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6.腕を大きく広げて降りてきた真っ赤な踊り子
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「でもさ」
少年の声で、彼は考えを中断させた。
「あんたくらいなもんだよ? わざわざここまで見に来たい、って言ったのはさ」
「そうなのか?」
「結構ね、あのカッフェー・アーイシャ自体は、好きで通う連中も多かったんだ。それに、たぶんあんたも、観光ガイド見てきたんじゃない? ほら、必ず載ってるからさ」
彼は曖昧に首を傾げた。観光ガイドには目は通していた。観光客を装うなら、それは必要なことだ。
「見落としてたかも」
「だったらあんた、かなりの節穴だ」
そうかもね、と彼は笑った。
「でも何で、わざわざ、ここまで来たかったの?」
「約束があったんだ。人と会う」
「へえ。じゃあその約束はずいぶんと前にしたものだったんだね」
「いつなの? イアサム、ここが攻撃されたのって」
「ああ、もう二ヶ月前になるよ」
「二ヶ月」
彼は繰り返す。自分があの男と一緒に居たのは、およそ二週間というところだった。
この地にあんな建物を持っていたイェ・ホウがそのことを知らない訳が無い。自分と再会した時点で、既にカッフェー・アーイシャは無かったはずなのだから。
「だとしたら、やっぱりからかわれたのかなあ」
つとめて彼は、苦笑してみる。
「きっとそうだよ。悪いことする奴も居るんだね」
イアサムは気落ちした様に見えるGに近づくと、手をやや上に伸ばして、肩に触れた。
「そうだね」
くす、と彼は笑う。
その笑顔の裏側では彼は思う。イェ・ホウがからかっているとは考えられない。
彼らの盟主とは違う意味で、あの男もまた、何らかの事態を予測し、行動しているはずだった。
「さて、どうする? お客さん。何も無いことは判ったでしょ?」
「……ああ」
仕方ないな、と彼は口の中でつぶやく。だが時計はまだ、夜時間プラス2である。あの店で食事をしながらずいぶん時間を潰した気ではいたが、それでもあのメモの時間には早い。どうしたものかな、と彼は思った。
と、ふとその時、ガラスの割れる音がした。Gははっとして音のする方へと顔を向ける。
「!」
彼は目を見張った。ふわり、と赤いものが二階の窓から落ちてきたのだ。
「サーカスンの店だ! またあの踊り子!」
イアサムは一歩足を踏み出した。
踊り子?
Gは再び目をこらす。確かにそうだった。赤いもの、はヴェールだった。頭からすっほりとかぶり、おそらくそのまま下ろせば膝のあたりまであるだろう、薄手の長い、真っ赤なヴェール。それを「踊り子」は腕を大きく広げて降りてきたのだ。
しかし「落ちてきた」訳ではない。窓を突き破って、「降りてきた」のだ。
その上、飛び降りた後、そのまま駆けだしている。……ただ者じゃない。
「……イアサム…… あれも日常茶飯事なのかい?」
「いや、そういつも、という訳じゃあないけど」
ふんわりとして裾を絞った下履き、裸足にサンダル。赤に金の模様。派手なことこの上ない。
「逃げ出したのかい?」
「うーん」
イアサムは腕を組んで考え込む格好を取る。
「まあ逃げ出した、と言えばそうだろなあ。時々何の前触れもなく、あの女は、顔も隠さずにああやって飛び出すんだ。それで困って二階の部屋に移しても、あの始末」
はあ、とGはうなづいた。確かに今の踊り子は顔を隠していなかった。いや、一応口元にヴェールは掛かっているのだが、昼間に街で見る女性とは違い、その布は透けて、唇の赤をくっきりと見せている。
「でも、まあいつものことだから、また連れ戻されるさ」
「いつものこと」
ふうん、と彼はうなづく。
「何あんた、興味あるの?」
「いや、そういう訳ではないけど」
感傷的になっている、と彼は自分自身に関して思う。そんなにまでして何度も逃げ出すなら何か理由があるのだろう。その理由を何とかする方が大事な気もする。
しかし、二階の窓から慣れた様に飛び出すというのは。
「あの女はね、お客さん」
「……サンドだよ。サンド・リヨン」
「じゃあサンドさん。あの女はね、マリエアリカって言って、この惑星の生まれじゃあないの」
「あ、だから顔隠さない」
「そーだよ。ここで生まれ育った女が、あんなことできるかって言うの」
