22 / 78
21.イアサムはそんな盲目的心酔を嫌う
しおりを挟む
「で、その女とどうして帝立大で会った訳?」
「私は学生で…… 彼女も学生でした。別に彼女が地下活動に誘ったという訳ではないんですが……」
「地下活動かい!」
吐き捨てる様にイアサムは言う。
「そういうことをあまりはっきり口に出すものじゃないよ……」
「でも地下活動としか言い様がないですし」
「はいはいそれで?」
「私はそこではごくごくありふれた学生でしたから……毎日何となく勉学にはげみ、皆と遊び…… まあごくごくありふれた生活をしていたのですが」
「つまらなくなった訳?」
「いえ…… つまらないなどと……」
「端から見りゃねー、あんた達ってのはすごい恵まれた環境なんだぜ? 帝立大なんて、入りたくても入れない奴はごまんと居るんだ。なのに何よ」
「それは…… でもそれは、そこに居る者にしか判らないものもあります!」
「まあそれはいいさ。あんたにはあんたの言い分もあるだろ。でもせっかくそーんないいとこで勉強してた連中が、しかもあんた帝都の人間じゃないんだろ? だったらあったまいいはずじゃない。どーしてそんな活動に行ってしまう訳」
「……だから!」
マリエアリカは顔を上げた。
「そーんなに、その女が、好きだったんだ」
上げた顔が、一瞬にして赤らむ。
「……いけませんか?」
「いけなくはないさあ。自分の居場所が分からないとか何とか言ってる連中に比べりゃ、よっぽど真っ当な答えだよ。でもさその女、そんなにあんたが惚れ込むほど、いい奴な訳?」
「あなたは彼女に会ったことないから、そういうんです」
彼女はきっぱりと答えた。
「最初から彼女は、圧倒的でした…… 別にどうしろこうしろって言われた訳じゃあないです。だけど、どれだけ彼女が急ぎ足になっても、どうしても付いていきたい、って気持ち、あるじゃないですか」
「だからそれはそれでいいって言うの」
ややうんざりした様にイアサムは言い返す。
「だから、その女は何をどうしていたの」
「だから、……地下活動です」
「何の。反帝組織か何かだって言うの? 有名どころ?」
「……というのかもしれません。でも私、それがどんなところかなんか知らないんですから」
「……ふざけんしゃないよ」
「ふざけてません! 何処だって、何だってよかったんです!」
ふう、ともう一度Gはため息をつき、代わって、とイアサムの肩に手を置いた。
「……君がとてもとてもとてもその人が好きだっていうのはよーく、判った。で、どうしてその人は君をこの惑星まで連れてきた訳?」
「……あ」
話が停滞していたことを思い出したのか、彼女の頬が再び赤くなる。ああどうしましょう、と焦ると育ちがそこに出るらしい。
しかしそんな育ちが判る様な女が、ここであんな仕事について平気だ、というのがGには不思議だった。
確かに誰かに心酔している人間は、その相手のためなら何をしても、という部分はあるだろう。しかし元々の育ちというのはなかなか隠せないものだ。
「彼女は…… ここでするべきことがあるからと」
「するべきこと?」
「何だよそれ」
ぐい、とイアサムは身を乗り出す。
「……この惑星の、女性を助けるという仕事です」
「なるほど、それにあんたは感銘してしまったって訳だ」
「……大切な、仕事です!」
「ふうん。それであんたは何だよ。女じゃない訳? どーしてそうゆうお仕事するっていうのに、あんたという女が、そんな傷こしらえなくちゃいけないんだよ?」
マリエアリカはうっと口ごもった。
「それは……」
「言えないだろ」
「……だけど、この惑星の、女性を売ることに関してのやり方は、間違ってます!」
「それはあんたの育った環境では間違ってる、っていうだろ。そりゃあそうだろうな。アニミム星系も、帝都も気候はばっちり快適だもんな。でもここは違うんだぜ。大して量の無い住める地域以外は砂砂砂なんだぜ? そういうとこで決まった約束事を、あんたらの常識とやらで解決しようとするんじゃないよ!」
「……」
「君は『逃がし屋』の集団の一人なんだね?」
イアサムの攻撃が一段落したところでGは口をはさむ。すっかり萎縮してしまったマリエアリカは、小さな声で、ええと答えた。
「『逃がし屋』は、砂漠の途中で、女を助けて、アウヴァールへ連れて行くんだろ?」
「ええ。砂漠の、ワッシャード側からは見えなくなった辺りで、女性を助けて、そのまま待機していた車に乗せて運ぶのです」
「それじゃあ、そのアウヴァールで、彼女達はどうしているのかい?」
「……一応、請負料はいただきますから……」
「それを持って、生活していると思う?」
「思いたい…… です」
だんだん彼女の声は頼りなげになってくる。
「……ええだって、私も会いました。向こうで、ちゃんと家庭を持ってるひとも見ました。だから、それは間違っていないと思いました」
