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二章 宝物捜索 編
08
しおりを挟む『 だってシロ、強いじゃん 』
「 強くねぇぇよ!!教えれねぇし、やっと此処までなったんだよ!!あぁぁっ!! 」
「 じゃ、最高神なったらいいじゃねぇか? 」
「 うっせぇ!!グスン、俺は興味ねぇ、って…… 」
ボロボロ流す涙と、目元が赤くなるまで言葉攻めと言うか、似たような事を繰り返していればシロの両手の袖は涙で濡れ
鼻先すら赤くして呼吸を荒げる様子は確かに、可愛いげさえ見えてきた
ふっと、俺達が呟いていればシロの表情に光が消えたと思えばファルは答えた
「 じゃ、何に興味あんだよ 」
「 だから、それは……コウガとの、あはははっ!!こどもって、っくっ、はははっ!! 」
「『( 次は笑い上戸の神か!! 』」
腹を抱えて笑い始めたシロに、相当神様の機嫌を逆立てたのか、其とも目に付かれたのかは知らないが、
転げ回って笑う様子に俺達の視線は冷め、笑う様子を放置し話す
『 シロがそこまで言うなら、最高神になるのはその時ってことで良くない?言うとキレそうだし 』
「 まぁな……。神様の天罰食らうぐらいには否定したからなぁ 」
『 あ、これ、天罰なのか…… 』
「 あはははっ!!ひひっ、はらいてぇ!!あははっ! 」
表情筋が殆ど眉毛辺りしか動かないシロが、
こうやって泣いたり笑い転げてる時点で、
神様からの天罰だと思うと納得する
逆に、これが天罰なら俺でも嫌だ
苦しくなる程にわけわからず泣いて、
笑うんだから、何処までやって止まるのかも分からない
「 神様の天罰受けるぐらいには、兄さんは近いんだろうなぁ…… 」
『 あ、やっぱり。そうなのか…… 』
神様がよく見てる存在だから、こうやって遊ばれるのか
最高神、それがどんな姿であり立場なのかは分からないが、
俺はシロが目指すところの先の邪魔にはなりたく無いもんだな
「 はぁっ……。おい、くそ神共、ふざけんなよ…… 」
「『( あ、元に戻った )』」
膝を付いていたシロは、肋骨に触れながら文句を言えば、その荒くなっている呼吸を整える様子に元に戻ったのだと知る
同時に、彼が神様からの天罰を受けたことも自覚してるってことは更に機嫌が悪い
これは不味い、と一歩引く俺達を他所に立ち上がったシロの雰囲気はブラック降臨して、防ぎ様の無い怒り含まれた魔力は恐ろしい
「 神共ぶっころ……っ……! 」
「『( また天罰食らった!!? )』」
グラッと揺らいだ身体からは怒りが消えたことに、また神様から天罰頂いたシロは顔を上げ俺の方へと向いた
その表情を見た瞬間に、ファルは後ろへと跳び下がった
『 あ、ファル兄さん逃げた!! 』
「 気の利く俺はちょっと立ち去ってたやるから頑張れ!あばよ!! 」
『 あ、おい!! 』
もうダッシュで走った後に空間を変えて去った彼に、俺は裏切り者だと思うが問題はシロだ
既に腰へと腕を回し擦り付いてきた
『 っ……! 』
「 コウガが、子供いらねぇっていうなら、俺が産むから……種付けしてくれよ……。なっ、いいだろ? 」
『( 性の神!!! )』
よりにもってこのタイミングでその天罰にするか!と怒った俺に、神様達が笑ってるのは想像できた
" あら、良いじゃないの~。これはアタシからのおっそわけ。性欲は自律神経を整えるのよぉ "
頭に響く中性的な声で口調がオネェみたいなのに、これが性の神かと思うのは簡単だが
神様が自律神経とか言ってることに驚きなんだが、寧ろ俺が攻めなのは認めんぞ!!
『 待て待て!性欲掻き上がるわけないだろ!この姿だし!喧嘩の最中なら!! 』
" では、我からは姿を…… "
" アタシからは性欲を "
" 君達さぁ、私の玩具になにするんだい? "
ライフ!!問い掛ける前に止めろよぉぉぉおお!!神様の会議中とかかい!?
それなら止めてくれ、取り敢えずその辺にいる神様を全員、遊びを止めさせて欲しいと首を振っていれば、腰を抱く腕が太くなったことに気付く
『 えっ、くっ……! 』
「 なぁ、コウガ……御前が居てくれるなら、俺はどっち側にでもなれるぞ? 」
『( 成長させんな!! )』
目の前には俺の胸元へとすり寄る、青年の姿をしたシロがいるってことは俺もまた身長が伸ばされたのだろう
同じぐらいの身長に改めて、神様の悪戯が過ぎると思うも、鼻に付く匂いに腰へと重みは感じる
『( くそっ、性の神め…… )』
俺にまで性欲与えやがったと分かった時には、嫌だとか、その気ではないと言う思考は簡単に程けて消えそうだった
其でも嫌に決まってんだろ、今ヤれば
シロには記憶がないだろうし本人も嫌に決まってるのに……
首筋へと顔を寄せ舌先で舐めるシロに、理性はプツリと切れた感覚がある
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