確かに。慣習とはそういうものだ、と彼は思う。生まれた時から顔は隠すもの、と育てられている女は、あれだけあからさまに顔を出すことをいとわず駆け出すことはないだろう。
「でも何でわざわざ」
「そりゃあ、ここの女が顔を出さないからさ」
「え」
「だから、そういう仕事の女は、外で調達しないといけないんだよ」
ああなるほど、と彼はうなづいた。この土地のモラルのせいで、女は自分からその様な職につくことが無い、とイアサムは言うのだ。
「でも貧しいとかそういうことでは」
「そしたら砂漠へ女は逃げる」
「砂漠へ?」
「それが、この土地の慣習さ」
吐き捨てる様にイアサムは言った。
「貧しくて、借金のカタに売られそうになる女が、砂漠へ行ったなら、その時には借金は棒引きになる」
「何だそりゃ」
「そして戻ってきてはいけない。砂漠に足を踏み込んだところを見届けられなくてはならない」
「……ってことは」
「まあ、死ぬよね、たいがい」
さらりとイアサムは言う。
「ひどいな」
「さあどうだろうね。顔を見られるよりはまし、と思う女が大半じゃあないの? ここの場合」
Gは黙った。
「それで、その砂漠で生き残るということは、可能なのかな」
「どうだろう。確かめたひとはいないし。でもそれで生き残れたなら、その時には自由になれ、ということかもしれない」
「自由に?」
「そもそもが羞恥心と命の天秤ばかりの掟なんだ。それを飛び越えてしまった者に、周囲があれこれ言う権利はない、ということなんじゃない?」
ふうん、とGはうなづいた。
「でも厳しいだろうね」
「そりゃあそうさ。大の男でも、あの砂漠を足で、水も持たずに越えるなんてことはまずできない。途中にオアシスも無い訳じゃあ無いだろうけど、あてにはできない」
イアサムは首を横に振った。
「ひどいな」
「ひどい? あんたはそう思うの?」
「まあね」
「でもそれは、あんたがよそから来た旅行者のせいだよ。ここにはここなりの、この土地に合った生活習慣が出来ている訳だし、そこには理由があるんだ。その理由を無視して、どうこう言えたもんじゃないと思うね」
全くだ、とGはうなづいた。
「あんたの故郷はどうだったの?」
「確かに、あまり『普通』ではなかったけどね」
「『普通』なんて、帝都の連中が作ったまやかしさ」
さらり、と青年は言った。Gは目を見張った。
「おかしいものだよね。帝都政府の首班は、今政府があるウェネイクの出身なんかじゃないのに、あそこの習慣を『普通』って宣伝したがってる」
「―――君」
「俺、妙なこと口にしてると思う?」
Gは苦笑する。
「ここの人たちは、皆そう思ってるの?」
「皆、かどうかは知らないさ。でも俺がこうやって、街のど真ん中で大声で言ってもいい程度にはね」
なるほど、とGは思う。黙認。もしくは皆そう思ってる、と思ってもいい。
帝都政府の首班である「皇族」もしくは「血族」は、「天使種」と呼ばれた種族である。
かつての長い戦争の中で、最も少ない軍勢でありながら、結局全星域を手にした、「最強の兵士」の種族。理由はただ一つ。彼らは死なない。
彼らは統一当時、最も移民の歴史が長く、温暖で内政も安定しているウェネイクを「帝都」と定め、―――彼らの故郷の惑星を破壊した。その理由は判らない。公的には破壊の事実すら、知らされていないのだ。
統一後に生まれた子供達など、皇族は初めからウェネイクに居た、と教えられたらそのまま信じるだろう。
ともあれその行為がもたらしたものは、「天使種」という種族の未来と、Gの「故郷」の終わりだった。
故郷は既に無い。
「でもま、この惑星の中だから言える、ってことはあるけどね」
「反帝組織とかは?」
「そういうのは、無いよ」
即座にイアサムは答えた。
「無いの?」
「組織的なものはね。皆口々に言うことはあっても、それが何か固まることはないんだ」
「何で?」
「俺がそこまで判ると思う?」
イアサムは肩をすくめた。そしてふらりと、ぽつぽつと灯りのともる街を眺めた。
「ねえ、他の惑星ではどうなの?」
「え」
「反帝組織、って奴が、ちゃんとまとまって、帝都政府に対して、敵対してるんだ、ってことを見せているの?」
「……どうだろう? 俺も別に詳しくはないから」
Gははぐらかす。そうだね、とイアサムはうなづいた。
「ねえサンドさん、それで、ずっとまだここで待っているつもり?」
「え」
「今日の宿は、決まってるの?」
