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7 Gene
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その惨めさがどうしても受け入れられず、ジンはタチ役しかしてこなかった。
聖を前回抱いた時は、怒りからつい乱暴に後孔へ突っ込んでしまったが――――今はもう、そんな真似はしたくなかった。
多分それは、やはりこの傾国に愛情を感じてしまったからか?
そうだ、愛さずにはいられない。
こんなに美しく麗しく、優しい男を。
――――辛い思いなんか、させたくねぇよ。
でも、滾るような男根の熱は、この甘美な肉体へ潜り込まない限りは永延と静まりそうが無い。
すると聖は、全てを承知したように微笑んだ。
「だから、来いと言っているだろう?」
「聖――」
「初めて、オレの名を呼んだな」
そう言うと、聖は透明に切なく笑った。
聖を前回抱いた時は、怒りからつい乱暴に後孔へ突っ込んでしまったが――――今はもう、そんな真似はしたくなかった。
多分それは、やはりこの傾国に愛情を感じてしまったからか?
そうだ、愛さずにはいられない。
こんなに美しく麗しく、優しい男を。
――――辛い思いなんか、させたくねぇよ。
でも、滾るような男根の熱は、この甘美な肉体へ潜り込まない限りは永延と静まりそうが無い。
すると聖は、全てを承知したように微笑んだ。
「だから、来いと言っているだろう?」
「聖――」
「初めて、オレの名を呼んだな」
そう言うと、聖は透明に切なく笑った。
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