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第二章
⑫正彦とマリオ
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甘味処『甘々』の窓際席に座っているマリオとフローリアはお互いに自己紹介を始める。
「私は王立女子魔法学院のフローリア・シグナス、高等部2年生です」
「私は王立男子魔法学院のマリオ・スミス、同じく2年生です」
「それで相談って何?」
「実は私、体は女なんですけど心は男なんです」
フローリアが真剣な表情でマリオに話す。
「ふーん、それで?」
「マリオさん、驚かないんですね?」
マリオは今、フローリアの言葉よりも目の前に置いてあるシュークリームに神経が注がれていた。
2人は、おすすめケーキセットという大皿に乗った、お得用セットを注文していて、そのケーキたちが目の前に置かれていた。
しかしマリオの大好きなシュークリームは一つしかなかったので、目を逸らすわけにはいかなかった。逸らしてしまえばシュークリームを奪われるかもしれないから。
「・・・ど、どうぞ、シュークリームはマリオさんが食べて下さい」
「え?き、君は読心術を会得しているのか?」
「・・・あなたの視線を目で追っただけです」
「・・・」
「それで、この間、あなたたちの会話を聞いてしまったんだけど、あれは本当なんですか?」
「変化の魔法で男から女になるって言う話?」
「本当だよ。魔法を使えばなれるんだよ。別の自分に」
「あ、あの、もしも私が男に変身したら・・・」
「変身したら?」
「ぞうさんはちゃんと剥けるんでしょうか?」
「はあ?あの、ちょっとあなたの言ってること、わからないんだけど?」
「え?分からない?」
フローリアは前世で包茎手術をしてまで完全体を目指したのに、この世界では包茎すら存在しないと言うのか?
フローリアは鞄から教科書を取り出して、変化のページを出した。
「あの、変化の呪文はこれでいいんですよね?」
「ん?どれどれ、ちょっと見せてくれる?」
マリオがその教科書を読んでみると肝心の呪文が載っていなかった。
「この教科書、肝心の呪文が載ってないよ」
「そうですか 、やっぱり」
「君は変化の魔法をやってみたんだね?」
「はい、でもどうしても変身できなかったんです」
マリオは、もうシュークリームを食べたので、心置きなく会話に集中することができた。
「教えてあげようか? 変化の魔法」
「はい。ぜひ、お願いします」
「いいでしょう。ただし条件がある」
「条件?」
「あなたは男になりたい。そうでしょ?」
フローリアが頷く。
「そして私は女になりたい」
マリオはテーブルに置かれたフローリアの手を両手でかぶせた。
「お互いに変身した姿で合体しません?」
「へ?い、いきなり?」
前世で沙織とベッドインする前に死んでしまったので合体にはすごく興味がある。
だがしかし、まだフローリアはマリオのことをよく知らない。
後で面倒ごとに巻き込まれても困るし、どうしようかと思案していると、マリオが自分のことを話し始めた。
「私ね、前世があるのよ」
え?
「私、前世では、女だったの」
「私は王立女子魔法学院のフローリア・シグナス、高等部2年生です」
「私は王立男子魔法学院のマリオ・スミス、同じく2年生です」
「それで相談って何?」
「実は私、体は女なんですけど心は男なんです」
フローリアが真剣な表情でマリオに話す。
「ふーん、それで?」
「マリオさん、驚かないんですね?」
マリオは今、フローリアの言葉よりも目の前に置いてあるシュークリームに神経が注がれていた。
2人は、おすすめケーキセットという大皿に乗った、お得用セットを注文していて、そのケーキたちが目の前に置かれていた。
しかしマリオの大好きなシュークリームは一つしかなかったので、目を逸らすわけにはいかなかった。逸らしてしまえばシュークリームを奪われるかもしれないから。
「・・・ど、どうぞ、シュークリームはマリオさんが食べて下さい」
「え?き、君は読心術を会得しているのか?」
「・・・あなたの視線を目で追っただけです」
「・・・」
「それで、この間、あなたたちの会話を聞いてしまったんだけど、あれは本当なんですか?」
「変化の魔法で男から女になるって言う話?」
「本当だよ。魔法を使えばなれるんだよ。別の自分に」
「あ、あの、もしも私が男に変身したら・・・」
「変身したら?」
「ぞうさんはちゃんと剥けるんでしょうか?」
「はあ?あの、ちょっとあなたの言ってること、わからないんだけど?」
「え?分からない?」
フローリアは前世で包茎手術をしてまで完全体を目指したのに、この世界では包茎すら存在しないと言うのか?
フローリアは鞄から教科書を取り出して、変化のページを出した。
「あの、変化の呪文はこれでいいんですよね?」
「ん?どれどれ、ちょっと見せてくれる?」
マリオがその教科書を読んでみると肝心の呪文が載っていなかった。
「この教科書、肝心の呪文が載ってないよ」
「そうですか 、やっぱり」
「君は変化の魔法をやってみたんだね?」
「はい、でもどうしても変身できなかったんです」
マリオは、もうシュークリームを食べたので、心置きなく会話に集中することができた。
「教えてあげようか? 変化の魔法」
「はい。ぜひ、お願いします」
「いいでしょう。ただし条件がある」
「条件?」
「あなたは男になりたい。そうでしょ?」
フローリアが頷く。
「そして私は女になりたい」
マリオはテーブルに置かれたフローリアの手を両手でかぶせた。
「お互いに変身した姿で合体しません?」
「へ?い、いきなり?」
前世で沙織とベッドインする前に死んでしまったので合体にはすごく興味がある。
だがしかし、まだフローリアはマリオのことをよく知らない。
後で面倒ごとに巻き込まれても困るし、どうしようかと思案していると、マリオが自分のことを話し始めた。
「私ね、前世があるのよ」
え?
「私、前世では、女だったの」
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