落ちろと願った悪役がいなくなった後の世界で

黄金 

文字の大きさ
127 / 135
番外編 空に天空白露が戻ったら

126 こっちを向いて②

しおりを挟む

 自己紹介してくれた花守主リョギエンは、なんとも掴みどころのない人物だった。
 リョギエンが身分を名乗ってくれたので、イリダナルも自分の身分を明かした。ついでに治療道具を出させて怪我の手当てもする。
 治療しながら、正直に透金英の親樹を見たくてここまで来たのだと言うと、是非見てくれと案内までされてしまった。
 透金英の親樹は厳重に管理秘匿された存在じゃなかったのだろうか?
 透金英の親樹は大きく、葉が一枚もない。花をポツポツと咲かせているから枯れ木ではないのだとわかる。

「あまり近付くと根が土から出ているから踏むと危ない。」

 そう言われて地面を見ると、確かにあちこち根が飛び出していた。
 頷きイリダナルは透金英の親樹を見上げる。

「これ一人で世話をしているのか?」

「ああ、そうだ。花守主当主だけの仕事になる。だが頻繁に来るしそこまで大変でもない。」

 先程運んでいた枝は古くなった枝だったらしい。
 神聖力を吸う力が衰え、いずれ枯れるので、その都度古い木は剪定するのだという。
 枯れ木になれば神聖力を吸うこともないし、元透金英の枝で加工品を作れば売れるのだという。
 
 部外者に勝手に透金英の親樹を見せても大丈夫なのかと聞くと、透金英の花を咲かせたお礼だと言っていた。

「その花はリョギエンが持っててくれ。」

 呼び捨てでいいと言われたので、イリダナルは遠慮なく敬称なしで名前を呼んだが、リョギエンは全く気にしていない。

「いいのか?色々な花を集めているんだ。」

 嬉しそうに花が咲いた透金英の枝を抱き締めていた。
 
 これがリョギエンと初めて会った時のことだ。
 それからイリダナルは天空白露に行く時は、花守主リョギエンと、青の翼主クオラジュのもとを尋ねるのが恒例になっていった。



 


 二十歳になり、イリダナルはマドナス国の王子として天空白露に住居を移した。
 無事開羽し天上人となったが、予言の神子騒動に巻き込まれ、まぁ、面白い見せ物だったなという程度の感想をもって自国に帰国した。
 民衆の支持を集めるのは簡単だった。天上人の羽を出せば、皆敬い集まりだす。
 ただの王子が民衆の支持を盾に国政に手をつけると、他の継承権を持つ王族から反発があったが、一人一人潰していった。
 事業を展開し国益を増やして、貴族の支持も集めていく。
 敵対者は容赦なく潰して今後の憂いを断ち、王太子にのしあがった。
 そして数年で国王へと上り詰める。
 貴族どもは美味い汁を吸える方へとつくものだ。上手に褒美を与えつつ、従わなければならないと錯覚させていく。
 飴と鞭を使い分け、イリダナルはマドナス国を手中に収めた。




 そして現在、イリダナルが最も時間をかけて手に入れようとするものが、もう少して手に入りそうで入らない。
 マドナス国の王城に作った温室には、様々な植物を取り揃えた。
 興味があるという神仙国の植物も大量に取り寄せた。それを餌にお持ち帰りした。
 彼の今にも没落しそうな家にも援助して、存続するよう手を回した。
 
「………リョギエン、面白いか?」

「ああっ!」

 パァと輝く返事が返ってくるが、顔は手元を向いたままだ。鈍色の長い髪は緩く後ろに三つ編みにしている。
 元花守主当主リョギエンは、大の植物オタクだ。
 リョギエンに神仙国の植物が溢れる温室をプレゼントしたのだが、リョギエンの関心は全て温室に向いてしまっている。
 イリダナルはその姿を見つめながら、この変わらない関係に苛立っていた。しかしその姿をリョギエンには一切見せないようにしている。
 この距離感は昔から変わらない。出会った頃から。