「そんなのね、幾らでも作れるだろ」
「作る?」
「最初から、あんたの様な単純な正義感という奴にまみれたお嬢さんを引っかけるためにはさ、最初の売られる段階からお芝居してることだってあるだろ?」
「……そんな」
「俺もそう思う。ねえ君、こっちで売られそうになった子なら、向こうでも売られてる、って考えてみなかった?」
彼女はぶるぶると首を振った。
「だって…… そんな…… 彼女がそんなこと……」
「そこまで信じられる? そんな人なら、俺は一度お目に掛かってみたいよ」
「……あ…… あなたは彼女を見たことないから言えるんです!」
「そうだよ俺は見たことないよ」
イアサムは吐き捨てる様に言う。
「でもあんたを見てると、お目にかかっても、お知り合いにはなりたくないね。俺だったら、もっとましな奴を選ぶよ」
「……そんな人、居るですか! 居るもんですか!」
「自分で思いつかないからってヒステリックに叫ぶなよ、うるさいよ。あいにく、俺にだって、そうゆう人はいるんだからね」
え、とGはイアサムを見た。あまりにもさらりとその言葉は口から滑り出したが。
「……だったら気持ち、少しは判ってくれてもいいじゃないですか!」
「あいにくね、俺のそういうひとは、そういう盲目的な態度ってのはすごーく嫌うの」
だから少し黙ってなさいね、とイアサムは言うと、その時頭にきたらしい彼女が伸ばした身体に当て身を食らわせた。
「……イアサム……」
「ねえサンドさん、とりあえずこの女、さっき言った通り、あの都市警察のひと達のとこに届けて来ようよ」
「……それは俺も賛成だけど、君……」
そしてその華奢に見える身体に関わらず、彼は気を失ったマリエアリカの身体をひょい、と持ち上げた。
「俺さあ、こーんな風に盲目的に誰かを信じるのって、だいっきらいなの」
「それは俺も嫌だけど」
「だからさサンドさん、この女に、そーんなに思わせる誰かさん、って一度見たくない?」
「それは」
彼もそれには、なかなか興味があった。
「私は学生で…… 彼女も学生でした。別に彼女が地下活動に誘ったという訳ではないんですが……」
「地下活動かい!」
吐き捨てる様にイアサムは言う。
「そういうことをあまりはっきり口に出すものじゃないよ……」
「でも地下活動としか言い様がないですし」
「はいはいそれで?」
「私はそこではごくごくありふれた学生でしたから……毎日何となく勉学にはげみ、皆と遊び…… まあごくごくありふれた生活をしていたのですが」
「つまらなくなった訳?」
「いえ…… つまらないなどと……」
「端から見りゃねー、あんた達ってのはすごい恵まれた環境なんだぜ? 帝立大なんて、入りたくても入れない奴はごまんと居るんだ。なのに何よ」
「それは…… でもそれは、そこに居る者にしか判らないものもあります!」
「まあそれはいいさ。あんたにはあんたの言い分もあるだろ。でもせっかくそーんないいとこで勉強してた連中が、しかもあんた帝都の人間じゃないんだろ? だったらあったまいいはずじゃない。どーしてそんな活動に行ってしまう訳」
「……だから!」
マリエアリカは顔を上げた。
「そーんなに、その女が、好きだったんだ」
上げた顔が、一瞬にして赤らむ。
「……いけませんか?」
「いけなくはないさあ。自分の居場所が分からないとか何とか言ってる連中に比べりゃ、よっぽど真っ当な答えだよ。でもさその女、そんなにあんたが惚れ込むほど、いい奴な訳?」
「あなたは彼女に会ったことないから、そういうんです」
彼女はきっぱりと答えた。
「最初から彼女は、圧倒的でした…… 別にどうしろこうしろって言われた訳じゃあないです。だけど、どれだけ彼女が急ぎ足になっても、どうしても付いていきたい、って気持ち、あるじゃないですか」
「だからそれはそれでいいって言うの」
ややうんざりした様にイアサムは言い返す。
「だから、その女は何をどうしていたの」
「だから、……地下活動です」
「何の。反帝組織か何かだって言うの? 有名どころ?」
「……というのかもしれません。でも私、それがどんなところかなんか知らないんですから」
「……ふざけんしゃないよ」
「ふざけてません! 何処だって、何だってよかったんです!」
ふう、ともう一度Gはため息をつき、代わって、とイアサムの肩に手を置いた。
「……君がとてもとてもとてもその人が好きだっていうのはよーく、判った。で、どうしてその人は君をこの惑星まで連れてきた訳?」
「……あ」
話が停滞していたことを思い出したのか、彼女の頬が再び赤くなる。ああどうしましょう、と焦ると育ちがそこに出るらしい。
しかしそんな育ちが判る様な女が、ここであんな仕事について平気だ、というのがGには不思議だった。
