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第三章
第二十八話 告白と決意を貴男へ
「薫子です」
「入れ」
若干の疲労が滲む茜鶴覇の声音。襖を開けるとそこには亜我津水と岳詠穿、そして十六夜の三人もいた。机には所狭しと中央国の地図や報告書が広げられている。
薫子は、立ち上がって側にやってきた茜鶴覇に書物の束を差し出した。
「北西方面の報告書です」
「ああ…」
顔色があまり良くない茜鶴覇は薫子から書類を受け取る。
(当たり前だ)
あの様な死闘を経て、解毒済みとはいえ毒に身を冒された後である。疲労が限界に近いのは無理もない。
薫子が不安そうな顔で見上げているのが分かったのか、茜鶴覇は「問題ない」とだけ告げた。
「そんなわけないでしょ」
間髪入れずに亜我津水が吠える。
「病み上がりなんだから少し休んできなさい茜鶴覇」
「……だが」
渋る茜鶴覇を見て岳詠穿が立ち上がり、報告書を手元から抜き取った。
「後は北西と南東、中央東部のみだ。我らだけで何とでもなる。この後も処理せねばならん事は山積みだ。今から交代で休息をとろう」
そう言われ、茜鶴覇は仕方なく承諾した。
「薫」
十六夜は座布団に座ったまま薫子を見上げる。未だに青年の姿の十六夜は呆れたような、申し訳なさそうな顔で口を開いた。
「すまんが、茜鶴覇をどこかで休ませてやってくれ」
「それは構いませんが…」
薫子がそういうと十六夜はホッとした顔をする。
「今屋敷内はどこも騒がしいじゃろう。ここから南側に離れがあるからそこに行くと良い」
十六夜は南側を指さす。庭の構造を完全に把握していない薫子は辿り着けるか心配になった。
「安心せい、茜鶴覇がわかる」
考えている事が顔に出ていたのか、十六夜はケラケラと笑う。
「まあそういう事だから、暫く茜鶴覇の事よろしくね。できれば寝かせてやってほしいの」
亜我津水も微笑みながらお願いした。断る理由もない薫子は素直に頷く。
「かしこまりました」
三人にお辞儀をした薫子は、茜鶴覇と共に部屋を出て玄関へと向かった。特に会話する事も無く外履きに履き替えた二人は庭を歩き始める。
(何事もなかったかのようだ)
春夏秋冬の庭は変わらず各々の世界で各々の生態系のまま存在していた。美しい花や木々は戦争があったことなどまるで知らぬ様に穏やかに揺れている。
薫子は先を歩く茜鶴覇の背中を見た。広く大きな茜鶴覇の後ろ姿。今日まで何度も見てきた姿である。
(いつも守られていたんだな、私は)
薫子は少しの申し訳なさそうなと嬉しさが心に広がった。
それと同時に茜鶴覇が毒に倒れた姿も思い出す。
(怖かった。あのまま死んでしまうのではないかと)
あんな恐怖を味わったのは初めてだった。今まで危険とは遠い場所で生きてきた薫子は、目の前で人を亡くす事がなかったのである。
(本当に、ご無事でよかった)
薫子は目を細めて茜鶴覇を見上げる。純白の髪が風に靡いてサラサラと揺れた。茜鶴覇の桜と香の香りが僅かに広がる。
「ここだ」
ふと気づくと、屋敷から少し離れた春の庭に小さな建物が建っていた。中に入ると手入れこそされているものの、長年使われていなかった事が分かる。
「最近は使う者が居なかったが、昔は圓月や風牙達が使っていた」
(ようは客人用の建物という感じか)
屋敷内にも部屋はたくさんあるが、こういった離れもあったとは。まだまだ知らぬことが多いようである。
茜鶴覇は縁側に来るとそのまま座った。薫子を見上げ、指でトントンと隣を叩く。座れと言いたいらしい。
「失礼します」
薫子は一応断りを入れて隣に座る。茜鶴覇は外の踏み石に足を出して座っていたので、同じ様に足を庭側に出して着座した。
気持ちよく頬を撫でる風。それに乗って桜の花びらがはらりはらりと舞っていた。
「茜鶴覇様、体調は大丈夫ですか」
「毒は完全に消えた。神力も安定している」
茜鶴覇はそういったが、疲労はまだあるようで疲れた顔をしていた。
「少しお休みになられてはどうですか。もし布団があるなら私がご用意します」
(客人用の建物だったなら布団もあるはず)
史は抜け目のない老婆だ。ここの布団もきちんと管理しているはずである。
薫子が立ち上がろうとした時、茜鶴覇は手を握った。
「行くな」
「しかし…」
横になった方が良いかと。そう告げると茜鶴覇は少し考え、薫子を引き寄せる。そしてそのまま後ろに倒れ込んだ。
「あ、茜鶴覇様」
抱きしめられたまま縁側に寝転ぶ。薫子は動揺を隠せないまま茜鶴覇を見上げた。
「布団は…」
「必要ない」
「床では体を痛めます」
「ここでいい」
茜鶴覇は薫子を抱き寄せたまま目を閉じる。天女の如く美しい顔は、若干の疲労が滲んでいた。目の下には隈もある。
(本当に、色々あったから)
あの戦争で茜鶴覇は戦いの末に命の危機に追いやられた。無事であった事だけでも奇跡だというのに、その奇跡に浸っている余裕は無い。人々の混乱や暴走したあやかしのその後、焼け野原になった土地や、崩壊した谷や河川の復旧。それらの対応もまた茜鶴覇達の仕事なのである。
薫子は、目を伏せた茜鶴覇の頬に手を伸ばす。毛穴ひとつない艷やかな肌と、癖のない美しい髪が指に触れた。
「茜鶴覇様、このままで良いので聞いてください」
茜鶴覇は何も言わない。肯定ととらえて薫子は続けた。
「私は、茜鶴覇様に何もあげられません。魅せられるような芸も才能も無いし、見た目も誇れるものではありません。貴族でもなく、ただの村娘です」
薫子はそう言うと茜鶴覇の頬から手を離した。
「身分が違いすぎます。分不相応です。でも…」
少し言い淀んだが、薫子はちゃんと言わねばと意を決する。
「私は、茜鶴覇様と共に生きていたい。茜鶴覇様を心からお慕いしております」
そう伝えると、茜鶴覇はゆっくり瞼を開ける。唐紅の瞳と目が合い、薫子はついに言ってしまったと生唾を飲んだ。
「………戻れぬぞ」
「はい」
「ここで生きると言うことは、人の世と少なからず距離ができるという事だ。お前の家族ともそう遠くない未来、必ず別れが来る。老いていく物を…何も出来ずに見送らねばならぬ」
薫子は史を思い出した。社内と外界では時の流れが違う。外界で暮らす人々よりも長い時間を生きるという事は、両親だけでなく兄弟が老いて死するのを見なくてはならないという事である。
(寂しくないわけじゃない)
家族の顔が脳裏に浮かび、薫子は視線を伏せた。
(だけどこんな時まで私を気遣い想ってくれるこの人は、一体どれだけ優しいのだろう)
大切な誰かを、何かを優先させ、その為に自分の欲も願いも二の次にしてしまう。それを繰り返してきた茜鶴覇は、無意識に自分を軽く見ている所があった。
(神に人は救われる。でも神は誰に救ってもらえばいい?)