「あ? ああ。一応、君の店からもそう遠くない、『ヘガジュー』の宿を」
「ああそれは近いね。じゃあ、そこまで送るよ」
少年の声で、彼は考えを中断させた。
「あんたくらいなもんだよ? わざわざここまで見に来たい、って言ったのはさ」
「そうなのか?」
「結構ね、あのカッフェー・アーイシャ自体は、好きで通う連中も多かったんだ。それに、たぶんあんたも、観光ガイド見てきたんじゃない? ほら、必ず載ってるからさ」
彼は曖昧に首を傾げた。観光ガイドには目は通していた。観光客を装うなら、それは必要なことだ。
「見落としてたかも」
「だったらあんた、かなりの節穴だ」
そうかもね、と彼は笑った。
「でも何で、わざわざ、ここまで来たかったの?」
「約束があったんだ。人と会う」
「へえ。じゃあその約束はずいぶんと前にしたものだったんだね」
「いつなの? イアサム、ここが攻撃されたのって」
「ああ、もう二ヶ月前になるよ」
「二ヶ月」
彼は繰り返す。自分があの男と一緒に居たのは、およそ二週間というところだった。
この地にあんな建物を持っていたイェ・ホウがそのことを知らない訳が無い。自分と再会した時点で、既にカッフェー・アーイシャは無かったはずなのだから。
「だとしたら、やっぱりからかわれたのかなあ」
つとめて彼は、苦笑してみる。
「きっとそうだよ。悪いことする奴も居るんだね」
イアサムは気落ちした様に見えるGに近づくと、手をやや上に伸ばして、肩に触れた。
「そうだね」
くす、と彼は笑う。
その笑顔の裏側では彼は思う。イェ・ホウがからかっているとは考えられない。
彼らの盟主とは違う意味で、あの男もまた、何らかの事態を予測し、行動しているはずだった。
「さて、どうする? お客さん。何も無いことは判ったでしょ?」
「……ああ」
仕方ないな、と彼は口の中でつぶやく。だが時計はまだ、夜時間プラス2である。あの店で食事をしながらずいぶん時間を潰した気ではいたが、それでもあのメモの時間には早い。どうしたものかな、と彼は思った。
と、ふとその時、ガラスの割れる音がした。Gははっとして音のする方へと顔を向ける。
「!」
彼は目を見張った。ふわり、と赤いものが二階の窓から落ちてきたのだ。
「サーカスンの店だ! またあの踊り子!」
イアサムは一歩足を踏み出した。
踊り子?
Gは再び目をこらす。確かにそうだった。赤いもの、はヴェールだった。頭からすっほりとかぶり、おそらくそのまま下ろせば膝のあたりまであるだろう、薄手の長い、真っ赤なヴェール。それを「踊り子」は腕を大きく広げて降りてきたのだ。
しかし「落ちてきた」訳ではない。窓を突き破って、「降りてきた」のだ。
その上、飛び降りた後、そのまま駆けだしている。……ただ者じゃない。
「……イアサム…… あれも日常茶飯事なのかい?」
「いや、そういつも、という訳じゃあないけど」
ふんわりとして裾を絞った下履き、裸足にサンダル。赤に金の模様。派手なことこの上ない。
「逃げ出したのかい?」
「うーん」
イアサムは腕を組んで考え込む格好を取る。
「まあ逃げ出した、と言えばそうだろなあ。時々何の前触れもなく、あの女は、顔も隠さずにああやって飛び出すんだ。それで困って二階の部屋に移しても、あの始末」
はあ、とGはうなづいた。確かに今の踊り子は顔を隠していなかった。いや、一応口元にヴェールは掛かっているのだが、昼間に街で見る女性とは違い、その布は透けて、唇の赤をくっきりと見せている。
「でも、まあいつものことだから、また連れ戻されるさ」
「いつものこと」
ふうん、と彼はうなづく。
「何あんた、興味あるの?」
「いや、そういう訳ではないけど」
感傷的になっている、と彼は自分自身に関して思う。そんなにまでして何度も逃げ出すなら何か理由があるのだろう。その理由を何とかする方が大事な気もする。
しかし、二階の窓から慣れた様に飛び出すというのは。
「あの女はね、お客さん」
「……サンドだよ。サンド・リヨン」
「じゃあサンドさん。あの女はね、マリエアリカって言って、この惑星の生まれじゃあないの」
「あ、だから顔隠さない」
「そーだよ。ここで生まれ育った女が、あんなことできるかって言うの」
確かに。慣習とはそういうものだ、と彼は思う。生まれた時から顔は隠すもの、と育てられている女は、あれだけあからさまに顔を出すことをいとわず駆け出すことはないだろう。
「でも何でわざわざ」
「そりゃあ、ここの女が顔を出さないからさ」
