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終着点
怒り
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魂が抜けたようにそれを見ていたエリュシオンは、崩れ落ちたバラキエルの胸倉を掴んだ。
「バラキエル!!!おい、くそ爺……。てめぇ、何ふざけたことを言っているんだよ。何とかいえよ、おい……」
バラキエルの瞳は既に生気はない。それに気がついたエリュシオンは、唇を震わした。
「今更、そんなことを言ってんじゃねぇ!!勝手に家族ぶるな!!俺がお前に愛されたいなんていつ言った?俺は、あんたの愛なんていらない。そもそも俺に家族なんていない!俺は、ずっと一人だったんだ。最後の最後で、変なことを言うな、バカ野郎!!ふざけるな、このくそ爺が!!!!!!母さんといい自分勝手なんだよ……。大事にできないなら産まなければ、よかったのに……」
どうしようもなく途方に暮れた子供みたいに、彼は狂ったように言葉を紡いだ。
「エリュシオン……」
名前を呼ぶと、エリュシオンは、ハッとしたようにバラキエルから手を放して立ち上がった。支えを失ったバラキエルの死体は、血だまりにパシャリと無残に突っ込んだ。それを冷たい目で見下ろしたエリュシオンは、汚いものに触れてしまったかのように手を軽くパンパンと払った。
「……失礼しました。少し取り乱しました。怪我はどうですか」
無機質な音のように、淡々とした声で何事もなかったかのように尋ねられた。
その声は、先ほどまでのものと違って冷静沈着そのもので、あまりの切り替えの速さのあまり心臓が凍り付きそうになるほどゾッとした。
「僕は……大丈夫だよ。お前の怪我こそひどいだろう」
「俺は大丈夫ですよ。魔物の血が流れているから、これくらいすぐに治るんです」
その唇は微かに歪んで、自虐的な笑みが浮かんでいた。
「大丈夫じゃないだろう。血がたくさん流れている。手当てをしにいこう」
「はい」
彼は、機械のように感情のない声で返事をした。その顔は、魂を失ったかのように生気が感じられなかった。
「バラキエル!!!おい、くそ爺……。てめぇ、何ふざけたことを言っているんだよ。何とかいえよ、おい……」
バラキエルの瞳は既に生気はない。それに気がついたエリュシオンは、唇を震わした。
「今更、そんなことを言ってんじゃねぇ!!勝手に家族ぶるな!!俺がお前に愛されたいなんていつ言った?俺は、あんたの愛なんていらない。そもそも俺に家族なんていない!俺は、ずっと一人だったんだ。最後の最後で、変なことを言うな、バカ野郎!!ふざけるな、このくそ爺が!!!!!!母さんといい自分勝手なんだよ……。大事にできないなら産まなければ、よかったのに……」
どうしようもなく途方に暮れた子供みたいに、彼は狂ったように言葉を紡いだ。
「エリュシオン……」
名前を呼ぶと、エリュシオンは、ハッとしたようにバラキエルから手を放して立ち上がった。支えを失ったバラキエルの死体は、血だまりにパシャリと無残に突っ込んだ。それを冷たい目で見下ろしたエリュシオンは、汚いものに触れてしまったかのように手を軽くパンパンと払った。
「……失礼しました。少し取り乱しました。怪我はどうですか」
無機質な音のように、淡々とした声で何事もなかったかのように尋ねられた。
その声は、先ほどまでのものと違って冷静沈着そのもので、あまりの切り替えの速さのあまり心臓が凍り付きそうになるほどゾッとした。
「僕は……大丈夫だよ。お前の怪我こそひどいだろう」
「俺は大丈夫ですよ。魔物の血が流れているから、これくらいすぐに治るんです」
その唇は微かに歪んで、自虐的な笑みが浮かんでいた。
「大丈夫じゃないだろう。血がたくさん流れている。手当てをしにいこう」
「はい」
彼は、機械のように感情のない声で返事をした。その顔は、魂を失ったかのように生気が感じられなかった。
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