トンネルを抜けると異世界だった~荒れ狂うと言う名を持つ乙女~

ゆき

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7 可愛い子には旅をさせよ②

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 羽ばたくアルビノの竜は、ロイ爺さんと、筋肉美女のシグルーンと、私を、乗せて氷の世界を飛ぶ。
 白銀の静寂な世界。
 幻想的なその世界を出て、人族が生きる人の世界へ向かう。

 大丈夫!
 ヴェルジュからは、ロイ爺さん直伝の獲物を解体するすべと、魔力の使い方と魔法を学んだ。
 シグルーンは、人の世界で、生き延びる為の戦い方と、武器の使い方。
 ロイ爺さんからは、人の世界で、生活できるように、最低限だが、物作りの技術と、ロイ印の防具。
 そして、人の世界での道しるべ的なガイドブックを持たせてくれた。
 ありがたいです。
 



 分厚い雲のような障壁を抜けたかと思うと、眼下には、大地が見える。

「空気が変わった・・。」
「そりゃ、もう人の世界だからじゃ! ほけほけ竜よ、どの国へ行くんだ?」

 ポンポンとアルビノの竜の首を叩く、ロイ爺さんだ。

「そうですね~。私がよく行く国は西ですかね。北は氷と雪の国セラス王国。東はダール皇国。南はサハラーァ王国。西はルジリオン神国ですかね。カーラは何処が良いですか~?」
「俺様は北だな」
「あなたに聞いていませんよ~」

 暑いのは嫌だとシグルーンは言う。

「ワシは素材集めならば、南かの」
「ロイ爺さんにも聞いていませんから」

 ヴェルジュは私の返答を待ってくれた。

 北だと、氷の世界とよく似た感じかな?
 南は暑そう。
 東か西。

「ダンジョンとか、冒険者のお仕事がある所がいいな」
「どこもありますよ~。ですが、気候が良いのは西ですかね。って東は行った事がありませんし。ふふっ・・。」

 ヴェルジュがよく行く国ならば、時折会えるかもしれない。
 自分では氷の世界へは二度と行けないから。
 私を、地上に送ると、三人は、其々の行きたいところへいくだろう。
 二度と会えない・・・。
 嫌だ。
 愛する母のようなヴェルジュ。
 雄だけど。
 名付け親にして、荒くれ戦士の兄のようなシグルーン。
 雌だけど。
 頑固祖父のようなロイ爺さん。

「西がいいな。会えるよね?」
「そうですね~。会えれば良いですね」

 優しい声だが、寂しいよ。

「一人立ちする者が、そんな弱気でどうするのじゃ!バカ者が」

 ロイ爺さんは前を向いたままだ。
 ううっ・・
 寂しいよ。

「お前は人の子だぜ! 本来、俺様やほけほけ竜の天敵だ。わかるか? この世界の竜や俺様のような獣と出会えば、食うか食われるかだと、肝に銘じろ! 冒険者を選ぶならばよけいにな」
「・・・うん。シグルーン。」

 そう言って身体を後ろに座る彼女の硬い身体に預けた。
 硬いが、温かなシグルーン。
 ふさふさのフェンリルの毛が、既に恋しい。

 空から見る豊かで美しい、この世界は、広大で・・。
 
「徐々に防護膜を薄くしますよ~。地上と上空は空気の圧が違うのです。氷の世界ともね。ですから人族には耐えられませんから。徐々に身体を対応させる事が大事なのですよ。」

 高山病ってやつかな?
 高い山に登る時は、身体をならしながら登るって前世で聞いたような・・。
 だけど、氷の世界でのシグルーンの特訓の時は・・しゃぼん玉・・?
 ただ洞窟の外の空気が、毒のように思っていただけ。
 だから、浄化の膜をって・・。
 違ったんだ。
 ヴェルジュがきっと私に魔法を施していた。

「ヴェルジュ、ありがとう」
「へっ? 」
「気圧の調節。覚えなきゃね」
「応用ですよ~。カーラならできます。まぁ、常に分厚い防護魔法を施せば関係ありませんが、疲れますから~」

 ですよね。
 常に分厚い防護の魔法をとなると、かなりの魔力だ。
 竜が疲れると言うくらいだから、その場その場で、身体をならすのがよいのだろう。

「強い敵との戦いや、厳しい場所だと、魔道具と併用じゃ!」

 ロイ爺さんは腕輪を渡してくれる。
 それは、私が拾われた日に、ヴェルジュがロイ爺さんに渡していたものだ。

「それは魔力を増長させる魔道具。細工は人にしてはまずまずじゃ。しかし粗悪な魔石だった。それを付け替えた。あんな物は、ワシの信念が許さん!お前の身元がわかるかもしれんしな。持って行け。邪魔なものではないからの。」
「良かったな! それでちょっとはマシな戦いができるかもな」

 わしゃわしゃと私の赤いくりくり毛を撫でるシグルーンだ。
 
 
 
 地上へ到着した場所は、ヴェルジュがお勧めだと言う、ルジリオン神国にある、高原のブラトーって街が遠くに見える森の端。
 森林のフォレスタの街と鉱山のベルクヴェルクの街へ続く街道も遠くに見える。
 街の近くや街道の近くだと、人の目につくから、あえて離れた場所に降り立ったのだ。