「え」
「だから、そういう仕事の女は、外で調達しないといけないんだよ」
ああなるほど、と彼はうなづいた。この土地のモラルのせいで、女は自分からその様な職につくことが無い、とイアサムは言うのだ。
「でも貧しいとかそういうことでは」
「そしたら砂漠へ女は逃げる」
「砂漠へ?」
「それが、この土地の慣習さ」
吐き捨てる様にイアサムは言った。
「貧しくて、借金のカタに売られそうになる女が、砂漠へ行ったなら、その時には借金は棒引きになる」
「何だそりゃ」
「そして戻ってきてはいけない。砂漠に足を踏み込んだところを見届けられなくてはならない」
「……ってことは」
「まあ、死ぬよね、たいがい」
さらりとイアサムは言う。
「ひどいな」
「さあどうだろうね。顔を見られるよりはまし、と思う女が大半じゃあないの? ここの場合」
Gは黙った。
「それで、その砂漠で生き残るということは、可能なのかな」
「どうだろう。確かめたひとはいないし。でもそれで生き残れたなら、その時には自由になれ、ということかもしれない」
「自由に?」
「そもそもが羞恥心と命の天秤ばかりの掟なんだ。それを飛び越えてしまった者に、周囲があれこれ言う権利はない、ということなんじゃない?」
ふうん、とGはうなづいた。
「でも厳しいだろうね」
「そりゃあそうさ。大の男でも、あの砂漠を足で、水も持たずに越えるなんてことはまずできない。途中にオアシスも無い訳じゃあ無いだろうけど、あてにはできない」
イアサムは首を横に振った。
「ひどいな」
「ひどい? あんたはそう思うの?」
「まあね」
「でもそれは、あんたがよそから来た旅行者のせいだよ。ここにはここなりの、この土地に合った生活習慣が出来ている訳だし、そこには理由があるんだ。その理由を無視して、どうこう言えたもんじゃないと思うね」
全くだ、とGはうなづいた。
「あんたの故郷はどうだったの?」
「確かに、あまり『普通』ではなかったけどね」
「『普通』なんて、帝都の連中が作ったまやかしさ」
さらり、と青年は言った。Gは目を見張った。
「おかしいものだよね。帝都政府の首班は、今政府があるウェネイクの出身なんかじゃないのに、あそこの習慣を『普通』って宣伝したがってる」
「―――君」
「俺、妙なこと口にしてると思う?」
Gは苦笑する。
「ここの人たちは、皆そう思ってるの?」
「皆、かどうかは知らないさ。でも俺がこうやって、街のど真ん中で大声で言ってもいい程度にはね」
なるほど、とGは思う。黙認。もしくは皆そう思ってる、と思ってもいい。
帝都政府の首班である「皇族」もしくは「血族」は、「天使種」と呼ばれた種族である。
かつての長い戦争の中で、最も少ない軍勢でありながら、結局全星域を手にした、「最強の兵士」の種族。理由はただ一つ。彼らは死なない。
彼らは統一当時、最も移民の歴史が長く、温暖で内政も安定しているウェネイクを「帝都」と定め、―――彼らの故郷の惑星を破壊した。その理由は判らない。公的には破壊の事実すら、知らされていないのだ。
統一後に生まれた子供達など、皇族は初めからウェネイクに居た、と教えられたらそのまま信じるだろう。
ともあれその行為がもたらしたものは、「天使種」という種族の未来と、Gの「故郷」の終わりだった。
故郷は既に無い。
「でもま、この惑星の中だから言える、ってことはあるけどね」
「反帝組織とかは?」
「そういうのは、無いよ」
即座にイアサムは答えた。
「無いの?」
「組織的なものはね。皆口々に言うことはあっても、それが何か固まることはないんだ」
「何で?」
「俺がそこまで判ると思う?」
イアサムは肩をすくめた。そしてふらりと、ぽつぽつと灯りのともる街を眺めた。
「ねえ、他の惑星ではどうなの?」
「え」
「反帝組織、って奴が、ちゃんとまとまって、帝都政府に対して、敵対してるんだ、ってことを見せているの?」
「……どうだろう? 俺も別に詳しくはないから」
Gははぐらかす。そうだね、とイアサムはうなづいた。
「ねえサンドさん、それで、ずっとまだここで待っているつもり?」
「え」
「今日の宿は、決まってるの?」
「あ? ああ。一応、君の店からもそう遠くない、『ヘガジュー』の宿を」
「ああそれは近いね。じゃあ、そこまで送るよ」
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