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ドSになりたい小柄青年✕犬になりたい大柄青年 1(エロなし。御主人様と犬ごっこ。Мの片思いからの両思い)
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最近、興味本位で出会い系アプリに登録したら、犬になりたい人間ヒロさんの飼い主になることになった。
小柄な僕とは反対に背も横幅も大きい男だ。無口な人で、犬になりたい理由は聞いてない。
ドSがモテると聞き、ドSになる練習のため相手を探していた。
僕も相手も初心者。初めての顔合わせでは顔や性格より「犬と飼い主プレイ」の相性を重視してラブホテルに行った。
お手とおかわり、おすわり、ボール遊びをして、最後は飼い主が犬を褒めて終わるという体験をした。
本当に人間を飼った気分になり、とても興奮した。
彼も同じだったらしく、互いにハマりすぎないようにとその日はお開きにして、連絡先を交換した。
それから会うのは今回で記念すべき十回目。今日もラブホテルだ。
「ヒロさん、今日はなにしたい?」
お互いに初心者だから、犬になる前の人間ヒロさんに、どんな犬プレイをしたいか確認する。
「ん……早く犬になりたい」
そう言って彼は僕を抱き締める。
彼は体温が高く、抱き締められるといつも熱いと思う。
「もう、人間のときのハグは恋人にしてあげなよ。僕は犬になったヒロさんの時間限定飼い主だよ。犬は飼い主を抱っこしないよ」
僕とヒロさんは犬と飼い主をそれぞれ練習するための相手。本物の恋人じゃないし、体を重ねるわけでもない。
なのにヒロさんは抱き締めている腕を離してくれない。
「じゃあ、犬になるから抱いてくれ。今すぐだ」
耳に唇を寄せて囁かれると同性なのにドキドキする。犬がハグを求めているだけ。そう思おうとしても違う想像をしてしまう。
「っ!……急かさないでよ。ヒロさんが服を全部脱いだらする約束でしょ。犬になりたいなら先に服を脱いで」
僕はペットの犬に服は着せない派だ。カッパを着てお散歩する犬は可愛いし、他所様が犬に服を着せているのを見ると可愛いと思う。でも僕は犬には服は着せない。だからヒロさんも犬の時は全裸になってもらう。
「なあ、徳雄は犬で性欲発散したくないか」
「へ?なんで?」
ドSになってモテるために練習してる。モテたら恋人ができる。恋人とエッチをする。うん、素晴らしい流れ。
ただ、ヒロさんは犬として奉仕することに興味があるみたいだ。
「……そういう命令するかどうかは徳雄に任せる」
そう言うと僕から離れた彼は服を脱いで全裸になった。
「御主人様、どうしますか?」
床に四つん這いになったヒロの犬スイッチが入った。二人揃って初心者だから「わんわん」と完全な犬語だと意思疎通が難しいので普通に喋ってもらう。
初めての時、ヒロが語尾に「~~わん」をつけてくれたんだけど、でっかい男が「わん」と鳴く姿に僕が爆笑してしまったから、それ以来、プレイ中は敬語で喋ってくれる。
「おすわり」
床に手をつき、できるだけ低くしゃがむヒロ。
「よし、いい子だ」
頭を撫でて褒めてあげる。
「待て」
そう命じると、ヒロはじっとしゃがんだまま静止する。僕はカバンから棒状のマシュマロが入ったパックを取り出してヒロの前に立つ。
「お手、おかわり」
僕が差し出した右手に、手を交互に乗せるヒロ。上手くできたご褒美にマシュマロを一つ、手にとって見せてあげる。彼はご褒美をもらうために口を開けたから中に入れてあげた。
でもすぐには食べない。僕の「よし」を待っている。
「よし」
号令を出したら彼はマシュマロを食べる。飲み込む時に喉仏が上下するから、食べ終わったら次の号令をかける。
「ヒロ、歩くよ」
僕の足の横に四つん這いになって並ぶヒロ。
僕達は紐と首輪を使わない。その方が信頼感が強い感じがするから。
