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出会いからラブラブ編
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俺が目を覚ます隣でティオが横たわっていた。
「ギスケ、起きましたか?」
「ん……」
「あれからどれくらい経ったんだろう」
「1時間ぐらいですよ。ごめんなさい。ギスケが断らないのを良いことに発情期の熱をぶつけてしまって。ギスケは寝てる間も気持ち良さそうな顔をしてくれていたのが嬉しかったですけど」
ティオは照れ臭そうにはにかんでから、俺の首筋や胸元、腹を撫でてきた。
「ギスケの体はとても綺麗ですね。私とは違う……戦いを知らない体……」
「お、俺はティオの体が格好いいと思う。鍛えてて細いのに筋肉があるし、強いし」
「ありがとうございます。でも私はエルフで、鍛えてもどの能力も限界があるんです。バランスが良いと言われますけど特徴がなくて……」
「俺からみたら特徴だらけなのに?」
「そうですか?私みたいなエルフは沢山いますよ」
ティオの外見はもちろんだけど下半身の物も俺が知っているものじゃなかった。もしティオがこの世界のエルフのノーマルなら俺はとんでもない世界に飛ばされたことになる。それ以外にも気になる事があった。
「なあ、ティオ。何回か発情期って言ってただろ。発情期って急に起きるのか?」
俺が知っている発情期は動物のやつだけどアレは季節がくるとなるんだよな。
「ええ、この世界で全ての人は発情期があって、季節的に緩やかに高まってくるものと長く我慢をして急に高まるものの二種類なんですけど……ギスケのことを我慢しないと嫌われてしまうので自分でごまかしてきたんですけど私の大好きなシチューを作ってくれた日から発情期が起きてしまって……」
「ティオから花みたいな甘くていい匂いがしたのも……?」
「エルフ族は発情期がくると体臭が変わるんです。それを悟られないように花や自然が溢れる場所に暮らすことがほとんどです。私のように街暮らしをするエルフはあまりいません」
「俺の世界だとエルフは自然を愛し自然を守る高潔な種族だったよ。こっちの世界でもそんな感じなのか?」
「高潔かは分かりませんが、プライドが高いので発情期を悟られたくないエルフは多いですね。だから花や木は大事な隠れ蓑なので荒らされるのは嫌いますよ」
「そんな理由だったのか……」
これからエルフを見る目が変わりそうだ。この世界のエルフだけで他の世界のエルフのことは知らないけども。
「今日はこのままゆっくりしてお腹が空いたら外へ食べに行きましょうか」
「ああ、いいな」
「ギスケ、私のこと好きですよね?」
改まって聞かれると顔が熱くなるけどもっとすごいことをした後だから素直になれた。
「うん、好きだ」
「私もギスケのこと大好きです」
それからしばらく俺はティオにキスをされたり甘やかされながら休んだ。
「ギスケ、起きましたか?」
「ん……」
「あれからどれくらい経ったんだろう」
「1時間ぐらいですよ。ごめんなさい。ギスケが断らないのを良いことに発情期の熱をぶつけてしまって。ギスケは寝てる間も気持ち良さそうな顔をしてくれていたのが嬉しかったですけど」
ティオは照れ臭そうにはにかんでから、俺の首筋や胸元、腹を撫でてきた。
「ギスケの体はとても綺麗ですね。私とは違う……戦いを知らない体……」
「お、俺はティオの体が格好いいと思う。鍛えてて細いのに筋肉があるし、強いし」
「ありがとうございます。でも私はエルフで、鍛えてもどの能力も限界があるんです。バランスが良いと言われますけど特徴がなくて……」
「俺からみたら特徴だらけなのに?」
「そうですか?私みたいなエルフは沢山いますよ」
ティオの外見はもちろんだけど下半身の物も俺が知っているものじゃなかった。もしティオがこの世界のエルフのノーマルなら俺はとんでもない世界に飛ばされたことになる。それ以外にも気になる事があった。
「なあ、ティオ。何回か発情期って言ってただろ。発情期って急に起きるのか?」
俺が知っている発情期は動物のやつだけどアレは季節がくるとなるんだよな。
「ええ、この世界で全ての人は発情期があって、季節的に緩やかに高まってくるものと長く我慢をして急に高まるものの二種類なんですけど……ギスケのことを我慢しないと嫌われてしまうので自分でごまかしてきたんですけど私の大好きなシチューを作ってくれた日から発情期が起きてしまって……」
「ティオから花みたいな甘くていい匂いがしたのも……?」
「エルフ族は発情期がくると体臭が変わるんです。それを悟られないように花や自然が溢れる場所に暮らすことがほとんどです。私のように街暮らしをするエルフはあまりいません」
「俺の世界だとエルフは自然を愛し自然を守る高潔な種族だったよ。こっちの世界でもそんな感じなのか?」
「高潔かは分かりませんが、プライドが高いので発情期を悟られたくないエルフは多いですね。だから花や木は大事な隠れ蓑なので荒らされるのは嫌いますよ」
「そんな理由だったのか……」
これからエルフを見る目が変わりそうだ。この世界のエルフだけで他の世界のエルフのことは知らないけども。
「今日はこのままゆっくりしてお腹が空いたら外へ食べに行きましょうか」
「ああ、いいな」
「ギスケ、私のこと好きですよね?」
改まって聞かれると顔が熱くなるけどもっとすごいことをした後だから素直になれた。
「うん、好きだ」
「私もギスケのこと大好きです」
それからしばらく俺はティオにキスをされたり甘やかされながら休んだ。
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