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60 我慢できませんでした
しおりを挟む自分から誘うなんて、はしたないかも……、という迷いを持ちつつも、ユンネも我慢できなかった。
旦那様はなんでも持っている。美麗な容姿も鍛えられた彫刻の様な身体も有り余る財力も高い地位も、モテないわけがない。
ユンネは自分を客観的にみてモテるとは思っていない。どこにでもいる様な平凡な人間だ。
だから心配なのだ。
『女装メイドは運命を選ぶ』の中の主人公ラビノアの様に美しいわけでも、誰もが驚く様なスキルがあるわけでもない。
しかも立ち位置は悪妻で名前もない役。
二重血判で婚姻契約しているとはいえ、とても不安だ。
なので勇気を出してユンネから誘うことにした。
ものすごーく勇気がいった。
恥ずかしくて死ねるくらい本当はプルプル震えている。
怖気付いて寝たふりして、次にまたチャレンジしようかとも思ったけど、ここで根性見せなければ男が廃る!
旦那様の手が頭にポンと乗せられる。
「私は私事になると駄目になるとソマルデからよく言われるんだ。………ユンネの今までのことを考えると、私は我慢すべきかと思っていた。」
「俺は我慢できませんでした。」
ナデナデと俺の頭に乗せられた手は優しく動く。
気持ち良い。
旦那様の綺麗な顔が降りてきた。目を閉じるとキスをされる。
オデコに、瞼に、鼻の頭に、唇に…。
旦那様はキス魔だ。
頬にも耳にも沢山キスが降ってくる。くすぐったい。
「フフフ、ハハ。」
笑うと旦那様も軽く笑い返してきた。
旦那様の唇が俺の唇に合わさり、ヌルッと舌が入ってくる。いつもは軽い触れる様なキスしかしないのに、今日は深く合わさってきた。
熱い舌が上顎をザラザラと舐め、痺れる快感が走る。歯列をなぞって、俺の舌に旦那様の舌が絡まってきた。気持ち良くて俺も舌を出す。
気持ち良い。
お互いの唾液が混ざり合い、クチュクチュという音が頭の中に響く。舌と舌が擦れるとなんで気持ち良いんだろう?
夢中で舌を出すと、ジュウと吸われてビリビリと痺れた。
「…ぁ、ふぅ…………あぁ……ん。」
自分のものとは思えないくらい甘い声が出てくる。
下唇を軽く吸いながら、旦那様の唇が離れて行った。
熟れた頭でボゥと旦那様を見上げる。
「私も我慢できなくなった。」
一緒にふふふと笑う。楽しい。嬉しい。
旦那様が俺の隣に肘を付いて寝転がった。俺も横を向こうとしたけど、旦那様が俺の肩を押さえて仰向けのままにさせる。
「?」
どうするんだろうと顔だけ横向けて旦那様を見ると、とても嬉しそうな旦那様と目があった。その視線は下にずれて行き、キラキラと主に俺の下半身を見ている?
「………………、、、ぎゃ!!」
「くくく。」
無茶苦茶勃ってる!俺の股間がお山になっている!このスカートの生地が柔らかいから、俺の身体の形を浮き上がらせて広がっているのだけど、俺の勃ち上がったチンチンも綺麗に見せてくれていた。
今日の下着はレースのついた小さな紐パン。飛び出てる!多分横から飛び出してる!
隠そうと膝を立てようとしたのに、旦那様が自分の片足を乗せて阻止してきた。
慌てて手で隠そうとして、今度は両手を片手で封じられてしまう。
「ちょっ………、は、恥ずかし……っ。ドレス、ドレス脱がないと!汚しちゃう!」
「そうだな、先っぽから出ると汚れるな。」
ひ、ひどい!もしかして分かってて着せた!?
いや、俺もやりたくてドレス着たから、今更恥ずかしいもないんだけど、女の格好してチンチン勃ててる姿が変態っぽくて恥ずかしい!
せめて脱がせて!あとパンツもこっそり外させて!
旦那様は拘束した俺の両手を、肘をついていた方の手で掴み直し、空いた手を俺の胸の上に乗せた。
あれ?なんか手慣れてる?