「進むよ」
僕が歩くとヒロは手足を動かしてハイハイで進む。
「止まれ」
部屋の角で歩くのを止めたらヒロは四つん這いで止まる。僕を見上げて次の命令を待ってる。
「待て」
僕の命令通り、じっとして動かない。
僕は彼の頭を撫でてあげるとヒロの表情が緩んだ。
「行くよ」
僕がまた歩き出すとヒロも四つん這いで歩く。部屋を一周し、真ん中に戻る。
「伏せ」
ヒロは土下座のように床に伏せる。土下座と違うのは、肘を曲げて体の下に置いているところだ。
「よし、いい子だ。食べていいよ。よし」
僕の手に乗せたご褒美のマシュマロをあげるとヒロは口だけ使って食べた
口を動かすヒロを見ながら、また頭を撫でる。
「偉いよ。ヒロ、可愛いね」
ヒロの犬スイッチがさらに入る音がした。
「御主人様……俺は可愛いか?」
「うん、可愛いよ」
人間だと可愛くない外見だけど犬、いや、人間の言葉を話せる犬人間だから可愛い。
「じゃあ、交尾しないか?」
「しないよ。これはエスエムの練習なんだから」
恨めしそうに僕を見上げるヒロ。放置プレイだって立派なエスエムプレイだ。
「エッチを含んだプレイがしたいなら、僕をその気にさせてよ」
お、ドSっぽいセリフが言えた。自分で言ったのにちょっと感動する。
目をギラつかせた犬人間が、四つん這いのまま、僕の足下に近寄る。僕の靴下を履いた足を舐めて興奮した犬の鼻息が布越しにかかる。
「っ!」
煽ったのは僕だけど、命令してないのに足を舐めてきたヒロの行動に驚く。
「足なら犬が舐める場所の定番ですよね」
「あ、うん。そう、だね」
足の甲側の靴下を歯先で噛んで持ち上げようとしてくるから、なにをするんだろうとその足を上げた。
すると靴下を口で脱がし、指を一本一本丁寧に舐めてくる。指の間も丁寧に。
「ん……ふっ」
指を舐められるとくすぐったい。ベロベロと舐め回し、時々、口を離したかと思えば靴下に鼻を押し付けて匂いを嗅いでいた。
「ヒロ、クンクンするのはダメだよ……」
直接ではなく、靴下からとはいえ、足の匂いが移ったそれを嗅がれるのは恥ずかしい。
僕は体を曲げて脱がされた靴下を回収した。
「まだこっちがある」
ヒロは反対の足に履いた靴下を、つま先の端っこを齧って引っ張り、脱がそうとしてくる。
「っ!こらっ、ヒロッ、だめっ」
調子に乗ったら叱るのが飼い主の勤め。
犬と化したヒロがはしゃぎ過ぎているから、ほっぺたをベシッと叩くと、ヒロは一旦僕から離れてくれた。
「だめっ。だめって言ったら止める。止めなかったヒロが悪いんだよ」
「ごめんなさい」
おすわりの姿勢になったヒロ。
「お手」
すぐにヒロが右手を出した。僕は彼の手を掴んで離す。
「おかわり」
次は左手。こっちも同じように掴んで離す。
「三回まわってわん」
ヒロは四つん這いになり、その場で小さな円を描くように三周する
「わん」
僕とじっと見上げて、ひと鳴き。
「うん、いい子。いい子にはご褒美だよ」
僕は頭を撫でてあげてから、袋からマシュマロを一つ取って、彼の口の中に入れてあげる。ヒロはおすわりしたまま口の中に入ったマシュマロをもぐもぐと食べた。
「美味しい?」
「ん……」
僕も一粒口に放り込むとマシュマロの弾力とバニラの香りと甘さが広がった。
最後に犬用の玩具ロープで綱引き。僕は両手で玩具ロープを掴んで引っ張り、ヒロは歯をむき出しにして噛みついて引っ張る。
これが一番楽しい。犬に勝たせても最後は絶対に自分が勝たなきゃ、犬は力が弱い飼い主より上だと思ってしまう。
ヒロは真剣だ。僕も真剣に戦う。だから楽しい。
「ふふっ、ヒロは強いね。でも僕の方が上!」
玩具ロープから力が弱まる。ヒロが口を離す合図だ。僕がロープを軽く揺すればヒロが口を離した。
「楽しかったね」
ヒロの頬を撫で回すと、僕の肩に手を置いて顔を近づけ舐めてきた。
「もう、やめてよ……んッ」
顔中を舐めてくるヒロの舌が僕の唇も舐める。犬が人間の顔を舐めるのを真似しているだけだと分かっているのに、気持ち良くて、これ以上唇を舐められないよう僕は慌てて口を両手で塞ぐ。
「御主人様?」
「な……なんでもないよ。そろそろ服を着たら?」
僕は誤魔化すように笑って見せた。
「そうか」
ヒロは四つん這いで服の前に移動し、それを着始めた。僕はその間に残ったマシュマロや玩具ロープの片付けをする。
「なあ、徳雄。恋人にならないか」
服を着て立っているヒロは人間に戻ったヒロだ。
「恋人?な、なんで?」
僕は動揺してカバンを落とした。
「性行為したい」
「ああ……そっち。そっち目的ならそういう人を探しなよ」
「違う。徳雄としたい。犬の俺も人間の俺も徳雄が好きで、交尾して心を重ねたい」
「それ、告白? にしては交尾ってセリフを使うのどうなの」
「一緒に楽しいことをしてくれる人と愛し合いたい。今、徳雄が俺にとっての一番だ」
僕は考える。
ドSになるための練習相手だったヒロ。
ヒロは犬になりたい男だ。従順で、隙あらば抱きついてくるし、エッチっぽいことしようとしてくる。でもそれは叱るって行動を起こす飼い犬プレイの一種だ。
「徳雄とのプレイは優しいし、要求も無茶じゃない。徳雄がご主人様で恋人なら俺は幸せになれる」
僕は恋人が欲しいからモテたかった。ドSはモテるって聞いたし、今、僕はドSでモテているから告白されている?!
「徳雄に俺の全部を捧げる。尻もなにもかも差し出す」
「待って待って、お尻は止めとこう!傷ついたらトイレできなくなるよ」
「もうヤッたも同然だろ。あんな気持ち良くて楽しいことをするんだから。もう他のやつじゃ気持ちよくなれない」
犬プレイはお尻でセックスするのと同じ快感だったのか……じゃあ、責任取らないとな。ヒロの飼い主だし。
唇を舐められるの、嫌じゃなかったし、気持ちよかったし。またやってくれるなら、恋人になってもいいな。
「じゃあ、恋人にもなる」
ドSになる練習相手で犬と飼い主の関係の僕達が恋人になった。
僕がお尻でのセックスを調べて学び、盛りのついた犬みたいにヒロの上に乗っかって、エッチをしまくるのはそれからもうちょっと先だった。
小柄な僕とは反対に背も横幅も大きい男だ。無口な人で、犬になりたい理由は聞いてない。
ドSがモテると聞き、ドSになる練習のため相手を探していた。
僕も相手も初心者。初めての顔合わせでは顔や性格より「犬と飼い主プレイ」の相性を重視してラブホテルに行った。
お手とおかわり、おすわり、ボール遊びをして、最後は飼い主が犬を褒めて終わるという体験をした。
本当に人間を飼った気分になり、とても興奮した。
彼も同じだったらしく、互いにハマりすぎないようにとその日はお開きにして、連絡先を交換した。
それから会うのは今回で記念すべき十回目。今日もラブホテルだ。
「ヒロさん、今日はなにしたい?」
お互いに初心者だから、犬になる前の人間ヒロさんに、どんな犬プレイをしたいか確認する。
「ん……早く犬になりたい」
そう言って彼は僕を抱き締める。
彼は体温が高く、抱き締められるといつも熱いと思う。
「もう、人間のときのハグは恋人にしてあげなよ。僕は犬になったヒロさんの時間限定飼い主だよ。犬は飼い主を抱っこしないよ」
僕とヒロさんは犬と飼い主をそれぞれ練習するための相手。本物の恋人じゃないし、体を重ねるわけでもない。
なのにヒロさんは抱き締めている腕を離してくれない。
「じゃあ、犬になるから抱いてくれ。今すぐだ」
耳に唇を寄せて囁かれると同性なのにドキドキする。犬がハグを求めているだけ。そう思おうとしても違う想像をしてしまう。
「っ!……急かさないでよ。ヒロさんが服を全部脱いだらする約束でしょ。犬になりたいなら先に服を脱いで」
