完璧中学生、異世界での無双見聞録〜自由を手に入れたので、第2の人生はチートしまくります!

霧ノ丘 零

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1章

3話,変な神帝、一目惚れ

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  ――――話は、星が鶴来にぶつかる少し前に遡る。

《よう、カトル。久しぶりだな》

カトルたちのもとに現れた、一人の男。

《あ、神帝様!! いったいどうしたんですか?》

《ちょっと。今はプライベートで来てるんだ。普通に呼んでくれよ》

《じ、じゃあ。ドライ。一体どうしたんだよ?》

ドライと呼ばれた神帝は、嬉しそうの顔をほころばせながら言った。

《いやね。なんか面白そうな気配があってさ。そんで来てみたんだよ・・・ん? なんか星の配置変わってるんだけど》

《あー・・・。またクリアネがあいつを挑発してるんだな。やれやれ・・・》

その言葉を聞くと、ドライがため息を付く。

《あああ・・・。ちょっと待った。あの星、チキュウに向かってね!?》

神帝は自分の固有スキルで察知する。

《さらに、その星の軌道に少年がいるんだが!! これは一体どういうことだ???》

《クリアネの奴! 挑発しすぎだ! そんで、その少年は!!》

慌てて水晶で、軌道にある少年の様子を見る。その少年を見た神帝が、ボソリとつぶやく。

《・・・いい。》

《なんだって、ドライ。》

《オレ、あの子がほしいいいいいいいいいい!!》

《はあああ!? 何いってんだよ! あの子は不慮の事故だから、どうせ生き返らせるんだよ!》

《やだやだ! オレ、あの子が息子がいい!》

《いきなり何ぶっ飛んだこと言ってんだっての!!》

《いいか、絶対にあの子をオレの息子にする! 神帝の命令だからな!》

そう言うと、飛び上がってテレポートで戻っていったのだ。

《なにやってんだか・・・あれが神帝とは、ある意味恐れ多いね・・・》

「・・・!」

その時だ、鶴来が現れたのは。
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