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37.長沼・マオイオートランド→苫小牧フェリーターミナル

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 7/25です。
 そんで北海道最後の日です……



 朝6時くらいで21℃くらい。
 で、まだこの時間は雨降ってました……
 ですが! この日は苫小牧まで行く気でした。
 いやー、かなりこの二日間は距離走ってました。
 ワタシはこの時点で距離計測するものとか持っていなかったので、その時見ていたナビの記憶しかないけど、この二日間は60㎞くらい走ってました。
 一日30~50㎞! と決めていた最初の頃からしたら「ありえねー」なんですが、正直この時点で暑くなる気配が見えていて、なおかつ景色に見慣れた植物が出てきて「北海道的な」新鮮味を感じなくなっていたこと。
 あとはフェリーが一日置きだ、ということがありました。
 七月の名古屋行きは奇数日だったんですね。この日に着かないと翌々日になる。……自分で設定したお財布の額をそろそろオーバーするかも、というのもありましたー(笑)。
 ところでスーパーに「札幌パリ」(セコマのパンを作ってるとこ)のパンがあったんで買ったんですが、「塩チーズパン」は攻めてるなー、と。「ロレーヌ岩塩使用」って!

 *

 で、うだうだしてたんですが、何とか9時くらいに出ました。荷物だけはビニル袋に入れて括って。
 で、前日も書いてたんですが、この日の道は結構ぎりぎりまで悩みました。
 ナビはともかく234号線ルートを指すんですよ。この時ワタシはナビを「徒歩」設定にしておいたんですが、それにしては遠回りだなあ、と思いつつ。
 で、一見近そうな334号線ルートとどっちがいいのか、前日に管理人さん達に聞いたり北海道出身の友人にメールで相談したりしていたのですが。
 あ、そういう相談にも乗ってくれた管理人さん達もいい感じでさすが老舗オートキャンプサイトだ、と思いましたねー。北海道のキャンプサイト料金としてはお高めだけど、それだけのことはあるなあ、と。



 けど結局はあっさり234号線ルートに。
 10時半くらいにはのどかなルートを走ってました。
 というのも、334号線はもう入る時点で高架(というかインターされる側の道)なんですよ……
 前日はあまりにも道が細かすぎたせいか、ナビも334号線を選んでたんですが、……怖い怖い怖い!
 高くて段差のある歩道も無いとこなんてもう!
 いくら二車線と余裕があっても、歩道分の幅もあっても、高架はやだ。こういう道はともかく運送系の車がびゅんびゅん飛ばすし! 端に寄ると下が見えすぎて怖いし。必ずしも高い柵があるとは限らないし。
 後に名古屋→豊橋で「……全然飛ばしてないじゃん」という感想になってしまったくらいですよ。北海道の飛ばす車の飛ばし方は。
 それとこの分岐点でちょうどどちらもアスファルトの再塗装工事をしてまして、例のごとく片道通行で。
 今回は工事内容が工事内容だったせいか、作業しているスペース内に入れてくれたのでお互いのために良い方向に。
 そしてこの日はどっちかというと最初に見た農場風景が多かったです。
 が、ワタシ自身が割と飛ばしていたので、写真は(略)。
 それでも牧草ロールを間近に見られた時には感動して撮りましたよ……
 本当に、何かいつも遠くにある存在か、トラックに積まれて行ってしまう存在だったんですよ…… 良い香りのする……
 写真撮っても「白樺っ」だの「満開っ」だのしかコメントがつけられないw
 気が急いていると余裕が(略)。



 そして「あと十キロ」地点でまだ14時とかだったので、この時点で太平洋フェリーに電話して予約入れました(笑)。道端!
 予約入れてしまえば、受付~乗船の時間を考え、少し時間に余裕ができました。
 いやあ、あの台湾のひと達と話したり、民宿予約した時同様、すぐ出せるとこにメモとペン入れておいてよかったです。予約番号をさっと書けたし。
 ちなみに前日に調べておいて、この日のB寝台が空いていることは知ってたんですよね。……ちょうどこの日からちょっと高くなる期間に突入という! だからこそ予約もされていなかったんだと思うけど。 



 そしてさよならセコマとばかりに買いだしもしていきましたよ……
 いやもう、後でレシート見てブログの方で写真撮ってまとめたら自分の行動が思い出されるというくらい、「見かけたら入って」ましたし。
 しかもこの日はラッキーなことにヤングジャンプを見かけることができて、銀英伝の続きも読めましたよ……
 で、「でっかいかぼちゃロール」をよほど気に入っていたのか、この日は二ヶ所でも買わずにいられなかったというのは。いやまあ品ぞろえの関係もあるますけどね。扱ってるとことそうでないとこありましたし。



 そして「あと一キロ」の標識が見えてきまして感慨深く!
 この時点で15時半くらい。



 ターミナルの玄関に到着。ただし二階w
 一応ゴール! 北海道の内部では!
 ここから入って一階で手続きした後に移動しました。
 いやあ本当に一ヶ月ぐるぐるしたんだなあ、と今更の様に思いましたよ。
 ターミナル近くの草も多少様相が変わっていて、季節も確実に動いていたし。
 そんで最初の逆の荷札を貰いまして。こっちではちゃんと「自転車」と書いてくれてました(笑)。名古屋でつけてくれたものはバイク扱いでしたよ(笑)。
 これが16時近く。



 乗船待機場所に移動完了したら、大洗行きのバイクが沢山居ました。
 そんで名古屋行きは行きよりは少なく。自転車もワタシとあと二台だけだったかな。
 ちなみにこの旅でサンバイザーが凄いことになってました。いや今も使ってるんですが(笑)。洗った+日焼けで元の黒が跡形も無い!
 そして後輪のタイヤの溝が限界近かったです。表面のつるつるさ! 元はこの時点の前輪くらいあったはずなんですが! でも後ろに重い荷物載せていたし、ワタシの体重もあってやっぱり相当ハードだったんだと思います。
 それでも恐ろしい程の強運で、一度もパンクしなかったんですよ!
 いくら「パンクしにくいタイヤ」だったとしても、この運の良さは、「結局合羽をずっと着続けたのが一日だけだった」と「何だかんだで休むことなく毎日走り続けることができた」と同様に、恐ろしいまでのものでした。
 一応三本パンク修理剤を持っていったんですが、……使ったのは年越えた最近ですよ……
 で、ぼけぼけと待っていると色んな車が。牛の運搬車が居たので「ドナドナ~」と思いながら写真を撮っておきました。



 そして乗り込む時にちょっとタイミング外して指が内出血(笑)。



 そんでこの旅でお疲れになったもの。

・後ろカバンに縫いつけていた金属網。
 底の安定のために入れてたんだけど、まあやっぱり金属だし、重みで曲がる曲がる。
・キャンピングガイド。
 基本的に貴重品とかと一緒にミニクーラーバッグの中に入れて常に持ち歩いてました。コンビニ休憩する時とか温泉とか夜の暇つぶしにもよかったし、行き先変更する時にも無論役立ったという。


 
 ということで、28泊29日!
 北海道ぐるぐるはこれにて完了! あとは帰り道です。
 だがそれでも、最初に長旅するのが北海道!
 そんでママチャリ!
 しかも普段着!
 それでも何とかこれだけ回れましたよー、という記録でした!
 マピオンで大雑把すぎるほど大雑把に測って1200キロだから、実際はこちゃこちゃしたとこちゃんと測ったらもっといってるんだと思う。
 まあでも大体、でいいんですよ。最初だし。次はサイコンつけます。距離さえ判ればいいやつ。



 しかしこの帰りの船旅と台風がぶつかるんですよ(笑)。
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