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一章 聖獣への道のり編
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しおりを挟むやっぱり神様は何を考えてるのか分からない
光ってるが、団子みたいな手の平サイズの塊を向けては食えと言うのだから
これがきび団子なら一つもらって御供するあれだ、つまり俺が食ったことで何か人生が変わろうとしてる気がする
『 これは、なっ……!?むぐっ!!! 』
口を開いた俺に、容赦なく片手で口を持ち上げ
そのまま喉奥まで手を突っ込んだ神様は腕を抜くなり、両手で口を押さえ込んだ
『 !! 』
「 飲め 」
俺は何処の龍だ!苦団子ではないにしろ
急に突っ込まれては吐きそうになる
重くてずっしりとした其を気合いで飲み込めば
急に重くなる腹下の感覚に目を見開く
『 なっ、なにを食わせた!? 』
「 魔力を溜める為の場所を与えた 」
サラッと言ってるがよく分からない
元々無い身体の機能を付け足したような言い方に眉を寄せていれば、唾液が手に付いた事で自分のローブで拭く彼は言葉を続ける
「 命を創り出すのは簡単だが、それは御前の希望じゃないようだ。だから生み出すといい 」
『 生み出す? 』
「 そう、その玉は魔力を徐々に溜めていく謂わば桶のようなもの。其処に魔力が溜まりきれば、似た魔力の" 聖獣 "が生まれる 」
蛇口を捻ってポタポタと水が流れる様に、桶の中にそのポタポタと落ちていく魔力が溜まったところで新しい聖獣が生まれる……
『 生まれる!!? 』
「 聖獣を生むにはそれなりの魔力が必要になる。まずは御前が、あの番と同レベルにならないと難しいだろうのぉ 」
『 同レベル……えっ、うそん…… 』
ちょっと子供が出来るかも~!なんて乙女心が働いたが、シロと同レベルのフェンリルまで強くならないと無理と言われて
今から、無理ゲーに挑戦するような感覚にやる気ゲージは下がっていく
『 もっと、ライフが創ったのを~とか出来ないのか? 』
「 それだと御前達の血肉と魔力が交じることのない聖獣だぞ? 」
『 ……それはちょっと、悩む 』
むぅと眉を寄せた俺に、彼は顎下へと触れ爪を立てるように撫でれば自然と耳は下がり尾は密かに揺れる
「 そうだろう。ならば、どんなに過酷で長い月日が経とうと、その血肉が混ざり合う子を産むとよい。御前達より強い聖獣になるだろ 」
『 それってちょっと遊んでないか?どんな子になるかなーって 』
「 ははっ、そりゃこんな面白いことは無いからのぉ。暇潰しには良い 」
暇潰しに俺の身体に変なものが埋め込まれて
時間かけてまで産めって言ってる神様の冷酷さが怖い
『 んー、俺は雄だけど産める。どうやって、孔なんて…… 』
「 その身体だと排泄に使わない孔があるだろ?それで十分じゃないか 」
『 鶏と同じってことな……いやぁぁぁあ!!童貞の大学生だったのに!! 』
「 御前、性格変わったの( もう童貞でも処女でも無いだろうに )」
俺はいつか卵をポンって産む、鶏みたいになるのか!あの卵を小さな孔からデカいのを出すのか!!
そう考えるだけで尻は痛くなる、只でさえシロのを受け入れるときに泣きそうなのに
其よりデカいのとか、良く言う出産シーン見て
夫が不能になりました、とかになったらどうするんだ!?
『 あぁっ!!いやぁ~!! 』
「 直ぐに産むわけじゃ無いんだから騒ぐことも無かろう。時が来れば魔力は溜まり分かる。それまで気にすることもない 」
魔力が溜まなければ何も始まらない
それは俺自身の成長へと送る魔力が必要なくなった後に、やっと初めて溜まり始まるのだろか……
いつになるか分からないから、シロに言うのは黙っていよう
「 さて、聖獣として此れからも楽しませてくれの。可愛いげのないフェンリルの子よ 」
『 可愛いげなくてわるかったな! 』
俺はまだまだ成長途中のランクの低い聖獣
ライフの言う、シロと同じくらいになるには後一体、主が変われば良いのだろうか
ライフと話を終えてから、身体に何の違和感が無くなった俺は
やっぱり気にならない程度だと気付くも、無理ゲーだと知った事の方が落ち込んだ
けれど、一つだけ分かった事がある
「 コウガ、どうした? 」
『 んん……俺達は、獣へと成り下がらないよ 』
「 ん? 」
『 神様は、楽しむために敢えて" 獣 "としての部分を残したよう 』
起きたシロへとすり寄ってから
その身体へと身を当て、横たわれば彼は不思議そうに思っては小さく笑った
「 なら、巡り会えたのも必然かもな。御前が番で良かった 」
『 ん、俺も……シロに出逢えて良かった 』
「 ……なんか、ムラっとした 」
『 ぎゃっ!この絶倫野郎!! 』
聖獣になって、俺は良かったのだと改めて思うが獣の姿で攻められるのには慣れそうにないや
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