クラスで一番の美少女が、私の義妹になってから距離がおかしい

柴咲心桜

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第2話 クラスで一番の人気者

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昼休みの教室は、いつも賑やかだ。
その中心にいるのは───黒瀬凛花。

クラスで一番の美少女で、みんなの人気者。
私とは住む世界が違う人。
……のはずだった。

少なくとも、彼女が私に妙に懐いてくるまでは。



「隣、座っていい?」

顔を上げるとそこにいたのは───黒瀬さんだった。

「え?」
クラスの視線が一斉に集まる。

「ここ、空いてるでしょ?」

そう言って黒瀬さんは私の隣の席に座った。

「なんで...?」
思ったことを思わず口にしてしまう。

沢山、友達がいるのにどうして私の隣に座るのだろうか。

すると黒瀬さんは少し笑った。

「だって、気になるから」

「気になる...?私のことが?」

「うん」
あっさり頷く黒瀬さん。

「なんか、面白そう」
少しムッとしてしまう。

「どういう意味?」

「そのままの意味」
黒瀬さんは楽しそうに笑いながら、お弁当を開いた。

そして自然に話し始める。

クラスの人気者なのに、不思議と話しやすい。

気付けば、昼休みのほとんどを私は黒瀬さんと話して過ごしていた。

「じゃあまたね」
昼休みが終わると、黒瀬さんは手を振って自分の席に戻る。

その瞬間、クラスがざわついた。

「なんであの子と話してんの?」

「莉茉、仲いいの?」
黒瀬さんは軽く笑って言う。

「まだ友達」
そして一瞬だけ、私の方を見る。

「……これからだけどね」
その視線に、なぜか胸が少しだけざわついた。
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