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なかよくしよう⑦
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彼女が生存志願者であることがどれだけ僕にダメージを与えたかは計り知れない。僕は自殺をすると決めてから意識的に人を避けていた。そんななか現れた僕と同じ自殺志願者と ...だと思っていた彼女。もし片方が死んでもどうせどちらも死ぬのだから気兼ねなく話すことができると思っていたのに。いや、結局死がまじがと言うことは同じなのだ気兼ねなく話すことは出来るのかもしれない。だけどただただ悲しかった。自分と同じだと思っていた彼女は自分と死の距離は同じであるはずなのに全く違うものを見ている生存志願者だったなんて。人との関わりを避け退屈以外の一切の感情を受けてこなかった僕にとってこれ程心にダメージが響くことは最近なかった。これが多分倒れた理由なんだろう。理由がわかっても僕の涙は止まることはなかった。
* * *
「失礼します」
綺麗な声だった。今日初めて聞いたばかりの声なのにとても懐かしさを感じた。
「雪下くんいますか?」
「ああ、あっちのベットに寝てるよ」
足音が徐々に近づいてきた。正直来なくて欲しかった。もう彼女は以前僕の思い描いていた彼女とは違う。
「雪下くん大丈夫?」
彼女は覗き込んで聞いてきた。僕は彼女を嫌々ながらみた。そこには今まで見たことのない女性が立っていた...なんてことはなかった。正真正銘、春野明菜だった。なぜかその事がとてもとても嬉しく感じられた。
頬を水分が流れるのが分かった。
おい、やめろなんで泣いてんだよ。おい、止まれよこの涙。
「え、どうしたの大丈夫?ねえ」
もう十分だろう、いいかげん自分に正直になろう、多分僕は彼女に僕がどんな人間かって気づいてもらえて嬉しかったのだろう。それは話が出来るとかそういう事じゃない。ただただ自分という存在が認められたような気がしたから嬉しかったのだ。みんなにバレないように自殺の準備を進めていた、だから誰にも気づかれなくて当然だ。だか、本当は気づいて欲しかった、止めてとお願いするわけではないがただただきづいてほしかった。彼女は初対面ながらも僕が死にそうなことに気づいてくれた。彼女ははじめての理解者なのだ。そしてその嬉しさは違うのではないかと不安になった。なぜならそれは僕の誤認式が生み出した偶像だった。僕は彼女の正しい姿に気づいてしまった。偶像崇拝していた僕は真の彼女の姿を見るのが怖かった。自分に与えられたつかの間の喜びを全て奪ってしまうかもしれないと思ったからだ。だが、彼女は僕の目が彼女を正確に見れるようになってからも変わらなかった。ほんとうにほんとうにうれしかった。
「ねえ、なんだ泣いてるの?そんなに病状がひどいの?」
彼女が優しく問いかけてくる。
「大丈夫だよなんか色々と元気になった」
「あ、そう。ならいいんだけど。ひどいんならきちんと休んだ方がいいよ」
「いや、本当に大丈夫。むしろなんかほんとに嬉しい気分なんだ」
「意味がわからないわ」
「意味もなく嬉しいからしょうがないじゃないか」
僕は笑いながら言った。
ああ、とてもいいことを思いついた僕は彼女が死ぬまで彼女のしたい事の手伝いを精一杯しよう、そして...
彼女が死んだら僕も死のう
* * *
「失礼します」
綺麗な声だった。今日初めて聞いたばかりの声なのにとても懐かしさを感じた。
「雪下くんいますか?」
「ああ、あっちのベットに寝てるよ」
足音が徐々に近づいてきた。正直来なくて欲しかった。もう彼女は以前僕の思い描いていた彼女とは違う。
「雪下くん大丈夫?」
彼女は覗き込んで聞いてきた。僕は彼女を嫌々ながらみた。そこには今まで見たことのない女性が立っていた...なんてことはなかった。正真正銘、春野明菜だった。なぜかその事がとてもとても嬉しく感じられた。
頬を水分が流れるのが分かった。
おい、やめろなんで泣いてんだよ。おい、止まれよこの涙。
「え、どうしたの大丈夫?ねえ」
もう十分だろう、いいかげん自分に正直になろう、多分僕は彼女に僕がどんな人間かって気づいてもらえて嬉しかったのだろう。それは話が出来るとかそういう事じゃない。ただただ自分という存在が認められたような気がしたから嬉しかったのだ。みんなにバレないように自殺の準備を進めていた、だから誰にも気づかれなくて当然だ。だか、本当は気づいて欲しかった、止めてとお願いするわけではないがただただきづいてほしかった。彼女は初対面ながらも僕が死にそうなことに気づいてくれた。彼女ははじめての理解者なのだ。そしてその嬉しさは違うのではないかと不安になった。なぜならそれは僕の誤認式が生み出した偶像だった。僕は彼女の正しい姿に気づいてしまった。偶像崇拝していた僕は真の彼女の姿を見るのが怖かった。自分に与えられたつかの間の喜びを全て奪ってしまうかもしれないと思ったからだ。だが、彼女は僕の目が彼女を正確に見れるようになってからも変わらなかった。ほんとうにほんとうにうれしかった。
「ねえ、なんだ泣いてるの?そんなに病状がひどいの?」
彼女が優しく問いかけてくる。
「大丈夫だよなんか色々と元気になった」
「あ、そう。ならいいんだけど。ひどいんならきちんと休んだ方がいいよ」
「いや、本当に大丈夫。むしろなんかほんとに嬉しい気分なんだ」
「意味がわからないわ」
「意味もなく嬉しいからしょうがないじゃないか」
僕は笑いながら言った。
ああ、とてもいいことを思いついた僕は彼女が死ぬまで彼女のしたい事の手伝いを精一杯しよう、そして...
彼女が死んだら僕も死のう
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