薫子はもう一度茜鶴覇の目を見る。
「人は遅かれ早かれ死にます。なら、家族の幸せを見届けたいです」
「……」
茜鶴覇は探るような目で薫子を見つめていた。薫子は続ける。
「茜鶴覇様にとっては、私の命はここで過ごしたとしても短いでしょう。いずれ私もここを去ります。その時少しでも茜鶴覇様が安心して過去を思い出せるように、私は貴方と生きていきたい。貴方の隣で、手の届く距離で」
そう告げると、茜鶴覇は起き上がり薫子に覆い被さった。純白の髪が暖簾のように背から滑り落ち、薫子の視界には茜鶴覇しか見えなくなる。
「……私の元に来れば二度と手放してやれぬ、これから先お前が死ぬその時まで。それでも良いと言うのか」
「途中で放られても困りますよ。慣れない脅しを言うのはお辞めください茜鶴覇様」
そう言って少し笑うと茜鶴覇も頬を僅かに緩めた。そして薫子頬に掛かった髪を耳にかけ、改めて口を開く。
「……薫子、私を選んで欲しい。私と共に生き、妻として隣にいて欲しい。私はお前を愛している」
「…はい、勿論です。貴男しか選べません、茜鶴覇様」
笑って答えると茜鶴覇の影が顔に濃く重なった。契りを交わすように口吻をした茜鶴覇は、目を細めて薫子を見る。そしてそのまま薫子の首筋に顔を埋めた。愛おしいものに擦り寄るように茜鶴覇は目を伏せる。
「すこし擽ったいのですが…」
「今はこうしていたい。少しだけだ、許せ…」
(これは…まずいな)
初めて見せる甘えに、薫子は柄にもなく頬を染めてしまう。
(無礼承知で思うが、可愛いなこの人)
たまに史が孫でも見るような目で見ているが、確かにそういう目をしたくなるのも分かる。
「……」
茜鶴覇は察したのか顔を上げた。ジトッとした視線のまま至近距離で見られると流石に恥ずかしい。
「茜鶴覇様、そろそろ本当に休みませんか」
話題を変えるように提案すると、茜鶴覇は少しだけ不貞腐れたような顔になった。
「お前が話を聞けと言ったのだろう」
「それはその通りなんですけど」
今茜鶴覇は薫子に覆いかぶさっている。薫子を潰さぬように肘をついているので決して楽な姿勢という訳ではないだろう。
茜鶴覇は仕方なく薫子の上から退いて再び隣に横になった。
「暫くはやる事がある。平穏を取り戻すまでまだ時間が掛かるだろう」
現世の後処理もそうだが、懴禍のその後や爪雷の件について天界でも色々とあるのだろう。暫く慌ただしい日は続くはずだ。
「……遅くなるだろうが、全て終えたら祝言を挙げたい。お前の両親にも挨拶に行く」
「え、茜鶴覇様が直接ですか」
ギョッとして聞き返すと茜鶴覇は当然だろうという顔をする。
「神が村にそう何度も行くと村の人が萎縮してしまいます」
「しかし」
茜鶴覇は納得できない面持ちで渋った。過去に茜鶴覇が村に来た時のあの騒ぎを思い出す。流石に迷惑が掛かりそうなので出来るだけ阻止したい。
「両親を社へ呼んではどうでしょう」
「それは構わぬが…」
普通挨拶しに行くというのに呼びつけるものか、と茜鶴覇は言っていたが周りへの配慮だと伝えると渋々承知した。
薫子は茜鶴覇から視線を天井に向ける。ひらひらとしながら風と共に舞い込んできた花弁が視界に入った。
「それに、両親にも見てもらいたいんです。私がこれから過ごす場所を、人を、世界を。素晴らしい所なんだって村の人にも伝えてもらいたい。貴男はけして傲慢でも、人間を嫌っているわけでもない。ただ本当に心配になるくらい優しい人なんだと、皆に知ってほしい」
「………そうか」
茜鶴覇は薫子の横顔を見た後そう呟いた。薫子は「はい」と答え、そっと隣を見る。
気が抜けたのか、静かに呼吸を繰り返して眠る茜鶴覇。伏せられた睫毛に形の良い唇、通った鼻筋。
(本当に綺麗な顔だな)
薫子はこれからこの神が自分の夫になるなのかと思うと現実か疑ってしまう。
そっと起き上がり、茜鶴覇の頭に触れた。触り心地の良い髪が手のひらに触れ、僅かに体温を感じる。そのまま優しく撫でると、少し身動ぎした後茜鶴覇は安心したような顔で再び眠った。
「…お疲れ様でした、茜鶴覇様」
まだやる事が残ってはいるが、一旦区切りと言ってもいいだろう。薫子は労いの言葉と共に茜鶴覇の頬に口吻をするのだった。
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