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呪い
手がかりと占い
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ハレルの手がかり。頭が真っ白になって気がつくとリックスに助けを求めていたから部屋はきちんと見ていない。
コンラッドが床に這いつくばってベッドの下を覗いた。そこにハレルが隠れていたならオレはどんなに幸せだろう。
「なんかあった」
「えっ?」
コンラッドがベッドの下に潜ってなにかを引っ張り出した。
「なんだ?これ?」
小さいとはいえない1枚の正方形の紙。
肩幅くらいのその薄茶色の紙の裏表を見ているコンラッドにヒラクが手を伸ばす。
「ちょっと貸して~。分かるかもね」
コンラッドが不審そうな表情でヒラクに紙を渡した。
「汝、吾が元へ結果を現したまへ」
ヒラクが指先で紙をなぞってそう呟くと黒い模様が浮かび上がる。
「あれはいったい?」
リックスがオレにたずねる。
「この紙は使い捨て。占い結果は消えてしまうの。今のはそれを引き出すおまじないよー。こうやって引き出されないように普通は占った紙を燃やすけどね。見つけて欲しいのか、そうじゃないのか、揺れる心ってやつね~」
ヒラクがリックスの質問に勝手に答えた。オレ達男三人をほったらかしてヒラクがフムフムとよく分からない模様を解読していく、。
「あらー?あらら。お探しの彼、呪われてるのね」
ヒラクの言葉がオレの頭を殴りつけたが意識を飛ばされないようにオレは自分の頬を叩いた。
「呪い?ハレルが?あんなフワフワなヤツが呪われてるって本当に占い師かよ」
コンラッドがますます不審がる。
「超凄い占い師よー。そのフワフワちゃんがどんな子か知らないけど魂に長くまとわりつく呪いがかけられてるわ。」
コンラッドが床に這いつくばってベッドの下を覗いた。そこにハレルが隠れていたならオレはどんなに幸せだろう。
「なんかあった」
「えっ?」
コンラッドがベッドの下に潜ってなにかを引っ張り出した。
「なんだ?これ?」
小さいとはいえない1枚の正方形の紙。
肩幅くらいのその薄茶色の紙の裏表を見ているコンラッドにヒラクが手を伸ばす。
「ちょっと貸して~。分かるかもね」
コンラッドが不審そうな表情でヒラクに紙を渡した。
「汝、吾が元へ結果を現したまへ」
ヒラクが指先で紙をなぞってそう呟くと黒い模様が浮かび上がる。
「あれはいったい?」
リックスがオレにたずねる。
「この紙は使い捨て。占い結果は消えてしまうの。今のはそれを引き出すおまじないよー。こうやって引き出されないように普通は占った紙を燃やすけどね。見つけて欲しいのか、そうじゃないのか、揺れる心ってやつね~」
ヒラクがリックスの質問に勝手に答えた。オレ達男三人をほったらかしてヒラクがフムフムとよく分からない模様を解読していく、。
「あらー?あらら。お探しの彼、呪われてるのね」
ヒラクの言葉がオレの頭を殴りつけたが意識を飛ばされないようにオレは自分の頬を叩いた。
「呪い?ハレルが?あんなフワフワなヤツが呪われてるって本当に占い師かよ」
コンラッドがますます不審がる。
「超凄い占い師よー。そのフワフワちゃんがどんな子か知らないけど魂に長くまとわりつく呪いがかけられてるわ。」
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