど……。
合コンは撃沈。連絡さえ来ない始末。
焦るものの、幼なじみ隼人との生活は、なんの不満もなく……っというよりも、至極の生活だった。
何かあったら話も聞いてくれるし、なぐさめてくれる。
美味しい料理に、髪を乾かしてくれたり、買い物に連れ出してくれたり……しかも家賃はいらないと受け取ってもくれない。
私……こんなに甘えっぱなしでいいのかな?
そしてわたしの30歳の誕生日。
「美羽、お誕生日おめでとう。結婚しようか」
「なに言ってるの?」
優しかったはずの隼人が豹変。
「30になってお互いに相手がいなかったら、結婚しようって美羽が言ったんだよね?」
彼の秘密を知ったら、もう逃げることは出来ない。
「絶対に逃がさないよ?」
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる