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2部 光希と夏向のそれから
水中
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(side光希)
夏向がいない。どこに行ったんだ。
授業が終わったお昼。ちょっとした生徒会の用事で俺は少しだけ遅れた。それが終わって直ぐに、夏向を教室まで迎えに行ったけれどいなかった。
本当に、どこに行ったんだ。まさか誘拐だろうか。気が落ち着かない。拳を無意識に握り、手汗が酷くなる。
俺が遅れてしまったから、先に食堂に行ったのだろうか。ひとまず考えられるのはそれだ。
俺は急いで夏向の教室から食堂へと向かった。
「……あ、生徒会長」
「蓮叶くん。こんにちは」
「……ども」
食堂の入口。意外な人物と鉢合わせして、俺は手を軽く振った。蓮叶くんはいつも藍と一緒にランチを食べる。しかし、今日は藍はいない。藍が不在な理由を俺は知っている。生徒会の用事が俺より遅れているからだ。『先に終わったから手伝うよ』なんて提案しようと思ったけれど、案外藍もプライドが高いから言うのを止めた。前にそれで落ち込ませたことがある。
一応、俺の付き人というプライドがあるらしい。主人に手伝わせるなんて真似は、したくないんだろう。
藍がいないので蓮叶くんはひとりで昼食を食べに来た、というところだろう。
「珍しい……ですね。えっと夏向は?」
そうだ蓮叶くんは藍の番だが、夏向とも友達だ。
「夏向がいないんだ。先に食堂に来てるかもと思ったんだけど……君は見ていないんだな」
「……うす。み、見てないです」
「まあ、この賑わいだ。食堂にいたとしても見つけるのも手間だろうな」
「スマホで連絡してみたんですか?」
「それが繋がらないんだ。気付いてないのかもしれない」
授業中は勿論、電源を落としたりマナーモードにするのが常識だ。
俺は夏向がいないと気付いてからメッセージアプリに連絡をいれたが、既読にもなっていない。きっとマナーモードを解除するのも忘れて、気付いていないのだろう。鞄に入れっぱなしでご飯を食べているのかもしれない。
まあ……この憶測も夏向が平穏無事だったらの話だが。
誰かに騙され連れ去られ誘拐……更には監禁……なんて有り得る。
心配で口から溜め息が出てしまった。
無意識に眉間に皺を寄せ、腕を組んでいると蓮叶くんの肩がびくりと跳ねた。
「どうしたのかな?」
「生徒会長、睨まないでください……」
「いや、睨んでなんか……。いや、明らかにちょっと怖い顔をしていたかもしれない。すまない」
「……」
俺が謝ると、蓮叶くんは顎に手を当てて考え込んだ。流石に人の心が読めないので疑問に思っていると、『生徒会長』と、蓮叶くんは俺を呼んだ。
「何かな?」
「今日は折角なので一緒に食べませんか?」
思わぬ、提案だった。一瞬迷う。俺は勿論夏向を探してから夏向と一緒にご飯を食べるつもりだった。しかし、蓮叶くんのお誘いは珍しい。俺も蓮叶くんとは仲良くしたいと思ってたんだ。なんとなく、蓮叶くんに苦手意識というか、プレッシャーを感じられているのは実感していたから。
「……いや、えっと……出来れば、話したいことがあるんで」
蓮叶くんは顔が段々と真っ赤になって俯く。
そんなに恥ずかしがらなくても良いんだけれど……俺に対しては未だに慣れてくれない。
でもそんな彼が彼自身から誘ってくれた食事だ。断るのも悪い気がした。
「分かった。蓮叶くん。一緒に食べよう」
そうして俺は珍しく、蓮叶くんと二人きりで昼食をとることになった。
今日のメニューはぶっかけうどんだった。夏らしくて冷たいうどんだ。何度かメニューに出てきたことはあるけれど……一緒に食べる相手が違うだけで新鮮な気分になる。
お互い向かい合わせに座って、俺と蓮叶くんは手を合わせた。
「いただきます」
「いただきます」
蓮叶くんの方が『いただきます』を言うのが早かった。少し意外かもしれない。不良に憧れているのは知っているし、そういうのすっ飛ばして、無言で食べるタイプかと思っていた。
まあ、藍が自慢げに『世話焼きで~』などといつも言ってるから割ときっちりしたタイプなのかもしれない。
「食べない……んすか?」