今までバードキスしかしてこなかったし、紳士的だからあまり性的なものを感じたことがなかった。だから俺に魅力が無いんだろうと不安にもなったんだけど……。
旦那様の手が俺の胸をクリクリと弄り出す。優しく指を回したり、キュッと摘んだり弾いたり。服越しに感じる快感がむず痒い。
「……んんっ…………、あっ…はぁ、ぁ旦那さまぁ……。」
下腹と内腿に力が入り、足を持ち上げたいのに動かせない。旦那様の片足が乗っているだけなのに完全に拘束されていた。
快感がもどかしくてモジモジと小さく腿を動かすけど、自分ではどうすることもできない。
触りたい……!
柔らかい布が先っぽに擦れて微妙な刺激を与えてくる。完全に天を向いている自分のものが丸見えで恥ずかしい。
旦那様の手はお腹をさすったり押したりしてくる。ドレスの布がそれに合わせて引っ張られ、ますます布がスルスルと先っぽを刺激してきた。
ビクビクっと小さく震える。
ちょっ、ちょっと出ちゃっ………。
部屋の中は灯りをつけたままにしているので良く見える。消してって言えばよかった!だって先っぽのとこが濡れてるんだもん。ジワってっ、ジワァってっっ!
俺の目尻にも涙がジワっと浮かんでくる。
「……ふ……ぅん、ん、ぁ、ドレス、汚しちゃ……!」
旦那様に訴えても、旦那様の笑みが深くなるだけだった。ほ、本当に嬉しそうなんだけど!?
「よしよし、可愛いなユンネは。」
「ひやぁん…!」
よしよしされたのは俺の頭では無い。俺のチンチンの頭をよしよしされて、俺は小さく悲鳴をあげた。
ブルブルと身体が震える。
うう、出ちゃった!
ドレスの布がヌルッとした感触に変わった。
全身の血管がドクドクと音をたたて騒いでいる。
旦那様の手が布越しに俺のチンチンをグリグリと親指で擦ってきた。亀頭の平たい部分をゆっくりと撫で、スウッと穴に親指を滑らせグリッと尿道の入口を広げられた。
「んんっあ、あ、あ、ぁあ!」
ヌルヌルの布越しに強い刺激が合わさり、喘ぎ声が止まらない。相変わらず足は動かないので、腰だけがビクビクと動き背中が浮いてしまう。
「だん、な、様ぁ、あ、あ、ダメっ、そん、なっっ!んっっんんっっっああぁぁぁ!」
グリグリコスコスされて、今度は思いっきり射精してしまった。さっきは我慢したけど、いっぱい出てしまった気がする。
「気持ち良いか?」
旦那様の濡れた声がする。紳士だと思っていた旦那様が厭らしい声を出してる。ちょっと掠れたような喘ぐような声だ。
ハーハーと息を吐いてゆっくりと頷くと、旦那様の口から「大丈夫だ。」と言葉が吐き出される。
まだまだ射精せるよ。
え?無理…って返したのに、その後も動けない状態で射精し続けた。
ネチャアーーーと糸を引いて服が漸く脱がされる。
ゼィゼィと荒い息を吐いて腕も持ち上がらない。こんなに心臓がドキドキしてるの初めてかも。全力疾走した時よりキツい。
途中で足の拘束が無くなり、スカートを捲ってお尻もほぐされた。指を入れられ一本二本と増えていき、ググッと腹側を押されてチカチカと視界が弾ける感覚に、訳も分からず何かを言っていた気がする。
スカートも下に敷いていた布団もベチャベチャに濡れている。……精液だけじゃ無いかもとかなり恥ずかしくなった。
レースの紐パンは原型が分からないくらい酷い有様だ。
全裸にされたのに旦那様はキチンと服を着たままなのに気付く。
「………だ、旦那様も、脱いで……?」
懇願する。俺だけ裸とか酷い。
旦那様がオデコにチュッとキスをして脱ぎ出した。
た、逞しい……!筋肉の形が!ふわわわっ!!
はぅはぅと荒く息を吐いて脱ぐ姿を凝視してしまった。
旦那様がクスッと笑う。
うわわ、変態みたいに見てしまった!
片足を持たれて腰ごと持ち上げられると、俺の下半身がよく見えた。
うう、ぐちょぐちょだ。
汚くないのかなと旦那様を見上げると、旦那様はフーフーと少し息が荒く顔が赤くなっていた。
いつもは紳士然と爽やかに笑っている旦那様が興奮している!
