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第一章。
味方のいない空間は、痛みで埋め尽くされている。
しおりを挟む「まだだ、まだ、…あんたに聞きたいことがある」
セスを睨むように告げた。
そもそもそれこそが、僕がここを訪れた理由だ。
「はて…、神子様、時間を引き伸ばしたところで事態は変わりませんよ?」
「僕がここに…っ!」
背後の気配がゆっくりとベッドを軋ませて、僕のうなじに生温かい息を吹きかけた。
僕を見つめていたセスの視線は、僕を素通りし背後へ向けられる。
「魔術師様は…ずいぶんとせっかちなようでございますね」
「どれほど待ったと…、おい神子よ、俺にかまわず話せばいい」
そう言うなり、一際若い声の主である魔術師とやらは、背後からそっと腰を撫ではじめた。
ぞわぞわとした感触に身体はビクッと揺れる。
「っ…!触んな…」
「ふぅ…神子様…」
悪代官がやれやれと言わんばかりに肩を竦めた。
「貴方様の言葉遣いは神子様として如何なものかと…」
「は…?おい悪代官…、状況を考えろよ…こんな状況で…」
「状況を理解するべきは、お前だろ?神子よ」
腰を撫でていた両手は太ももや足の付け根から脇腹と、指先や手の甲で滑るように撫で回す。
くすぐったさと嫌悪感に身を捩ってみても、身体に装着された趣味の悪い装飾品がチャリチャリと音を立てるだけだ。
「ふざけんな、触んなっ!」
「教育のしがいが、ございますね、神子様」
そう言うなり、両乳首とマイサンを繋ぐ細いチェーンにセスの指がかかり、無遠慮にくいっと引っ張った。
感じたのは、経験したことのない痛みだった。
「ひッッ!!」
引いていた腰が反射的に浮いてしまい、控えめなマイサンである初々しいペニスと桃色のこぶりな乳首は、セスに向かい突き出した。
それでも尚、チェーンを引く指は弱まらない。
「痛っ…い!!」
「協力的であれば、痛い思いもせずに済んだだろうに。馬鹿な神子だ」
背後からは腰を両手で掴まれ、引かれるチェーンと真逆に力が加えられた。
「っっうぁ…、もげ、るっ!」
「はっ、もげやしねーよ」
乳首は見たことがないくらいに引攣れ、キリキリと千切れてしまいそうなほどに痛い。
魔術師とやらは鼻で笑う。
お前が変わってみやがれと、僕は心底思った。
ベッドがぎしりと、重みに耐えかねた歪む音をたてた。
ここへきての悪代官だ。
引攣れて形を変えてしまった、桃色から痛々しい赤に染まる乳首の先端を、でっぷりとした指で弾かれた。
「あ"ぁっっ!!!」
強烈な刺激に、高い悲鳴があがり、目元は涙で滲んだ。
「ほほほっ、可愛らしい反応でございますね、神子様」
頬を紅潮させながら、さも楽しげに悪代官は笑う。
僕は何のために、この世界にきたんだ。
こんな苦痛と恥辱を受けるためなのか…、やはり、あの世界を欺いた罰なのだろうか。
この世界へ呼び寄せたであろう神様を、僕はそっと恨んだ。
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