 遠いな・・・。
 
「ブラトーの高原アイスクリームが濃厚で美味しいのです~」

 人の世界に行く理由の一つだそうだ。
 そこには冒険者ギルドや、他の職業ギルドがあり、人々は活気があるそうだ。
 どこでも、街から離れれば、魔物や魔獣はいるそうで、主に冒険者はそれらを狩る。
 素材を売り、魔力の石も売れる。
 身元があやふやな者は、冒険者がてっとり早い。
 ダンジョンと言う、魔力が集まる場所には、魔物がわくのだと。
 魔法ある世界のあるあるなのだ。
 改めて思う、ゲームの中の世界だよと。
 だけどゲームではないから、三人とも私を、心配してこの世界で生きる為に必要な事を、教えてくれたのだ。

「では、行きます」

 ヴェルジュ、シグルーン、ロイ爺さんを見て、深く頭を下げた。
 振り向きません。
 振り向いたら離れられないから。



 

 結構歩きます。
 高い城壁が何処までも続いているようにも見える。
 城壁に近くなるにつれ、馬車とすれ違ったり、旅姿の人族達とすれ違う。
 城壁には見上げるくらい大きな門があり、強面の門番達が、城壁内に出入りする人をチェックしていた。

「通行証または、身分証明書を見せろ。通行料は百ジオン。」

 聞こえる門番達の言葉に、焦ったわ。
 お金?
 百ジオンってどれくらい?
 身分証明書?
 あるの?
 ロイ印のウエストポーチをゴソゴソとあさる。
 商隊は三万リオンとか、一万リオンとか聞こえてくるし。
 旅人で、三千リオンの人もいる。
 
「立ち止まるな」
「すみません・・」

 後ろの旅人に、早く進めと押される。
 取り敢えず、邪魔にならない所で、確認しなければならないよ。
 はっきり言って何が入っているのか?
 ロイ爺さんからの下着の替えとお役立ち情報ノート(鍛冶の心得などを記している)は自分で入れたから、わかるが・・。

 ゴソゴソすると、ロイ印の裁縫道具に、工具箱と獲物をさばくのに刃こぼれしない、これまたロイ印のナイフが二本。
 予備まで・・うぅっ、ありがたいです。
 革製のホルダーまである。
 それと、洞窟では見たことがない、深型フライパンなどの調理器具は、勿論ロイ印入り。
 あったんだ~と感心したわ。
 ロイ爺さんが入れてくれたのだ。
 ゴソゴソー
 沢山の本。
 それはヴェルジュが買って来て、私に世界を教え、魔法を習得する為の教材。
 それと私が愛用していたオムツ。
 ちゃんと綺麗に洗濯され、たたまれている。

「なんで? オムツ?」
 
 首をかしげてしまうよ。

 ゴソゴソ
 干し肉と・・。
 氷の花が出てくる。
 きっとシグルーンだと思うと、泣きそうだ。
 
「・・・・・・・。」

 他には何もありません。
 お金やそれを代用するものがなーい!
 街にさえ入れないじゃないのぉぉぉーーぉ。
 これじゃ、ギルド登録もできません。

 ロイ爺さんの入れてくれたのは、これからとても役立つだろう。
 シグルーンは、きっと彼女の優しさ。
 あの氷の世界で過ごした事を、忘れるなって。
 ヴェルジュの本は、初心を忘れるべからず!
 だと思うけど、オムツはいらないし!
 それも初心だけど・・さ。
 うんち君まみれで、暴れるなですか?
 名前の発端んもそこですから・・。
 名前と黒歴史は離せない。
 でもさ、でもでも・・。
 オムツを入れるなら金を入れてくれよーーーぉ!。

 しくしくと膝を抱えて泣くしかなかった。

 
=================


 ヴェルジュ達はカーラが見えなくなるまで、見送っていた。

「あいつ、振り返りもしやがらない!」
「振り返ったら泣いちゃうからじゃないでしょうか?」
「じゃ、ワシは行くぞ」

 ロイ爺は、カーラの行った方角へと歩き出す。

「えっ?ちょっと待て! どこに行く?」
「プラトーに決まっておるわ」

 ロイ爺の手には、宝飾されたブラックカードが光る。

「なんだ? 俺様は伴侶探しの旅に出よう・・・って! ほけほけ竜まで何処に行くんだ」

 スタスタとロイ爺の後を歩き出すヴェルジュだ。

「決まっています。プラトーですよ」

 ヴェルジュの手にはゴールド色のカードがあった。

「ちょっと待て! それはなんだ?」
「人族の街に入るには、身分証明書が必要なのですよ。カーラがちゃんとやれるか見守るのも良いかもとね。アイスクリームも食べたいのです」

 シグルーンは呆然とした。

「俺様は持っていないぞ」
「ですよね~。発行してもらわないと入れませんよ。それにお金と言う物もいりますから。これは働かないともらえません」

 長い時を、氷の世界ニブルヘイムで、囚われていた。
 いつの間にか時代は変わっていたのだ。

「おい、ロイ爺・・その・・俺様も・・」

 もじもじとシグルーンは一番世の中の事を知っているだろう、ドワーフに聞こうとした。

「婿探しは良いのか? 北の国へ行きたいのではないのか?」
「・・・・そんなのはいつでも出来る。自由だからな」

 そう、白いフェンリルは自由なのだ。
 人の子供の成長は早い。
 あっという間に歳をとる。
 だったら!