僕はペットの犬に服は着せない派だ。カッパを着てお散歩する犬は可愛いし、他所様が犬に服を着せているのを見ると可愛いと思う。でも僕は犬には服は着せない。だからヒロさんも犬の時は全裸になってもらう。
「なあ、徳雄は犬で性欲発散したくないか」
「へ?なんで?」
ドSになってモテるために練習してる。モテたら恋人ができる。恋人とエッチをする。うん、素晴らしい流れ。
ただ、ヒロさんは犬として奉仕することに興味があるみたいだ。
「……そういう命令するかどうかは徳雄に任せる」
そう言うと僕から離れた彼は服を脱いで全裸になった。
「御主人様、どうしますか?」
床に四つん這いになったヒロの犬スイッチが入った。二人揃って初心者だから「わんわん」と完全な犬語だと意思疎通が難しいので普通に喋ってもらう。
初めての時、ヒロが語尾に「~~わん」をつけてくれたんだけど、でっかい男が「わん」と鳴く姿に僕が爆笑してしまったから、それ以来、プレイ中は敬語で喋ってくれる。
「おすわり」
床に手をつき、できるだけ低くしゃがむヒロ。
「よし、いい子だ」
頭を撫でて褒めてあげる。
「待て」
そう命じると、ヒロはじっとしゃがんだまま静止する。僕はカバンから棒状のマシュマロが入ったパックを取り出してヒロの前に立つ。
「お手、おかわり」
僕が差し出した右手に、手を交互に乗せるヒロ。上手くできたご褒美にマシュマロを一つ、手にとって見せてあげる。彼はご褒美をもらうために口を開けたから中に入れてあげた。
でもすぐには食べない。僕の「よし」を待っている。
「よし」
号令を出したら彼はマシュマロを食べる。飲み込む時に喉仏が上下するから、食べ終わったら次の号令をかける。
「ヒロ、歩くよ」
僕の足の横に四つん這いになって並ぶヒロ。
僕達は紐と首輪を使わない。その方が信頼感が強い感じがするから。
「進むよ」
僕が歩くとヒロは手足を動かしてハイハイで進む。
「止まれ」
部屋の角で歩くのを止めたらヒロは四つん這いで止まる。僕を見上げて次の命令を待ってる。
「待て」
僕の命令通り、じっとして動かない。
僕は彼の頭を撫でてあげるとヒロの表情が緩んだ。
「行くよ」
僕がまた歩き出すとヒロも四つん這いで歩く。部屋を一周し、真ん中に戻る。
「伏せ」
ヒロは土下座のように床に伏せる。土下座と違うのは、肘を曲げて体の下に置いているところだ。
「よし、いい子だ。食べていいよ。よし」
僕の手に乗せたご褒美のマシュマロをあげるとヒロは口だけ使って食べた
口を動かすヒロを見ながら、また頭を撫でる。
「偉いよ。ヒロ、可愛いね」
ヒロの犬スイッチがさらに入る音がした。
「御主人様……俺は可愛いか?」
「うん、可愛いよ」
人間だと可愛くない外見だけど犬、いや、人間の言葉を話せる犬人間だから可愛い。
「じゃあ、交尾しないか?」
「しないよ。これはエスエムの練習なんだから」
恨めしそうに僕を見上げるヒロ。放置プレイだって立派なエスエムプレイだ。
「エッチを含んだプレイがしたいなら、僕をその気にさせてよ」
お、ドSっぽいセリフが言えた。自分で言ったのにちょっと感動する。
目をギラつかせた犬人間が、四つん這いのまま、僕の足下に近寄る。僕の靴下を履いた足を舐めて興奮した犬の鼻息が布越しにかかる。
「っ!」
煽ったのは僕だけど、命令してないのに足を舐めてきたヒロの行動に驚く。
「足なら犬が舐める場所の定番ですよね」
「あ、うん。そう、だね」
足の甲側の靴下を歯先で噛んで持ち上げようとしてくるから、なにをするんだろうとその足を上げた。
すると靴下を口で脱がし、指を一本一本丁寧に舐めてくる。指の間も丁寧に。
「ん……ふっ」
指を舐められるとくすぐったい。ベロベロと舐め回し、時々、口を離したかと思えば靴下に鼻を押し付けて匂いを嗅いでいた。
「ヒロ、クンクンするのはダメだよ……」
直接ではなく、靴下からとはいえ、足の匂いが移ったそれを嗅がれるのは恥ずかしい。
僕は体を曲げて脱がされた靴下を回収した。
