《完結》転生したら女から男になっていました♥

ぜらちん黒糖

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第一章

④男から女へ

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 マリオは休みの前日に変化へんげの魔法を使って変身を試みる。

 もう呪文は暗記してある。

 洗面所で服を脱いで裸になり、呪文を唱えると、段々と胸が膨らみ始め、懐かしい気持ちになる。

「さあ、次は下半身ね」

 更に呪文を唱えると、段々と男ならあるべきものがなくなって行く。

 そして完全になくなった。

 一応、念の為、指でお股を触ってみる。

「大丈夫だ」

 マリオはすぐにトイレに入って、お小水をする。

「はあ~落ちつくわ~」

 やっぱり座ってするとほんとに落ち着くわ。男の体でも座ってしていたけどなんか違うのよね。

 マリオは魔法を解いて、男に戻って服を着た。

 その時ドアがノックされ、メースの声が聞こえる。

「マリオ、学食へ行こう」

「はーい」

 部屋を出て一緒に学食へ向かうマリオにメースが言った。

「ん?」

「どうかした?」

「なんだかマリオからいい匂いがするぞ?」

 マリオはすぐに自分の腕の匂いを嗅いで

「そお?自分じゃ良くわからないけど?」

「お前、また変身していたんじゃないのか?」

「うん、そうだけど?」

「それだ、きっと」

「何が?」

「俺が部屋に行く前まで女性に変身していたんだろう?」

「うん」

「フェロモンだよ」

「フェロモン?」

「ああ、女性独特の男性を引き付ける匂いだよ」

「ふーん、それじゃ私の変身は本物ってこと?」

「ああ、いつの間にかマリオの変身能力はレベルが上っていたんだろう」


 学食でマリオはカツカレーと青汁を頼んだ。メースは焼き魚定食を食べている。

「マリオ、青汁なんてよく飲めるな」

「ん?結構美味しいよ?」

「俺は無理だな」

「メースも魚好きだよね」

「まあな、それよりマリオ。今度の休みの前日に、何処かの宿に泊まらないか?」

「え?」

「いやか?」

「でも約束してほしいことがある」

「何だ?」

「男の私は抱かないでほしい」

「……」

「私は心は女なの」

「……」

「だから、女の体に変身しているときの私を抱いてほしい、駄目かな?」

「⋯⋯わかった。男のときはやらない。難しいけど、そのときは我慢する」

「メースは本物の男色家なのね」

「ふふふ、違う、俺は両刀使いだ」

「うーん、眼の前を動くものならなんでも襲うヘビみたいね」

「その例えはやめて⋯⋯」

「ねえ、もし私が妊娠したら結婚してくれるの?」

「へ?妊娠?」

「だって合体するのは女性の体の時よ?妊娠するかもしれないでしょう?」

「あの、マリオ?」

「なに?」

「変化の魔法を解けば男に戻るから大丈夫なんじゃないの?」

「あ⋯そっか」




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