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なかよくしよう⑧
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* * *
保健室から教室に戻ったのち特になにもなく学校が終わった。
「雪下くん、ちょっとお願いがあるんだけどいい?」
彼女が僕に問いかけてきた。僕は彼女のためなら苦労を惜しまないつもりでいた。
「うん、別に大丈夫だよ。何のよう?」
「図書館に案内してほしいの。」
転校一日目から図書館に行きたいだなんてよっぽどの理由でもあるのだろうか。
* * *
「わー、想像よりも広いのね」
彼女が周りを見渡して声を弾ませていう。
「なんでもうちの学校の校風は質実剛健で中身は知識により作られる。知識は読書より作られる。って言う事を昔から続けているらしいからね。」
彼女は興味津々に聞いていた。
「そうなんだ、こんなに沢山あるなら私がよみたい本もたくさんあるのかな。」
彼女は言い終えると2つ奥の本棚の小さなコーナーにいった。そこには【格言集!!】と書かれていた。格言コーナー?こんなコーナーあったのか。彼女はいったい何を借りようとしているんだ?
「格言とかに興味あるんだね。」
「え?私が?私自体はあんまり格言は好きじゃないよ。格言ってその人の状況に置かれてやっとわかるような事だし他人人生から生み出された格言が自分の人生と重なるなんて自分の人生が他人と同じようなもののような気がして嫌じゃない。」
とても堂々と過去の偉人たちの格言の前で格言をけなしてみせた。
「じぁあなんで格言なんて見てるの?」
一瞬の間があった
「雪下くんって言霊って確かにあると思う?」
真剣な眼差しと口調で問いかけてきた。
「言霊か...ずるい言い方だけどケースバイケースとしか言いようがないかな。ただ少なくとも言霊は単語に宿っているものじゃなくてそれをかいた筆者によって込められるものであると思う。言葉が力を持つのが言霊の定義だから少し考え方はズレてるとしか言いようがないけどね。」
ふふっ彼女は小さく笑った
「ごめんね、やっぱり私と少しだけ似ていて。私も言霊は言葉が持っているものではなくあくまでも筆者が与えるものだと思ってるの。」
少し似ているその言葉は僕の中に落ちてきて水紋ができるように広がっていった。自分たちの中に自分たちについての共通理解があることが嬉しかったの。ずっと孤独に自らなってきた自分にとってはこんなくだらない事が嬉しかった。この喜びは彼女には悟られたくなかったので顔に喜びが出ないように急いで違うことを言った。
「で?格言をけなしながらも読んでいることと言霊の話ってなにか関係があるの?」
「そうね、一言に言えば私は分析をしするために読んでるの。」
「分析?」
「そう、私は格言に対しての感銘を受けることはないけどね、たまに格言が大きな衝撃をともなって私の中にはいってきて頭から離れないことがあるの。私が分析しているのはそういう格言の共通点よ。」
「君はさっき単語に言霊は宿らないと言っていたのになんで共通点を探したりしてるの?」
はあ、と溜息をつきわざとらしく首を振り彼女は答えた
「私が分析してるのは筆者の置かれていた境遇よ。そして印象が強かった格言は全てある共通点があったの。しかもそれはもう時期私も置かれる境遇なの。」
額に汗が流れているのが良くわかる。息が突然詰まるようだった。彼女の言わんとしていることは想像できる。そして彼女の口からそれを言わせてはならないと思った。だが、同時に彼女がどうしても言いたくてこんな話をしているのかもしれないと思った。静かに意を決して彼女に質問する。
「それはどんな境遇なの?」
彼女はゆっくりと答えた
「どんな境遇かまあ、一言で言えば...」
ここで一度言葉は区切られた、そして声のトーンがワントーン下がった
「死の間際...かな」
保健室から教室に戻ったのち特になにもなく学校が終わった。
「雪下くん、ちょっとお願いがあるんだけどいい?」
彼女が僕に問いかけてきた。僕は彼女のためなら苦労を惜しまないつもりでいた。
「うん、別に大丈夫だよ。何のよう?」
「図書館に案内してほしいの。」
転校一日目から図書館に行きたいだなんてよっぽどの理由でもあるのだろうか。
* * *
「わー、想像よりも広いのね」
彼女が周りを見渡して声を弾ませていう。
「なんでもうちの学校の校風は質実剛健で中身は知識により作られる。知識は読書より作られる。って言う事を昔から続けているらしいからね。」
彼女は興味津々に聞いていた。
「そうなんだ、こんなに沢山あるなら私がよみたい本もたくさんあるのかな。」
彼女は言い終えると2つ奥の本棚の小さなコーナーにいった。そこには【格言集!!】と書かれていた。格言コーナー?こんなコーナーあったのか。彼女はいったい何を借りようとしているんだ?
「格言とかに興味あるんだね。」
「え?私が?私自体はあんまり格言は好きじゃないよ。格言ってその人の状況に置かれてやっとわかるような事だし他人人生から生み出された格言が自分の人生と重なるなんて自分の人生が他人と同じようなもののような気がして嫌じゃない。」
とても堂々と過去の偉人たちの格言の前で格言をけなしてみせた。
「じぁあなんで格言なんて見てるの?」
一瞬の間があった
「雪下くんって言霊って確かにあると思う?」
真剣な眼差しと口調で問いかけてきた。
「言霊か...ずるい言い方だけどケースバイケースとしか言いようがないかな。ただ少なくとも言霊は単語に宿っているものじゃなくてそれをかいた筆者によって込められるものであると思う。言葉が力を持つのが言霊の定義だから少し考え方はズレてるとしか言いようがないけどね。」
ふふっ彼女は小さく笑った
「ごめんね、やっぱり私と少しだけ似ていて。私も言霊は言葉が持っているものではなくあくまでも筆者が与えるものだと思ってるの。」
少し似ているその言葉は僕の中に落ちてきて水紋ができるように広がっていった。自分たちの中に自分たちについての共通理解があることが嬉しかったの。ずっと孤独に自らなってきた自分にとってはこんなくだらない事が嬉しかった。この喜びは彼女には悟られたくなかったので顔に喜びが出ないように急いで違うことを言った。
「で?格言をけなしながらも読んでいることと言霊の話ってなにか関係があるの?」
「そうね、一言に言えば私は分析をしするために読んでるの。」
「分析?」
「そう、私は格言に対しての感銘を受けることはないけどね、たまに格言が大きな衝撃をともなって私の中にはいってきて頭から離れないことがあるの。私が分析しているのはそういう格言の共通点よ。」
「君はさっき単語に言霊は宿らないと言っていたのになんで共通点を探したりしてるの?」
はあ、と溜息をつきわざとらしく首を振り彼女は答えた
「私が分析してるのは筆者の置かれていた境遇よ。そして印象が強かった格言は全てある共通点があったの。しかもそれはもう時期私も置かれる境遇なの。」
額に汗が流れているのが良くわかる。息が突然詰まるようだった。彼女の言わんとしていることは想像できる。そして彼女の口からそれを言わせてはならないと思った。だが、同時に彼女がどうしても言いたくてこんな話をしているのかもしれないと思った。静かに意を決して彼女に質問する。
「それはどんな境遇なの?」
彼女はゆっくりと答えた
「どんな境遇かまあ、一言で言えば...」
ここで一度言葉は区切られた、そして声のトーンがワントーン下がった
「死の間際...かな」
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