「……リョギエン、俺はもう行くが、あまり棍を詰めすぎるなよ。」

 ハッとしてリョギエンが振り返った。

「……すまない。何か用があったのか?」

 慌てて立ち上がろうとするリョギエンを、イリダナルは手で制した。

「いや、温室の管理で何か不都合はないかと思ってな。楽しんでいるならいいんだ。」

 イリダナルは政務の合間にここに来た。一緒に休憩でもと思ったのだが、集中している時に手を止めさせるのは可哀想だと思い眺めていた。

「また後でな。」

「あ………。」

 立ち去るイリダナルを、リョギエンは途方に暮れて見送っていた。






 折角イリダナルが温室に来たのに、夢中になりすぎて話が出来なかった。
 イリダナルは何かとリョギエンを気に掛けてくれる。出会った頃からずっとだ。
 初めて会った時、リョギエンは透金英に神聖力を吸われて白髪に戻っていた。それなのにイリダナルは普通に話しかけてくれた貴重な人だった。
 リョギエンが白髪だと知る人間は限られている。
 同じ花守主の人間でも、直系家族くらいしか知らない。家系に白髪が多く短命な為か、傍系もいない。
 地上の人々にとって、白髪は家畜も同然の扱いを受けたりする。この天空白露でさえ、白髪の時に誰かに会えば追い立てられたりする。
 リョギエンは花守主当主として透金英の世話があるので、絶対に白髪の時、誰かに見られないように専用の通路を使うのだが、あの時迷い込んだイリダナルに見られてしまった。
 イリダナルは白髪のリョギエンでも、嫌な顔一つしなかった。
 出来ればそんなイリダナルとは、ずっと良い関係でいたい。
 白髪は短命だ。
 本当はリョギエンが早めに番を迎えて子孫を作るべきだったが、リョギエンには無理だった。
 興味があるのは植物のことばかりで、恋だ愛だと考えもしなかった。
 そうしたら、あっという間に四十歳。
 イリダナルから甥のヌイフェンに家督を継いで、マドナス国で研究しないかと言われた。
 本当はヌイフェンの年齢を考えると、死ぬまで花守主であり続けた方が良かったのだろうが、リョギエンは抵抗することなくイリダナルについてきた。
 それに後悔はない。

 ショボンと頭を垂れて、リョギエンは手を洗いに水場に向かった。

 リョギエンにとってイリダナルは優しい人だ。
 人によってはイリダナルのことを野心家といい、冷徹な為政者という。
 マドナス国に来て分かったが、イリダナルに友人というものはいないのだなと思った。
 基本誰にでも話しかける社交性があるので、どこにいってもイリダナルは人に囲まれる人物なのだが、なんの気兼ねなく話すことはしない。
 話の一つ一つに複数の思惑が混ざり、イリダナルは常に計算しているように思えた。
 リョギエンに対してもそうなのだろうかと考えたが、イリダナルの思考をリョギエンが量れるはずもなく、リョギエンはなるべく普通に話すようにしている。
 裏も表もなく、正直に話す様にしている。その方がイリダナルも嬉しそうにしてくれる。
 ただリョギエンは植物のことに関すると、すっかり周りが見えなくなってしまうのだ。
 
「折角ここに来たのに…。」

 リョギエンもイリダナルに話したいことは大量にある。というか積もり積もっている。
 この前だって漸く花が咲いた植木鉢を、見せたいと思ってイリダナルが仕事をしている部屋に向かったくらいだ。
 だが広い部屋の中で複数の人間と飛行船の設計図を見ながら熱心に喋るイリダナルを見て、鉢植えごとき見せて何になるのだろうと思い、そのまま踵を返して帰ってきてしまった。
 リョギエンは植物が好きだが、別にイリダナルはそうではないことを知っている。
 イリダナルはリョギエンに話を合わせてくれているのだ。
 見せようと思った花は一日しか咲かない花なので、もう枯れてしまった。
 青緑色の花びらは落ちて、種が出来ようとしている。

「………………。」

 着替えようとリョギエンは温室の近くにある自分の部屋へ入った。
 リョギエンが作業しやすい様に、自室が温室と並行して用意されている。
 ゴソゴソと着替えて、隣の寝室に入った。
 リョギエンの寝室はシンプルなのだが、中央にベットが置かれて、その奥に衝立が立っていた。その奥にトコトコと回り込む。
 衝立は直射日光を遮る為と、人目につかない様にする為に立てている。メイドの掃除も不要と言って、寝室には誰も入れないようにしてもらった。
 リョギエンの前には棚が置かれ、瓶が並んでいた。
 瓶の中一つ一つに透金英の花が咲いている。
 枝を短く切って花びらが傷まないよう瓶の中に収められた透金英の花は、色とりどりの色彩を放っていた。
 ツビィロランの黒に金と銀の粒が散る花や、各翼主の髪色と同じ花もある。
 極彩色の輝きを放つ花の中で、リョギエンは正面のよく見えるところに置いた一つの瓶の前に立った。
 根本が茶色味を増す金の花。
 イリダナルの髪色のような金茶色の透金英の花だ。
 最初に出会った時、イリダナルが咲かせた花だった。
 
 また後でと言われたが、次はいつ顔を合わせるだろう?