「まだこっちがある」
ヒロは反対の足に履いた靴下を、つま先の端っこを齧って引っ張り、脱がそうとしてくる。
「っ!こらっ、ヒロッ、だめっ」
調子に乗ったら叱るのが飼い主の勤め。
犬と化したヒロがはしゃぎ過ぎているから、ほっぺたをベシッと叩くと、ヒロは一旦僕から離れてくれた。
「だめっ。だめって言ったら止める。止めなかったヒロが悪いんだよ」
「ごめんなさい」
おすわりの姿勢になったヒロ。
「お手」
すぐにヒロが右手を出した。僕は彼の手を掴んで離す。
「おかわり」
次は左手。こっちも同じように掴んで離す。
「三回まわってわん」
ヒロは四つん這いになり、その場で小さな円を描くように三周する
「わん」
僕とじっと見上げて、ひと鳴き。
「うん、いい子。いい子にはご褒美だよ」
僕は頭を撫でてあげてから、袋からマシュマロを一つ取って、彼の口の中に入れてあげる。ヒロはおすわりしたまま口の中に入ったマシュマロをもぐもぐと食べた。
「美味しい?」
「ん……」
僕も一粒口に放り込むとマシュマロの弾力とバニラの香りと甘さが広がった。
最後に犬用の玩具ロープで綱引き。僕は両手で玩具ロープを掴んで引っ張り、ヒロは歯をむき出しにして噛みついて引っ張る。
これが一番楽しい。犬に勝たせても最後は絶対に自分が勝たなきゃ、犬は力が弱い飼い主より上だと思ってしまう。
ヒロは真剣だ。僕も真剣に戦う。だから楽しい。
「ふふっ、ヒロは強いね。でも僕の方が上!」
玩具ロープから力が弱まる。ヒロが口を離す合図だ。僕がロープを軽く揺すればヒロが口を離した。
「楽しかったね」
ヒロの頬を撫で回すと、僕の肩に手を置いて顔を近づけ舐めてきた。
「もう、やめてよ……んッ」
顔中を舐めてくるヒロの舌が僕の唇も舐める。犬が人間の顔を舐めるのを真似しているだけだと分かっているのに、気持ち良くて、これ以上唇を舐められないよう僕は慌てて口を両手で塞ぐ。
「御主人様?」
「な……なんでもないよ。そろそろ服を着たら?」
僕は誤魔化すように笑って見せた。
「そうか」
ヒロは四つん這いで服の前に移動し、それを着始めた。僕はその間に残ったマシュマロや玩具ロープの片付けをする。
「なあ、徳雄。恋人にならないか」
服を着て立っているヒロは人間に戻ったヒロだ。
「恋人?な、なんで?」
僕は動揺してカバンを落とした。
「性行為したい」
「ああ……そっち。そっち目的ならそういう人を探しなよ」
「違う。徳雄としたい。犬の俺も人間の俺も徳雄が好きで、交尾して心を重ねたい」
「それ、告白? にしては交尾ってセリフを使うのどうなの」
「一緒に楽しいことをしてくれる人と愛し合いたい。今、徳雄が俺にとっての一番だ」
僕は考える。
ドSになるための練習相手だったヒロ。
ヒロは犬になりたい男だ。従順で、隙あらば抱きついてくるし、エッチっぽいことしようとしてくる。でもそれは叱るって行動を起こす飼い犬プレイの一種だ。
「徳雄とのプレイは優しいし、要求も無茶じゃない。徳雄がご主人様で恋人なら俺は幸せになれる」
僕は恋人が欲しいからモテたかった。ドSはモテるって聞いたし、今、僕はドSでモテているから告白されている?!
「徳雄に俺の全部を捧げる。尻もなにもかも差し出す」
「待って待って、お尻は止めとこう!傷ついたらトイレできなくなるよ」
「もうヤッたも同然だろ。あんな気持ち良くて楽しいことをするんだから。もう他のやつじゃ気持ちよくなれない」
犬プレイはお尻でセックスするのと同じ快感だったのか……じゃあ、責任取らないとな。ヒロの飼い主だし。
唇を舐められるの、嫌じゃなかったし、気持ちよかったし。またやってくれるなら、恋人になってもいいな。
「じゃあ、恋人にもなる」
ドSになる練習相手で犬と飼い主の関係の僕達が恋人になった。
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