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尊がる男と嫉妬する少年。
貴族からの迎え
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ギルドからの応援によって馬車の野盗四人と道に倒れていた野盗達は無事に牢屋に入れられた。
二回目だが馬車を襲ったのは四人。オレはあの時に五人の野盗だと思っていた。ギルドからリーダーの野盗が貴族の従者だとミッチリ説教されて解放されたのは昼が終わる時間だった。
ハレルには報酬をもらったら先に飯をするように言ったけど、もう飯を食べて戻っただろうか。
この相談室のドアを開けたらハレルが「ジェイドさん!寂しかった!」って抱きついてきたりして・・・・・・。
ワクワクしながらドアを開けたが誰もいない。いや、オレの脳がスルーしただけで掃除のおばちゃんが二人いた。
おばちゃん二人がこちらに気がつくとぺこりと会釈したからオレも会釈を返す。
あっ、なんだ。ハレルは掃除のおばちゃんに気をつかってギルドの待合所にいるんだな。
そう思って待合所に行くがハレルはいない。代わりに仕立ての良いオリーブ色のスーツをきたおじさんがオレの前に立つ。
「もし、野盗を捕まえたジェイド様でございますか」
「オ、わたしですけど・・・・・・」
オレと言いかけてわたしと言い直す。
「先刻は我が主のアシンバレルを助けて頂き有難うございました。お連れのハレル様は先に我が主人の屋敷にお招きしております。主人アシンバレルがどうしてもお二人に礼をしたいと申しておりまして。表に迎えの車を用意しておりますので是非屋敷へお越しください」
「それはどうも・・・・・・」
従者を野盗と間違えて縛って突きだしたことの恨みで呼ばれてやしないかと思うが、向こうに大事なハレルがいるなら行くしかない。
二回目だが馬車を襲ったのは四人。オレはあの時に五人の野盗だと思っていた。ギルドからリーダーの野盗が貴族の従者だとミッチリ説教されて解放されたのは昼が終わる時間だった。
ハレルには報酬をもらったら先に飯をするように言ったけど、もう飯を食べて戻っただろうか。
この相談室のドアを開けたらハレルが「ジェイドさん!寂しかった!」って抱きついてきたりして・・・・・・。
ワクワクしながらドアを開けたが誰もいない。いや、オレの脳がスルーしただけで掃除のおばちゃんが二人いた。
おばちゃん二人がこちらに気がつくとぺこりと会釈したからオレも会釈を返す。
あっ、なんだ。ハレルは掃除のおばちゃんに気をつかってギルドの待合所にいるんだな。
そう思って待合所に行くがハレルはいない。代わりに仕立ての良いオリーブ色のスーツをきたおじさんがオレの前に立つ。
「もし、野盗を捕まえたジェイド様でございますか」
「オ、わたしですけど・・・・・・」
オレと言いかけてわたしと言い直す。
「先刻は我が主のアシンバレルを助けて頂き有難うございました。お連れのハレル様は先に我が主人の屋敷にお招きしております。主人アシンバレルがどうしてもお二人に礼をしたいと申しておりまして。表に迎えの車を用意しておりますので是非屋敷へお越しください」
「それはどうも・・・・・・」
従者を野盗と間違えて縛って突きだしたことの恨みで呼ばれてやしないかと思うが、向こうに大事なハレルがいるなら行くしかない。
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