 イリダナルは多忙だ。毎日会えるわけではない。マドナス国王のイリダナルが今どこにいるのか知る術のないリョギエンは、大人しく与えられた温室で待つのが日常になっていた。
 ごくたまに、イリダナルの噂を聞いて居場所を知るが、それは会議であったり、国賓を招いたりしている時がほとんどで、イリダナルが一人でいる時を捕まえることは出来ない。
 
「本日の国王陛下は建国祭パーティーに参加されておりますよ。」

 寝室から出ると、護衛騎士の一人が話しかけてきた。
 リョギエンには固定の使用人が付いている。
 護衛騎士四名と侍従が二名。温室管理者が一名と、リョギエンの作業を手伝う庭師が二名だ。もう少し温室の植物の育成が定着してくれば、研究の幅を広げて研究員を入れる予定になっている。
 全員イリダナルが厳選した人間であり、彼等しかここに立ち入ることが出来ないようになっていた。
 よくイリダナルの予定を教えてくれるのは、護衛騎士をしている面々だ。本来ならイリダナルのそばに付かず離れず侍り警護する役目のある優秀な騎士たちなのだろうに、土いじりをしているだけのリョギエンを護衛させて申し訳なく感じる。

「パーティー?」

「はい、王城の広間では大勢の賓客も招いて朝から盛大に行うのです。城下でも一日中お祭りですよ。」

 今日の護衛騎士と侍従が笑顔で教えてくれた。
 お祭りか……。
 リョギエンは地上のお祭りを知らない。
 天空白露での祭事は祈りから始まるので、お祭りというより神聖性が求められ厳かだ。聖王宮殿の外でも地上と同じような祭りが行われてはいるらしいが、噂では全く雰囲気が違うのだと聞いた事がある。
 リョギエンは行ったことがない。
 自分には無縁のものだと思っていた。

「ふぅん……。」

 よく分からない。そんな顔で相槌を打つリョギエンを見て、護衛騎士と侍従が顔を見合わせた。





 夕方になり、リョギエンは温室の鍵を閉めて自分の部屋に戻っていた。基本イリダナルに誘われない限りは、リョギエンの食事はこの部屋で摂ることになる。
 グゥーとなるお腹の音に、お腹が空いたと椅子に座った。
 すると、バァーンッと勢いよく扉が開く。
 リョギエンは驚いて藤色の瞳を見開き固まった。

「祭りに行くぞ。」

「……?」

 イリダナルだった。
 今日は建国祭で忙しいのではと頭の中で思ったが、有無を言わせず連れて行こうとするイリダナルに引っ張られて行った。

 馬車に乗せられマドナス王城を出てしまうと、夕暮れ時に明るい魔導灯のランプが色鮮やかに飾られる街中に出た。
 イリダナルの説明では、魔導具が好きなイリダナルが、夜闇に魔導灯の灯りをあちこちに飾るよう広めたのは自分だと自慢される。その代わり、灯のない裏路地まで、警備を厳重にしなければならなくなったと笑っていた。
 
「だから俺から逸れるなよ。」

 笑って言うイリダナルは、馬車を降りてリョギエンを連れて回った。
 あちこちから「イリダナル王だ!」と声が飛び交うが、誰も邪魔をする者はいない。
 イリダナルとリョギエンの後ろから、リョギエン専用の護衛騎士達がピッタリとくっついているのもあるが、街の人達はイリダナルが許可の合図を送らない限り近寄ってこないらしい。
 許可すると一気に人に囲まれてしまうので、今日はしないと説明された。
 街の人達の笑顔は皆明るい。
 
「イリダナルは良い王様だな。」
 
 赤や青の光の中で、イリダナルの金茶の髪が揺れる。
 今日は屋台で食べようと言われて、二人とも繋いでない方の手で食べ歩きをした。後ろの護衛騎士たちが荷物持ちになってしまった。

「祭りは楽しいな……。」

 リョギエンが笑いながら言うと、イリダナルも嬉しそうだった。








しおりを挟む
感想 360

あなたにおすすめの小説

結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした

BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。 実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。 オメガバースでオメガの立場が低い世界 こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです 強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です 主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です 倫理観もちょっと薄いです というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります ※この主人公は受けです

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!

クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。 ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。 しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。 ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。 そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。 国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。 樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。

公爵家の次男は北の辺境に帰りたい

あおい林檎
BL
北の辺境騎士団で田舎暮らしをしていた公爵家次男のジェイデン・ロンデナートは15歳になったある日、王都にいる父親から帰還命令を受ける。 8歳で王都から追い出された薄幸の美少年が、ハイスペイケメンになって出戻って来る話です。 序盤はBL要素薄め。

「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。

キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ! あらすじ 「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」 貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。 冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。 彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。 「旦那様は俺に無関心」 そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。 バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!? 「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」 怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。 えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの? 実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった! 「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」 「過保護すぎて冒険になりません!!」 Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。 すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。

番解除した僕等の末路【完結済・短編】

藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。 番になって数日後、「番解除」された事を悟った。 「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。 けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。

人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―

ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」 前世、15歳で人生を終えたぼく。 目が覚めたら異世界の、5歳の王子様! けど、人質として大国に送られた危ない身分。 そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。 「ぼく、このお話知ってる!!」 生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!? このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!! 「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」 生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。 とにかく周りに気を使いまくって! 王子様たちは全力尊重! 侍女さんたちには迷惑かけない! ひたすら頑張れ、ぼく! ――猶予は後10年。 原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない! お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。 それでも、ぼくは諦めない。 だって、絶対の絶対に死にたくないからっ! 原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。 健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。 どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。 (全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。 Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

処理中です...