「いや、食べるよ」
「……」
いちいち無言になってしまう。場を馴染ませるコミニケーション力が俺に有ればいいけれど。生徒会長として……コミニケーション能力が無いのはいけない気がするな。
なんとなく、周りを見渡す。やはり夏向は俺の目の届く範囲にいない。
早く見つけて抱きしめたい。いや、それでは足りない。突然いなくなってしまうという不安で鼓動が早くなってしまう。
そんなことを考えていると、蓮叶くんは溜息をこぼし、思わず俺は蓮叶くんを見た。
「夏向のことっすか?そんなに心配しなくてもいいと思いますよ」
「なんで、そんなことが言えるのかな?」
「俺は、夏向より生徒会長が心配です」
目を見開いた。冷や汗が出る。蓮叶くんの言っていることが、俺には理解ができない。でもそういえば、話したいことがあると言っていた。
それが今の会話なんだろうか。
「蓮叶くんも、夏向の友達だろう?何か事件に巻き込まれたと思わないのかな。それよりも俺の方が心配って……」
「αって、同じなんですかね……。今の生徒会長は、ちょっと前の藍です」
少し前の、藍。それはどういうことだろう。
確かに夏向からも最近藍と俺で一緒くたに『αコンビ』と呼ばれ、性悪だと言われた気がするけれど。
それとどう関係があるのだろうか。
「藍と俺、どこが似ているの?」
「えっと……俺も実は少し前に藍と喧嘩しました。俺だって藍以外との関係がある。けれども藍はそれを排除しようとするから……俺、怒って……。それから藍は少しだけ融通を効くようにしてくれました」
「……でも、それは君たちの関係で……俺は」
「生徒会長。夏向になんて言われました?束縛で強すぎて嫌とか……言われなかったっすか?」
蓮叶くんに言われて、漸く俺はすとんと理解が出来た。蓮叶くんは夏向と同じΩだ。だから経験談として俺に意見が出来る。手遅れになる前に教えてくれていた。
「愛玩動物みたいな関係は嫌だと言われたよ。そんな関係は……夏向の全てを縛るような関係だ。まるで監禁しているみたいな」
夏向に言われた言葉を思い出して、もう一度反省した。
「俺は、そんな関係でもいいと、夏向に言った。Ωは社会的に弱くて……だから番のαが守らなければならない。それが使命だと思っていたし。今でもそう思っている」
ふと、ガラスの中の冷たい水が目に入った。喉が乾いていたので、俺はそれを掴んで飲む。その間に、蓮叶くんは口を開く。
「俺にとって藍は……αは『水』です。身体の七割をしめるほど大事で、無ければ生きていけないけれど……全身までどっぷり浸かると息が出来ない。生徒会長は、夏向を溺れさせたいですか?」
「違う、守ってやりたいんだ」
真っ直ぐに、蓮叶くんは俺を見た。何言か言葉を交わして俺に慣れたのだろう。蓮叶くんは俺に恥ずかしがらなくなった。
いずれ、『俺の考え方のせい』で夏向と拗れることになるだろう。蓮叶くんがしているのは、忠告だ。
今日も、まだ夏向が危険に侵されたとは限らない。なのに、まるでそうであるみたいに俺は落ち着いて無かった。
弱いΩだから守ってあげなくては。目の届く範囲にいて貰えなければ。
そうだ、そのためには……俺の手で、夏向を。
捕まえないと。
そうか、それを束縛というのか。
息も出来なくなるくらいの、拘束。俺が自分の使命を押し付けて……夏向から奪っていたのは『自由』。
一旦深呼吸をする。
「生徒会長、夏向を信頼してください。対等とは、そういう関係です」
「難しいな、それ」
何せ、俺にとって初めての恋だ。後にも先にも俺には夏向しかいない。
経験値が少ないから、俺はこうやって間違ってしまう。良かれと思った『正義』全てが、きっと正しいとは限らない。
『正義』のぶつかり合いで戦争は起きると言うけれど……『正義』を信じている人間程、盲目になってしまうものだから。
それが、俺だってわけだ。
その後は蓮叶くんと近況報告とかしながら、ご飯を完食した。
「ごちそうさまでした」
そう俺が手を合わせた途端、メッセージアプリの着信音が鳴る。
俺は慌ててスマホを見た。海上からの連絡に俺は目を見開き、そして立ち上がった。
夏向の居場所が分かったのだ。
ああ、やっぱり。彼は信用ならない。
「すまない、急用が出来た」
そう言って俺は蓮叶くんに別れを告げる。
行先はどこか。勿論決まっている。夏向を救出しに行くのだ。
俺は、走って食堂から出た。
夏向がいない。どこに行ったんだ。
授業が終わったお昼。ちょっとした生徒会の用事で俺は少しだけ遅れた。それが終わって直ぐに、夏向を教室まで迎えに行ったけれどいなかった。
本当に、どこに行ったんだ。まさか誘拐だろうか。気が落ち着かない。拳を無意識に握り、手汗が酷くなる。
俺が遅れてしまったから、先に食堂に行ったのだろうか。ひとまず考えられるのはそれだ。
俺は急いで夏向の教室から食堂へと向かった。
「……あ、生徒会長」
「蓮叶くん。こんにちは」
「……ども」
食堂の入口。意外な人物と鉢合わせして、俺は手を軽く振った。蓮叶くんはいつも藍と一緒にランチを食べる。しかし、今日は藍はいない。藍が不在な理由を俺は知っている。生徒会の用事が俺より遅れているからだ。『先に終わったから手伝うよ』なんて提案しようと思ったけれど、案外藍もプライドが高いから言うのを止めた。前にそれで落ち込ませたことがある。
一応、俺の付き人というプライドがあるらしい。主人に手伝わせるなんて真似は、したくないんだろう。
藍がいないので蓮叶くんはひとりで昼食を食べに来た、というところだろう。
「珍しい……ですね。えっと夏向は?」
そうだ蓮叶くんは藍の番だが、夏向とも友達だ。
「夏向がいないんだ。先に食堂に来てるかもと思ったんだけど……君は見ていないんだな」
「……うす。み、見てないです」
「まあ、この賑わいだ。食堂にいたとしても見つけるのも手間だろうな」
「スマホで連絡してみたんですか?」
「それが繋がらないんだ。気付いてないのかもしれない」
授業中は勿論、電源を落としたりマナーモードにするのが常識だ。
俺は夏向がいないと気付いてからメッセージアプリに連絡をいれたが、既読にもなっていない。きっとマナーモードを解除するのも忘れて、気付いていないのだろう。鞄に入れっぱなしでご飯を食べているのかもしれない。
まあ……この憶測も夏向が平穏無事だったらの話だが。
誰かに騙され連れ去られ誘拐……更には監禁……なんて有り得る。
心配で口から溜め息が出てしまった。
無意識に眉間に皺を寄せ、腕を組んでいると蓮叶くんの肩がびくりと跳ねた。
「どうしたのかな?」
「生徒会長、睨まないでください……」
「いや、睨んでなんか……。いや、明らかにちょっと怖い顔をしていたかもしれない。すまない」
「……」
俺が謝ると、蓮叶くんは顎に手を当てて考え込んだ。流石に人の心が読めないので疑問に思っていると、『生徒会長』と、蓮叶くんは俺を呼んだ。
「何かな?」
「今日は折角なので一緒に食べませんか?」
思わぬ、提案だった。一瞬迷う。俺は勿論夏向を探してから夏向と一緒にご飯を食べるつもりだった。しかし、蓮叶くんのお誘いは珍しい。俺も蓮叶くんとは仲良くしたいと思ってたんだ。なんとなく、蓮叶くんに苦手意識というか、プレッシャーを感じられているのは実感していたから。
「……いや、えっと……出来れば、話したいことがあるんで」
蓮叶くんは顔が段々と真っ赤になって俯く。
そんなに恥ずかしがらなくても良いんだけれど……俺に対しては未だに慣れてくれない。
でもそんな彼が彼自身から誘ってくれた食事だ。断るのも悪い気がした。
「分かった。蓮叶くん。一緒に食べよう」
そうして俺は珍しく、蓮叶くんと二人きりで昼食をとることになった。
今日のメニューはぶっかけうどんだった。夏らしくて冷たいうどんだ。何度かメニューに出てきたことはあるけれど……一緒に食べる相手が違うだけで新鮮な気分になる。
お互い向かい合わせに座って、俺と蓮叶くんは手を合わせた。
「いただきます」
「いただきます」
蓮叶くんの方が『いただきます』を言うのが早かった。少し意外かもしれない。不良に憧れているのは知っているし、そういうのすっ飛ばして、無言で食べるタイプかと思っていた。
まあ、藍が自慢げに『世話焼きで~』などといつも言ってるから割ときっちりしたタイプなのかもしれない。
「食べない……んすか?」
「いや、食べるよ」
「……」
いちいち無言になってしまう。場を馴染ませるコミニケーション力が俺に有ればいいけれど。生徒会長として……コミニケーション能力が無いのはいけない気がするな。
