好きな人と両思い

ヨミ

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本好き男子

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【美玲】「まーた、本ばっか読んでる」
私は呆れ顔で笑っていう

【琉弥】「またって、これでもまだ読み足りないくらいだ」

この本好きの男の名は叶輝 美玲(かなでら みれい)こと私の幼馴染で私の好きな人
イケメンでモテるのに彼女無し。

それよりも本が好きな童貞男の流星 琉弥(ながれぼし りゅうや)
【琉弥】「てかなんか用なんじゃないの?」

【美玲】「あっそうそう、これ先生からあんたに渡せって頼まれて、たく幼馴染だからって渡すよう頼まれたんだからね、ちゃんとみんなにも分かるところにいてよね、」

【琉弥】「分かる所にいるじゃん」
【美玲】「図書室のこんな隅にいたら誰もわかんないでしょ」

少し怒り気味で注意をしたが琉弥は何処吹く風で言い返してくる

【琉弥】「気づかないのはちゃんと探す気がないってことでしょ」

【美玲】(たく、いつも誰も気づかないようなところにいてよく言うよ)

【琉弥】「そうだ、今日の帰りバーガー食べて帰ろ、ちょうど割引券貰ったんだ」

【美玲】「ほんと?行く」
琉弥に誘われ喜びに溢れてさっきまでの怒りを忘れてしまった。

【琉弥】「じゃ放課後寄るってことで決まりだな」

なんだか少しテンションが上がってる気がしたが気の所為かと気にするのをやめた

【美玲】「うん♪私そろそろ戻るね、また放課後」

【琉弥】「うん」

美玲は手を振り立ち去った。

それから放課後になりバーガーを買い少し喋ってから食べて帰った。

週末は特に用事もなく琉弥とは会うことは無かった

月曜になり琉弥をいつも通り迎えに行き一緒に学校へ行く。

 迎えに行くと言っても門の前に着くとすぐに出てくる

[ガチャ]

【美玲】「おはよう」

【琉弥】「おはよ」

【美玲】「今日もいい天気だね」

【琉弥】「そうだな、けど今日は少し暑いぐらいか」

【美玲】「そうだね」

いつもと同じような会話をして学校近くまで来た時

【時也】「叶輝、おはよう」

【美玲】「おはよう雫川」

彼の名前は雫川 時也(しずくがわ ときや)クラスメイトで友達だ

【時也】「昨日はありがとな楽しかった、また今度行こうな」

【美玲】「うん、こっちこそありがとう、ちょうど見たい映画だったから誘ってくれてよかったよ」

実は昨日雫川と映画を見に行った。

誘われてちょうど見たい映画だったので断る理由もないことだしOKした

【男子】「おーい時也おはよう」

【時也】「おはようー、ごめん先いくねまた学校で」

【美玲】「分かったまたね」

彼が立ち去った後会話をしようと琉弥を見ると何故か物凄く怒っていた。
疑問に思いなぜ怒っているのか聞くと

【琉弥】「別に怒ってない、てかあいつ誰」と聞いてきた

【美玲】「彼はクラスメイトの雫川時也友達」

【琉弥】「ふーん、で?出かけたって何?話聞くにデートしたみたいだけど付き合ってんの?」

【美玲】「!何言ってんの付き合ってないし、てかデートじゃないし、ただ映画誘われたから一緒に見に行っただけだよ」

【琉弥】「それをデートって言うんじゃないの?」

【美玲】「だから違うってば」

【琉弥】「まぁ別にお前が誰と付き合おうが俺には関係ないし、用事思い出したから先行くわ」

そう言って琉弥は先に行った。

結局なんで怒ってたのか聞けずじまいだったので休憩時間などで聞こうとしたがどうやら私を避けているようだ。

結局その日は話すことも出来ずに一日が終わり、避けられ続け3日たったある日

【時也】「聞いたぞ最近例の彼に避けられてんだって?」

【美玲】「なんで知ってんの?」

【時也】「笑いながら周りの女子が「やっと邪魔者消えた」って騒いでたぞ」

【美玲】「邪魔者って私なんもしてないじゃん」

しょぼげながら言うと

【時也】「あはは、俺が慰めてやろうか」

【美玲】「何言ってんの」

馬鹿にするように笑って言ってきた

【時也】「実はケーキ食べ放題券貰ったんだが2枚あってな良かったら一緒に行かないか?」

【美玲】「ケーキ食べ放題!?いk」

喜びながら行くと応えようとすると、突然琉弥が割って入ってきた。

【琉弥】「ダメだこいつは俺と約束がある、行くぞ」

そう言って手をひかれ突然連れ出された

【美玲】「ちょっと話してよ、急に何」

【琉弥】「…」無視

【美玲】怒りながら強めに言う「ちょっと聞いてんの?」

すると琉弥は突然止まって振り返った。

【琉弥】「あいつと行くつもりだったの?」
不安そうに怒っているような顔で聞いてきた。

【美玲】「別に私が誰とどこに行こうと琉弥に関係ないじゃん」

こんな事されたらまるで自分のこと好きみたいで勘違いしそうになる。

そんなことを思ってありえないと馬鹿な想像をかき消す

【美玲】「てか私帰るから」

帰るために振り返った、すると突然腕を掴まれ

【琉弥】「だめだ」

と泣きそうな顔で琉弥が言う、勘違いしそうになってそんな自分にイラつきつい当たるように言ってしまう

【美玲】「ダメってそんなの琉弥に止められる筋合いないんだけど」

【琉弥】「俺が嫌なんだ、俺の知らないところであいつと出かけたとか聞くのも、仲良くしてるところ見るのも嫌なんだ

俺は小さい頃からお前が好きだ」

突然の告白、その告白にすぐには実感が出来なくて
ほんの数秒頭が停止して言われた事を理解した瞬間すごく嬉しくて泣いてしまった
そしたら琉弥は怖い思いさせてごめんと謝った。

立ち去ろうとしているのをとめ私は

【美玲】「私もずっと前から琉弥が好き」

そういうと琉弥は真っ赤になって驚きながら

【琉弥】「俺と付き合ってください」といった。
私は笑いながら

【美玲】「はい、喜んで」



私達はその日から付き合いだし、時に喧嘩をし笑い合い

そんな日常を6年の月日経験し私達は結婚した。

きっと私はこれからも彼以外を好きになることは無いと思う
 ただ付き合い始めて知ったのは彼が嫉妬深くて独占欲の強い人だってことと、浮気どころか私以外の女子に興味が微塵もないことだった、それでも私は彼が大好きだ。

きっとこれから今以上に好きになることはあっても嫌いになることは無い、私達は今すごく幸せです。
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