「カーラの成長をみるのも・・・俺様もそのキラキラした物が欲しいぞ」
「だっら、働くのですよ。因みに私はこれでも凄腕の治癒師。一応聖職ギルドに所属しているのですよ~。それには住む家がなくてはならなくて、そこはロイ爺さんの仮住まいに居候ですが」

 住む家がなくても良いのは冒険者ギルドだけだそうだ。
 他は結構厳しい条件がある。
 
「納得いかない! ほけほけ竜が人族と一緒に働くなど」
「私はさすらいの白の治癒師。白の聖女様なんて呼ばれちゃってます」

 ほけほけ竜のヴェルジュに負けた気がしたシグルーンだった。

「仕方ねーな。まずは、そのみすぼらしい格好を、なんとかしろ。対価は今まで通り、お前さんの毛だ。夏の毛も必要じゃ」

 ロイ印の袋から、ポイポイと、傭兵の装備品を渡す。
 大剣には、ロイ印だ。
 これは逸品だとすぐにシグルーンはわかった。
 軽々と大剣を持ち、振り回す。
 しっくりと手になじんだ。

「いいのか?」
「お前さんは戦いしか知らん。人に使える兵士とかも無理じゃ。カーラのように、冒険者ギルドが向いておろう」
「しかし、そうなれば、陰で見守ろうとしていても、バレバレですよ~」

 一人立ちしようとしているのに、シグルーンとパーティーを組んだら親同伴と一緒だろう。
 三人組は悩む。
 その間にシグルーンはロイ爺さんが用意してくれた防具を身にまとう。
 人型のシグルーンは筋肉美女だ。
 硬いが、人族から見てプロポーションは良いだろう。
 華美ではなく、シンプルだが、それでいて洗練された銀色の胸当と籠手と脚絆に額あて。
 自分の毛で織られた布地と、サラマンダーの革で作られた衣服とマント。
 火の攻撃に弱い自分には有り難い。

「フェンリルはワシの護衛と言う設定。街に入ったら、登録し、最低ほけほけ竜のカードと一緒ぐらいにはなれ!なんせワシの護衛だからな。そうなれば、自由に他国へも行ける」

 うんうんと聞くシグルーンだが、全く理解できない。

「カーラもギルドで今頃説明を受けているでしょう。ランクってのがありまして、特に冒険者ギルドでは、アイアンカード以下は、定められた依頼やクエストの達成を、期間中に行わなければいけないのです。」
「人族の世界は何かと面倒くさいんだな」
「そうですよ~。では行きましょう」

 三人組は歩き出す。

 プラトーの大門が見えたが、三人組は急いで茂みに隠れた。
 既に街に入っているだろう、カーラが膝を抱えて泣いているのだ。

「よほど・・私達と離れて寂しいのでしょう・・」

 ヴェルジュはもらい泣きし始めた。

「まさか!?」

 ロイ爺は、泣くヴェルジュをガン見する。

「お前さん・・」
「はい?」
「この世界での金は入れてやったか?」

 涙をふくヴェルジュは、首を横にふった。

「お金持ちのロイ爺さんが入れているとばかりに。私はカーラの思い出として、本と、オムツをいれました。」

 美しき日々・・楽しい時間を思い出しているように、ほけほけ~とするヴェルジュだ。

「俺様も、カーラが好きな干し肉と氷の世界にだけ咲く花をな」

 照れるシグルーン。

 ロイ爺は、ガクッと力が抜けた。

「そうだな・・。ワシが・・生活に必要な物を持たせてやった。そうじゃ・・うかつだった」
「まぁまぁ。この街に入るくらい出来ないと、この世界で生きていけません。自立するってことを学ぶのですよ~」

 確かにほけほけ竜の言う事は、その通りだろう。
 獣だろうが、人の子だろうがな。
 ロイ爺は、立ち上がる。

「これからカーラに気づかれないように、ワシらは街に入る。」
「ほっておくのかよ?」
「親心はなしじゃ、フェンリルよ。自力でこの街に入ることが、カーラの第一歩なんじゃ。」

 フェンリルが、獣の姿になれば、こんな街を囲う城壁など、軽く跳び越えられる。
 だが、違う。
 それをしたら、人の世界では人とは天敵になるだけなのだ。
 自分はかまわないが、カーラは人族なのだ。

 ぽんぽんとヴェルジュはシグルーンの肩を叩く。

「共存とは難しいのですね。私は、まだカーラの行く末をみたいですよ~。フェンリルもですよね」
「・・・・あぁ」

 三人組はカーラに気づかれないように、遠回りをし、大門を無事に通過した。
 
 



 
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