和田慎二マンガについて~パパと恵子から亜里沙や神恭一郎やサキとかアマリリスとか

江戸川ばた散歩

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1.別冊マーガレット時代①

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 いやもう、この方が亡くなった時にはびっくりでしたよ……
 ホント、長い間強烈ではないにせよ、居るのが当然、というファンでしたから。
 ということで、読んだことある作品に関してだけー。
 いや、それ以外も色々あるんだけど読まない作品もあるんでね。

 ワタシは今年55歳になるんですが、十歳上の従姉が居るんですね。
 で、彼女が大学に進学するから、とこっちが小学三年だか四年の時に一気に持っていた別冊マーガレットをくれたんですよ。
 それでもう繰り返し繰り返し読んだこと!
 いや当時は雑誌も捨てませんでしたねえ!
 それが果たして血筋なのか時代なのかは判りませんが。

 おかげで美内すずえと和田慎二が巻頭を飾りまくっていた時代をこれでもかとばかりに読むことができましたよ。
 「銀色の髪の亜里沙」「大逃亡」といった、「レミゼ」「モンテ・クリスト伯」ベースの話。
 小説家のパパと娘の話。
 作者を模した「岩田慎二」氏とその下宿先で「兄貴サマ」と彼を呼んでいる理系少女の話。
 「愛と死の砂時計」に始まる長髪グラサンイケメン探偵神恭一郎のシリーズ。
 それに何と言っても「超少女明日香」の初期三作ですな。
 
・翻案もの

 「亜里沙」は洞窟に落とされた少女がそこに居た考古学者夫妻に出会って学問とか教わり、洞窟にあった莫大な翡翠鉱床を手に入れ、夫妻の死後脱出、翡翠を元手に富豪になり、自分を陥れた「友人」達に復讐していく話。
 この洞窟生活で運動能力が凄くなったことで、アクション要素も満載。
 ただこの時「白髪を通り越して銀髪」になってしまったのが。

 「大逃亡」は親戚宅で召し使いの様に使われていた富豪の孫万里亜が親戚の計略で過剰防衛(従兄にレイプされそうになった時にハサミで腹を刺す)で少年院入り。
 そこで肩に黒バラの刺青を入れられ(剣山だよ!)、悪に目覚め強くなり、皆と共に脱走。その時にのちのちキャラとして出てくる沼重三(このネーミングもどうかとは思うけど)保護司から逃げつつ、教会で新しい生活を送るが~という。
 これは沼さんがジャベールに当たるわな。

 亜里沙は復讐を終えた後は富豪の考古学者になって他作品スピンオフに出たりしたけど、万里亜は亡くなって沼さんの人生を変えてしまったんだよなー。
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