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一章 聖獣への道のり編
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オマケ ~ ライフの見る世界らしい ~
命を司る神、それがライフ
渾名をライフと言うだけで実際の名前は"命の神"っていう以外は無いらしい
人が付けた小難しい名前は幾つもあり、その国や時代によって何度も変わるために
ライフは、自分が生み出した聖獣から貰った渾名を気に入ってると言う
どの聖獣から貰った名前なのかは覚えてなく、
遥か遠い昔の子だったらしいが、それでもその聖獣が言い初めて周りに広がり
若い聖獣達もその名前を一度は聞き、呼んだことがあると言う
『 ライフは、いつも何してんだ? 』
「 そうよの~……我が子を見てたりする 」
滅多に出会えないと言われてるライフだが、
何故か俺の前には良く現れたり、そして話を聞いたり答えてくれる
大半は直ぐに立ち去るのだが、たまにこうして暇潰しに付き合ってくれるのは
俺が元人間であっても、今は彼の聖獣であり我が子同然だからと聞く
『 我が子を見る、全員見れるのか? 』
「 ふふっ。私は神よ。手の内にいるように今、この瞬間も生きとし生きる者全てを見ている 」
片手を広げ手の平を開いた彼に、視線をその色白の手へと見れば揺れる金色の飾りは揺れ動き
長い袖から覗く細く、引き締まった手首は見え
手を握り締めては俺の頭へと片手を乗せ撫でてくる
人によって違う撫で方も温かさも違うが、ライフに撫でられた時は一番安心する
やっぱり神様であり生み出した親ってのが強いのか、安心感は誰よりもあり
心地好さに尾は揺れ、何を考えていたか忘れそうになる
『 全員見てて、疲れないか? 』
「 疲れはしないな。今も見てるが…そうだ、少しだけ目を貸そう 」
『 目? 』
「 ほんの一瞬だけ、私を見てる世界を見せよう 」
面白そうだと笑ったライフは、俺の目を片手で塞ぎ瞼を閉じるようにさせれば
優しげな口調のまま直接脳に響くように聞こえてきた
「 気持ちを安らぎ、見渡すのだ 」
『 !! 』
その瞬間、俺は根本的な事が間違えてるのだと知った
俺の目の前にいるライフは、只の人の姿を得てるだけであり、大きさも人間程度
けれど本体である彼は、まるで宇宙を自らの手の中にあるようにとても大きく偉大であり目には見えない
それにて、人を見るときは大きなチェス盤を見てるように争いをみたり、其処に現れる聖獣の様子を" 只見てるだけ "なんだ
人間界を創り出すのは、数十人の神様が集まり遊ぶ程度の玩具の家
其処にやってくる人間なんて彼等にとっては数知れず
全てを見るからってもっと大変だと思ったのだが、彼の目を借りて分かった
彼にとってそれが" 役目 "なんだ
『 っ……頭がパンクしそう 』
「 ふふっ、御前が考えるより、見るよりずっと多くを見てるからな……その小さな頭では耐えきれないだろ 」
ほんの一瞬、世界を上から見たような光景だったのに
頭の痛みや状況整理が追い付かない脳内はグルグルと回転してるように思える
片手を離し、俺の頭に触れ痛みやら取り除き
見ていたものの半分以上の記憶を消してくれた事で、やっとグルグルしていた脳は落ち着きを取り戻した
『 ハァー……じゃ、寂しくないのか? 』
「 寂しい…?その感情は持ち合わせては無いのだが、強いて言うなら我が子同然の聖獣を失った時は、この辺りが痛むの 」
自分の胸元へと触れたライフは服を握りしめた
彼の表情は失った聖獣を思い出したのか、とても感情が無いとは思えないほど辛そうにしている
オモチャと言ってた聖獣だが、それが無くなれば少しだけ寂しいものなのか……
「 こう、頑張って創った砂の城を、どうでもいい他人に蹴られて壊された気分になる。その時ばかりは、人間に天罰でも呪いでもかけてやろうかなって思う 」
『 ごめん、ちょっとでも期待した俺が間違ってたわ 』
一瞬で神様は結局そんなもんだと理解した
やっぱり俺達は、何もない砂から生まれてた
城同様のオモチャ程度であり波やら人が踏んだ程度で壊れていく
神様は苛々してもまた新しい砂の城を創るだけだから、気にはならないのだろう
只一つ、自分の創った聖獣が壊れる瞬間だけ、残念だと思ってくれるだけだろうな
「 ははっ。神に期待するものではない。まぁ、可愛いげのない聖獣に頼み事をされたなら城でも創ってもいいし、新しい加護でも与えてやろう 」
『 いや、十分貰ってるからいらない…… 』
「 元人間のわりには、欲がないのぉ 」
俺はどうやら、この神様に好かれてるよう
撫で回す手に嫌がる事もなく、只撫でられていれば
話を終えた彼は、しゃがみこみ両手で頬を包めば額へと口付けを落とした
「 氷牙、また話をしよう。御前は結構気に入っておる 」
『 あぁ、また話し相手になってくれ 』
「 勿論だ 」
この人は、孤独ではないのだろう
たまに他の聖獣と話してる時を見たことある
きっとこの人にとって、神の庭は
飼ってる動物を放し飼いで世話してるだけで、好きなときに触れあう為に有るのだと思った
俺はその一匹である可愛いげのない愛玩動物
『( それもまた、いいと思った位には神の庭もこの神様も気に入ってるのだろ )』
言うだけ言って立ち去ったライフを見た後に、俺はゆっくりと歩き出し鍛えてる場所へと戻った
「 コウガ、なにしてたんだ? 」
『 ちょっとライフとお話してた 』
「 ふっ、彼奴は……聖獣が好きだからな 」
『( そういうシロもライフが好きそうだな )』
聖獣は皆、自らを生み出したライフを気に入ってる
だからこそ会えたときに気持ちが温かくなるのだろう
『 待って、ライフって何もかも見えるんだよな? 』
「 あぁ、そうらしいな 」
『 じゃ、俺達がヤってんのも!!? 』
「 そりゃな 」
『 ……にまにましてたのはそのせいか!! 』
だから苦団子じゃないが、あの塊もくれたんだな!
納得したと思ったときには恥ずかしくて死にそうだった
神も死にはしないからこそ、
簡単には死なない聖獣を置くのだろうな
命を司る神、それがライフ
渾名をライフと言うだけで実際の名前は"命の神"っていう以外は無いらしい
人が付けた小難しい名前は幾つもあり、その国や時代によって何度も変わるために
ライフは、自分が生み出した聖獣から貰った渾名を気に入ってると言う
どの聖獣から貰った名前なのかは覚えてなく、
遥か遠い昔の子だったらしいが、それでもその聖獣が言い初めて周りに広がり
若い聖獣達もその名前を一度は聞き、呼んだことがあると言う
『 ライフは、いつも何してんだ? 』
「 そうよの~……我が子を見てたりする 」
滅多に出会えないと言われてるライフだが、
何故か俺の前には良く現れたり、そして話を聞いたり答えてくれる
大半は直ぐに立ち去るのだが、たまにこうして暇潰しに付き合ってくれるのは
俺が元人間であっても、今は彼の聖獣であり我が子同然だからと聞く
『 我が子を見る、全員見れるのか? 』
「 ふふっ。私は神よ。手の内にいるように今、この瞬間も生きとし生きる者全てを見ている 」
片手を広げ手の平を開いた彼に、視線をその色白の手へと見れば揺れる金色の飾りは揺れ動き
長い袖から覗く細く、引き締まった手首は見え
手を握り締めては俺の頭へと片手を乗せ撫でてくる
人によって違う撫で方も温かさも違うが、ライフに撫でられた時は一番安心する
やっぱり神様であり生み出した親ってのが強いのか、安心感は誰よりもあり
心地好さに尾は揺れ、何を考えていたか忘れそうになる
『 全員見てて、疲れないか? 』
「 疲れはしないな。今も見てるが…そうだ、少しだけ目を貸そう 」
『 目? 』
「 ほんの一瞬だけ、私を見てる世界を見せよう 」
面白そうだと笑ったライフは、俺の目を片手で塞ぎ瞼を閉じるようにさせれば
優しげな口調のまま直接脳に響くように聞こえてきた
「 気持ちを安らぎ、見渡すのだ 」
『 !! 』
その瞬間、俺は根本的な事が間違えてるのだと知った
俺の目の前にいるライフは、只の人の姿を得てるだけであり、大きさも人間程度
けれど本体である彼は、まるで宇宙を自らの手の中にあるようにとても大きく偉大であり目には見えない
それにて、人を見るときは大きなチェス盤を見てるように争いをみたり、其処に現れる聖獣の様子を" 只見てるだけ "なんだ
人間界を創り出すのは、数十人の神様が集まり遊ぶ程度の玩具の家
其処にやってくる人間なんて彼等にとっては数知れず
全てを見るからってもっと大変だと思ったのだが、彼の目を借りて分かった
彼にとってそれが" 役目 "なんだ
『 っ……頭がパンクしそう 』
「 ふふっ、御前が考えるより、見るよりずっと多くを見てるからな……その小さな頭では耐えきれないだろ 」
ほんの一瞬、世界を上から見たような光景だったのに
頭の痛みや状況整理が追い付かない脳内はグルグルと回転してるように思える
片手を離し、俺の頭に触れ痛みやら取り除き
見ていたものの半分以上の記憶を消してくれた事で、やっとグルグルしていた脳は落ち着きを取り戻した
『 ハァー……じゃ、寂しくないのか? 』
「 寂しい…?その感情は持ち合わせては無いのだが、強いて言うなら我が子同然の聖獣を失った時は、この辺りが痛むの 」
自分の胸元へと触れたライフは服を握りしめた
彼の表情は失った聖獣を思い出したのか、とても感情が無いとは思えないほど辛そうにしている
オモチャと言ってた聖獣だが、それが無くなれば少しだけ寂しいものなのか……
「 こう、頑張って創った砂の城を、どうでもいい他人に蹴られて壊された気分になる。その時ばかりは、人間に天罰でも呪いでもかけてやろうかなって思う 」
『 ごめん、ちょっとでも期待した俺が間違ってたわ 』
一瞬で神様は結局そんなもんだと理解した
やっぱり俺達は、何もない砂から生まれてた
城同様のオモチャ程度であり波やら人が踏んだ程度で壊れていく
神様は苛々してもまた新しい砂の城を創るだけだから、気にはならないのだろう
只一つ、自分の創った聖獣が壊れる瞬間だけ、残念だと思ってくれるだけだろうな
「 ははっ。神に期待するものではない。まぁ、可愛いげのない聖獣に頼み事をされたなら城でも創ってもいいし、新しい加護でも与えてやろう 」
『 いや、十分貰ってるからいらない…… 』
「 元人間のわりには、欲がないのぉ 」
俺はどうやら、この神様に好かれてるよう
撫で回す手に嫌がる事もなく、只撫でられていれば
話を終えた彼は、しゃがみこみ両手で頬を包めば額へと口付けを落とした
「 氷牙、また話をしよう。御前は結構気に入っておる 」
『 あぁ、また話し相手になってくれ 』
「 勿論だ 」
この人は、孤独ではないのだろう
たまに他の聖獣と話してる時を見たことある
きっとこの人にとって、神の庭は
飼ってる動物を放し飼いで世話してるだけで、好きなときに触れあう為に有るのだと思った
俺はその一匹である可愛いげのない愛玩動物
『( それもまた、いいと思った位には神の庭もこの神様も気に入ってるのだろ )』
言うだけ言って立ち去ったライフを見た後に、俺はゆっくりと歩き出し鍛えてる場所へと戻った
「 コウガ、なにしてたんだ? 」
『 ちょっとライフとお話してた 』
「 ふっ、彼奴は……聖獣が好きだからな 」
『( そういうシロもライフが好きそうだな )』
聖獣は皆、自らを生み出したライフを気に入ってる
だからこそ会えたときに気持ちが温かくなるのだろう
『 待って、ライフって何もかも見えるんだよな? 』
「 あぁ、そうらしいな 」
『 じゃ、俺達がヤってんのも!!? 』
「 そりゃな 」
『 ……にまにましてたのはそのせいか!! 』
だから苦団子じゃないが、あの塊もくれたんだな!
納得したと思ったときには恥ずかしくて死にそうだった
神も死にはしないからこそ、
簡単には死なない聖獣を置くのだろうな
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