ちょっと嬉しくなって旦那様の視線の先を追った。
「…………………………………………は、入る?」
え?大きくない?体格差あるし、ヒュウゼなんかよりも身体大きいし、あそこも大きいかもなぁとは思ってたけど、予想より大きくない?
………入るかな?
「挿れるよ。」
旦那様がにっこりと笑った。
なんか前もこんな笑顔見たな?いつだっけ……。そうだ、旦那様がソフィアーネを捕まえに領地へ行く時に、滅多切りしないよね?って聞いた時、こんな笑顔をしていた。滅多切りはしてなかったけど、王都に来たソフィアーネの姿は想像以上に凄かった。正直言われなければソフィアーネと分からないレベルで人相も容姿も激変していた。銀髪なんか抜け落ちてたから女性と分からないレベルで。
でもなんであの時の笑顔と一緒……。
ググッとお尻に圧迫感を感じる。
「………はぁっ………!」
ああっ!すごい!!
お腹の中がパンパンになっている気がする。軽く抜いて香油を足してまた挿れてを繰り返され、考えがまとまらない。
「……あ゛っっ………ぁあぁぁ。」
ゴツッと奥に当たる感覚がした。足がガクガクと痙攣する。
チョロチョロッと少しだけ俺の薄い精子が出てきだけど、それはサラサラとした透明なものだ。
旦那様が奥に入れたままグリグリと動かした。
中に隙間がないくらい入っているので、動かされるといろんなところが擦られる。
苦しいくらいにいっぱいで、ハァハァと息が整わない。
「………もう少し、奥まで進みたいけど、今日はここまでだな………。」
まだあるの!?これ全部じゃないって言われちゃったよ!?
「も、無理だよ……?」
涙がポロポロと零れてくる。嫌とかじゃなくて、お腹の中がいっぱいなのと、擦られる中が気持ち良くて、自然と出てきてしまう涙だ。
「そのうち慣れる。」
挿れられたまま、またキスの雨が降ってくる。
「んん………。」
中に馴染むよう動かない代わりのキスのようだ。
「まだ苦しい?」
「だい、しょうぶ…。…………………動いて。」
ああ、恥ずかしいっ!自分から誘っておいて、恥ずかしすぎて何もできない!
だって旦那様が綺麗だし、裸だし、カッコいいしっ!今日の表情は色っぽくて、その瞳が俺をじっと見てて、直視できない!
ズルルと抜ける感覚が腰に響いてくる。擦れて気持ち良い。
「ぁぁ、あ、あ、あ。」
ズンと中に戻ってくる塊が、熱くて大きくて、これもまた気持ち良い。
意識が全部持っていかれる。
腰を持たれて段々と激しくなる動きに喘ぐことしかできない。
「………はぁ゛…………、ユン、ネ………。」
ジュヴゥゥとキスされ舌を吸われる。
息は苦しいし熱い。気持ちが良くてボウとする。
旦那様に縋り付いた。
一際強く押し込まれ、ビクンと足が伸びて痙攣する。ドクドクと中に熱いものが広がり、多幸感が訪れた。
ふわ、あ、幸せ。
幸せだ。嬉しい。
二人でハァハァと息が荒いまま見つめ合った。
力無く笑うと旦那様も笑い返してくれる。
「………君の、笑顔を見るたびに抱き締めたかったんだ。髪を撫でてキスをして、私の中に入れてしまいたかったんだ。ずっと………、君がユネと名乗っている時から。」
え?
それって、俺が妻とか関係なくってこと?
ジワジワと嬉しくて「エヘヘ。」と笑ってしまう。だって口が自然とふにゃふにゃ笑ってしまうのだから仕方ない。
「ユンネの笑顔を見ると癒されるな。」
「俺も旦那様の笑顔大好きです。」
チュウとキスをされた。旦那様キス好きだよね?
ところで下半身が入ったままだけど、また大きくなり出してるけど、これって………。
ユサユサと揺すられて、旦那様が神々しく笑った。
明日がちょっと心配になったけど、旦那様が好きだと言って微笑むのだから、俺はなんでも許せてしまいます!
翌日、立てなくなったけどね。これでも一人産んでるのにね……。
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