確かに誰かに心酔している人間は、その相手のためなら何をしても、という部分はあるだろう。しかし元々の育ちというのはなかなか隠せないものだ。
「彼女は…… ここでするべきことがあるからと」
「するべきこと?」
「何だよそれ」
ぐい、とイアサムは身を乗り出す。
「……この惑星の、女性を助けるという仕事です」
「なるほど、それにあんたは感銘してしまったって訳だ」
「……大切な、仕事です!」
「ふうん。それであんたは何だよ。女じゃない訳? どーしてそうゆうお仕事するっていうのに、あんたという女が、そんな傷こしらえなくちゃいけないんだよ?」
マリエアリカはうっと口ごもった。
「それは……」
「言えないだろ」
「……だけど、この惑星の、女性を売ることに関してのやり方は、間違ってます!」
「それはあんたの育った環境では間違ってる、っていうだろ。そりゃあそうだろうな。アニミム星系も、帝都も気候はばっちり快適だもんな。でもここは違うんだぜ。大して量の無い住める地域以外は砂砂砂なんだぜ? そういうとこで決まった約束事を、あんたらの常識とやらで解決しようとするんじゃないよ!」
「……」
「君は『逃がし屋』の集団の一人なんだね?」
イアサムの攻撃が一段落したところでGは口をはさむ。すっかり萎縮してしまったマリエアリカは、小さな声で、ええと答えた。
「『逃がし屋』は、砂漠の途中で、女を助けて、アウヴァールへ連れて行くんだろ?」
「ええ。砂漠の、ワッシャード側からは見えなくなった辺りで、女性を助けて、そのまま待機していた車に乗せて運ぶのです」
「それじゃあ、そのアウヴァールで、彼女達はどうしているのかい?」
「……一応、請負料はいただきますから……」
「それを持って、生活していると思う?」
「思いたい…… です」
だんだん彼女の声は頼りなげになってくる。
「……ええだって、私も会いました。向こうで、ちゃんと家庭を持ってるひとも見ました。だから、それは間違っていないと思いました」
「そんなのね、幾らでも作れるだろ」
「作る?」
「最初から、あんたの様な単純な正義感という奴にまみれたお嬢さんを引っかけるためにはさ、最初の売られる段階からお芝居してることだってあるだろ?」
「……そんな」
「俺もそう思う。ねえ君、こっちで売られそうになった子なら、向こうでも売られてる、って考えてみなかった?」
彼女はぶるぶると首を振った。
「だって…… そんな…… 彼女がそんなこと……」
「そこまで信じられる? そんな人なら、俺は一度お目に掛かってみたいよ」
「……あ…… あなたは彼女を見たことないから言えるんです!」
「そうだよ俺は見たことないよ」
イアサムは吐き捨てる様に言う。
「でもあんたを見てると、お目にかかっても、お知り合いにはなりたくないね。俺だったら、もっとましな奴を選ぶよ」
「……そんな人、居るですか! 居るもんですか!」
「自分で思いつかないからってヒステリックに叫ぶなよ、うるさいよ。あいにく、俺にだって、そうゆう人はいるんだからね」
え、とGはイアサムを見た。あまりにもさらりとその言葉は口から滑り出したが。
「……だったら気持ち、少しは判ってくれてもいいじゃないですか!」
「あいにくね、俺のそういうひとは、そういう盲目的な態度ってのはすごーく嫌うの」
だから少し黙ってなさいね、とイアサムは言うと、その時頭にきたらしい彼女が伸ばした身体に当て身を食らわせた。
「……イアサム……」
「ねえサンドさん、とりあえずこの女、さっき言った通り、あの都市警察のひと達のとこに届けて来ようよ」
「……それは俺も賛成だけど、君……」
そしてその華奢に見える身体に関わらず、彼は気を失ったマリエアリカの身体をひょい、と持ち上げた。
「俺さあ、こーんな風に盲目的に誰かを信じるのって、だいっきらいなの」
「それは俺も嫌だけど」
「だからさサンドさん、この女に、そーんなに思わせる誰かさん、って一度見たくない?」
「それは」
彼もそれには、なかなか興味があった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私たちの離婚幸福論
桔梗
ファンタジー
ヴェルディア帝国の皇后として、順風満帆な人生を歩んでいたルシェル。
しかし、彼女の平穏な日々は、ノアの突然の記憶喪失によって崩れ去る。
彼はルシェルとの記憶だけを失い、代わりに”愛する女性”としてイザベルを迎え入れたのだった。
信じていた愛が消え、冷たく突き放されるルシェル。
だがそこに、隣国アンダルシア王国の皇太子ゼノンが現れ、驚くべき提案を持ちかける。
それは救済か、あるいは——
真実を覆う闇の中、ルシェルの新たな運命が幕を開ける。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる