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三度目の冒険から本番です。
出発
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オレはリュウゴに客室に案内してもらった。
「リュウゴ、出身はどこの国か聞いていいかな」
「私の出身か。ジャパングからこの国へ来たが、ジャパングの前は北のリョウナナという国にいた。私の親がジャパングとリョウナナの出身。言葉が変をなおすのでジャパングとこの国に私は語学の勉強にきたのだ。」
そうか、外国から来たのか。充分、話せてると思うけどな。ジャパングはなぜかこの大陸と同じ言語だが、リョウナナは違う言語だ。語学留学なんてモンスターはしないから、どうやら竜ではなく人間としてリュウゴは生まれ育ったようだ。
オレがハレル達もジャパング人だと教えると彼は同じ国だと笑った。姉さんとリュウゴがうまくいくかは分からないけど二人が一緒に幸せになってくれたらオレは嬉しい。
朝になると今日も律儀にハレルが部屋まで来て起こしてくれた。オレは自分の欲望と朝から戦い、無事に理性が勝ったのに凄く気力を消耗した。
オレとハレルは準備を済ませ、玄関の前でレイスと姉さん、リュウゴに見送りをしてもらう。
「これ、うちで取り扱っている魔法札セット。一枚ずつ使いきりだから、気に入ったのなら次からは買ってちょうだい。魔法道具店ならだいだい取り扱いしているわ」
「ありがとう。有効に使わせてもらうよ」
商魂たくましいレイスから魔法札セットをもらった。これは後でハレルに扱いを教えておこうと思う。
「晴留、ジェイドさんに迷惑をかけちゃ駄目よ。言うことをちゃんと聞くのよ。姉様がいなくてもお爺様から教えてもらったことの復習を忘れては駄目よ。待っているから必ず帰ってくるのよ」
「姉様、ボク、強くなって帰ってきます」
このやり取りはゲームで村を出る時と同じだった。なんとも感慨深い。やっぱり姉さんというのはゲームでもリアルでも心配症なんだな。
「ジェイドさん、晴留をお願いします」
「ハレル君はオレが必ず守りますから安心してください」
一緒に旅することを諦めていたけど、ハレルはオレと行く道を選んでくれた。だからオレはこの剣を彼に捧げると誓う。ずっと笑ってもらえるように。
「リュウゴ、出身はどこの国か聞いていいかな」
「私の出身か。ジャパングからこの国へ来たが、ジャパングの前は北のリョウナナという国にいた。私の親がジャパングとリョウナナの出身。言葉が変をなおすのでジャパングとこの国に私は語学の勉強にきたのだ。」
そうか、外国から来たのか。充分、話せてると思うけどな。ジャパングはなぜかこの大陸と同じ言語だが、リョウナナは違う言語だ。語学留学なんてモンスターはしないから、どうやら竜ではなく人間としてリュウゴは生まれ育ったようだ。
オレがハレル達もジャパング人だと教えると彼は同じ国だと笑った。姉さんとリュウゴがうまくいくかは分からないけど二人が一緒に幸せになってくれたらオレは嬉しい。
朝になると今日も律儀にハレルが部屋まで来て起こしてくれた。オレは自分の欲望と朝から戦い、無事に理性が勝ったのに凄く気力を消耗した。
オレとハレルは準備を済ませ、玄関の前でレイスと姉さん、リュウゴに見送りをしてもらう。
「これ、うちで取り扱っている魔法札セット。一枚ずつ使いきりだから、気に入ったのなら次からは買ってちょうだい。魔法道具店ならだいだい取り扱いしているわ」
「ありがとう。有効に使わせてもらうよ」
商魂たくましいレイスから魔法札セットをもらった。これは後でハレルに扱いを教えておこうと思う。
「晴留、ジェイドさんに迷惑をかけちゃ駄目よ。言うことをちゃんと聞くのよ。姉様がいなくてもお爺様から教えてもらったことの復習を忘れては駄目よ。待っているから必ず帰ってくるのよ」
「姉様、ボク、強くなって帰ってきます」
このやり取りはゲームで村を出る時と同じだった。なんとも感慨深い。やっぱり姉さんというのはゲームでもリアルでも心配症なんだな。
「ジェイドさん、晴留をお願いします」
「ハレル君はオレが必ず守りますから安心してください」
一緒に旅することを諦めていたけど、ハレルはオレと行く道を選んでくれた。だからオレはこの剣を彼に捧げると誓う。ずっと笑ってもらえるように。
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