なんとなく、周りを見渡す。やはり夏向は俺の目の届く範囲にいない。
早く見つけて抱きしめたい。いや、それでは足りない。突然いなくなってしまうという不安で鼓動が早くなってしまう。
そんなことを考えていると、蓮叶くんは溜息をこぼし、思わず俺は蓮叶くんを見た。
「夏向のことっすか?そんなに心配しなくてもいいと思いますよ」
「なんで、そんなことが言えるのかな?」
「俺は、夏向より生徒会長が心配です」
目を見開いた。冷や汗が出る。蓮叶くんの言っていることが、俺には理解ができない。でもそういえば、話したいことがあると言っていた。
それが今の会話なんだろうか。
「蓮叶くんも、夏向の友達だろう?何か事件に巻き込まれたと思わないのかな。それよりも俺の方が心配って……」
「αって、同じなんですかね……。今の生徒会長は、ちょっと前の藍です」
少し前の、藍。それはどういうことだろう。
確かに夏向からも最近藍と俺で一緒くたに『αコンビ』と呼ばれ、性悪だと言われた気がするけれど。
それとどう関係があるのだろうか。
「藍と俺、どこが似ているの?」
「えっと……俺も実は少し前に藍と喧嘩しました。俺だって藍以外との関係がある。けれども藍はそれを排除しようとするから……俺、怒って……。それから藍は少しだけ融通を効くようにしてくれました」
「……でも、それは君たちの関係で……俺は」
「生徒会長。夏向になんて言われました?束縛で強すぎて嫌とか……言われなかったっすか?」
蓮叶くんに言われて、漸く俺はすとんと理解が出来た。蓮叶くんは夏向と同じΩだ。だから経験談として俺に意見が出来る。手遅れになる前に教えてくれていた。
「愛玩動物みたいな関係は嫌だと言われたよ。そんな関係は……夏向の全てを縛るような関係だ。まるで監禁しているみたいな」
夏向に言われた言葉を思い出して、もう一度反省した。
「俺は、そんな関係でもいいと、夏向に言った。Ωは社会的に弱くて……だから番のαが守らなければならない。それが使命だと思っていたし。今でもそう思っている」
ふと、ガラスの中の冷たい水が目に入った。喉が乾いていたので、俺はそれを掴んで飲む。その間に、蓮叶くんは口を開く。
「俺にとって藍は……αは『水』です。身体の七割をしめるほど大事で、無ければ生きていけないけれど……全身までどっぷり浸かると息が出来ない。生徒会長は、夏向を溺れさせたいですか?」
「違う、守ってやりたいんだ」
真っ直ぐに、蓮叶くんは俺を見た。何言か言葉を交わして俺に慣れたのだろう。蓮叶くんは俺に恥ずかしがらなくなった。
いずれ、『俺の考え方のせい』で夏向と拗れることになるだろう。蓮叶くんがしているのは、忠告だ。
今日も、まだ夏向が危険に侵されたとは限らない。なのに、まるでそうであるみたいに俺は落ち着いて無かった。
弱いΩだから守ってあげなくては。目の届く範囲にいて貰えなければ。
そうだ、そのためには……俺の手で、夏向を。
捕まえないと。
そうか、それを束縛というのか。
息も出来なくなるくらいの、拘束。俺が自分の使命を押し付けて……夏向から奪っていたのは『自由』。
一旦深呼吸をする。
「生徒会長、夏向を信頼してください。対等とは、そういう関係です」
「難しいな、それ」
何せ、俺にとって初めての恋だ。後にも先にも俺には夏向しかいない。
経験値が少ないから、俺はこうやって間違ってしまう。良かれと思った『正義』全てが、きっと正しいとは限らない。
『正義』のぶつかり合いで戦争は起きると言うけれど……『正義』を信じている人間程、盲目になってしまうものだから。
それが、俺だってわけだ。
その後は蓮叶くんと近況報告とかしながら、ご飯を完食した。
「ごちそうさまでした」
そう俺が手を合わせた途端、メッセージアプリの着信音が鳴る。
俺は慌ててスマホを見た。海上からの連絡に俺は目を見開き、そして立ち上がった。
夏向の居場所が分かったのだ。
ああ、やっぱり。彼は信用ならない。
「すまない、急用が出来た」
そう言って俺は蓮叶くんに別れを告げる。
行先はどこか。勿論決まっている。夏向を救出しに行くのだ。
俺は、走って食堂から出た。
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