悪役令息が戦闘狂オメガに転向したら王太子殿下に執着されました

黄金 

文字の大きさ
49 / 255

49 氷の世界

しおりを挟む

 ナリシュが剣を抜いたことにオリュガは少し緊張した。まさか攻撃してくるの?
 もうオリュガは自分の攻撃を止めれなくなっていた。対象物が消え去るまで、延々と雷を落とす。そう何かに命令してしまった為、終わるまで実行することしか出来ない。
 アルがまた泣いている。
 前は同じくらいの背だったけど、今のアルは大きい。なのに相変わらず隊長、隊長と尻尾を振ってついて来る。
 僕はそんなにいい人間ではないよ?
 いっぱい人を殺した。
 きっと次に目を覚ました時は地獄だ。
 そう思ったはずなのに…………。
 記憶が混濁している。
 自分という人間が分からない。何故ここまで憤るのか。その怒りをどうやってこんな心の片隅に押し込めれるのか。そのくせ敵と認識した対象物に対する攻撃の手は緩めない自分が理解出来なかった。
 今のオリュガは感情で動いている。
 感情を押し殺しているのに、その感情に振り回されるなんておかしなことだと一人笑った。

「……オリュガ。」

 優しくナリシュ王太子殿下が笑う。
 もしかして本当に切られちゃう?結構暴れた自覚はある。仕方ないなぁ。でもアルは切らないでね?


「後でお仕置きだよ?」


「…え?」

 言われた意味が分からずオリュガはポケッと間抜けな声を上げた。
 ナリシュ王太子殿下の中に膨大な魔力が溢れる。普段殿下は全く自分の魔力を外に出さない。出しても必要最低限。その殆どは身体の中に押し込められているのだというが、誰もナリシュ王太子殿下の魔力の限界を感じたことがなかった。
 その力が手に持つ魔法剣にみなぎる。
 急激な温度の低下に、地面が凍りピキピキと棘を生み出していく。
 オリュガが作り出した放電がナリシュ王太子殿下を中心に凍りだした。
 雷って凍るの?あ、でも元は青の剣から出した水を媒体にしているから凍っちゃう?んなバカなぁ~~!とオリュガは自分の中でぐるぐると考えた。
 さっきまで何を怒っていたのか飛んでしまった。
 広範囲に拡がっていた放電が全て凍り、雷として形作られていた形で固まっていた。
 バリバリとなっていた轟音も、炎が燃える音も全て氷の中に閉じ込められた。
 ナリシュ王太子殿下が剣を下から上へと振り上げる。
 パシャァァァァァァンと氷が全て砕けシャラシャラと鈴を鳴らすように落ちて更に小さく砕け散っていった。
 太陽の光が乱反射し、放電とは違う眩さにオリュガは目を細めた。
 プラチナブロンドの髪がキラキラと輝いて、群青色の瞳は真っ直ぐにオリュガを見つめ微笑んでいる。
 綺麗だなぁとオリュガはポケーと見ていた。ずっと見ていたい。

「?オリュガ、どうして顔が…、ああ、いや、君今日学院休んだ理由って………。」

「へぁ?」

 ああ、もうっとナリシュ王太子殿下が少し慌てて遠くに待機していたノアトゥナを呼ぶ。
 
「殿下、逃げましたが………。」

 そんな殿下にイゼアルは逃げて行ったメネヴィオ王太子殿下達をどうするのか尋ねた。

「影が追っているが、逃がすよ。今捕まえても元を叩けない。」
 
 今メネヴィオ王太子殿下を捕まえてもサマファル国と開戦するだけだ。そうなれば国内が手薄になり内側から滅ぼされかねない。
 頷いたイゼアルは顔色が悪い。


「うわぁ、わ、ううう~、痛そう…。」

 ナリシュが広範囲に凍らせてしまった為、全員場所を移してイゼアルを治療することにした。
 服を脱がせノアトゥナが治癒魔法を掛けていく。うわうわ言いながらも汗を流しながら一生懸命だ。
 ノアトゥナはさっきまでレクピドの頭を治療していたらしく魔力が減っていたが、それでも頑張って治していく。
 レクピドがノアトゥナの隣で治癒魔法を見ながら何やら真剣に考え込んでいた。
 
「ノアトゥナ………。」

 イゼアルが瞑っていた目を開けてノアトゥナを見ると、ノアトゥナはビクゥと赤い顔で飛び跳ねた。

「な、な、な、何!?」

「隊長に、抑制剤……。」

 オリュガはイゼアル達が乗ってきた馬車の中に座らされていた。イゼアルを乗せようとしたのだが、そう大きくない馬車なので寝かせられず、ナリシュが上着を脱いで地面に敷きそこに寝かせていた。

「あ、そうだっ!オリュガ兄上っ、なんで発情期中に出ていくの!?兄上っ、僕のポケットに入ってるから探して!」

 ノアトゥナはビィゼトにポケットを探してと頼んだ。イゼアルの治癒中なので自分では出来ない。
 ビィゼトがノアトゥナの服のポケットからビンを取り出し、馬車に一緒に乗り込んでいたナリシュ王太子殿下に話し掛けた。

「殿下、私が飲ませよう。」

「ありがとう。いいんだよ?イゼアルを見てやってくれ。」

 ビンを奪われ扉を閉められる。カチャンと鍵が掛かった。
 ビィゼトはぐぬぬぬと唸り声をあげる。

「ビィゼト兄上ーーーーっ!」

 遠くからニンレネイの声が聞こえてきた。
 馬で来たようだが何故か王弟殿下と二人乗りをしている。馬が可哀想ではないか?
 ザッとニンレネイには怪我が無いことを確認し安堵した。王弟殿下の方は切り傷や火傷で血塗れなのに全く意に介した様子がない。こちらはまぁどうでもいいとビィゼトは思った。
 近くまで来てニンレネイが降りようとすると、ニンレネイは王弟殿下にヒョイと抱えられ一緒に降りた。
 いやーな予感がする。ビィゼトの目は据わった。

「何故二人はくっついているのかな?」

 ビィゼトはニンレネイと王弟殿下二人に尋ねた。ニンレネイが地面に降ろして下さいと王弟殿下に文句を言うと、王弟殿下は大人しく下に降ろしてやっていたが、二人の手はしっかりと握られている。

「それがっ、離してくれないんです!」

 助けてっとニンレネイはビィゼトに頼んできた。
 ブンブンと繋がれた手を振っているが、全く離れる気配がない。
 ビィゼトはノルギィ王弟殿下を見た。

「殿下、うちの弟の手を離してもらおうか。」

 ノルギィ王弟殿下は首を傾げサラッと拒否した。

「嫌だが?」

 はあぁぁぁーーーーーー!?

「連れて帰ってもいいか?」

 はあ゛ぁぁぁぁぁぁ!?

「駄目だが!?」

「兄上、この人怖いです!」

 ニンレネイはよく分からない恐怖心で王弟殿下が王族であることも忘れてこの人呼ばわりし、ビィゼトに半泣きで縋った。
 ビィゼトはぐうぅと唸る。
 これだから王族はぁっ!!






 馬車の外でギャアギャアと言い合う兄弟と王弟殿下を窓から見ていると、目の前でシャッとカーテンが閉められてしまった。
 
「……あ。」

 何やら面白そうなことになっていたのにと思いつつ、前に座っていたナリシュ王太子殿下を見る。
 オリュガと目が合うとフワリと微笑み隣に移動してきた。

「オリュガ、抑制剤をちゃんと持って出なかったんだね?それにその上に着ているのは寝巻きかな?どうしてちゃんと着替えて出て来ないのかな?」

 オリュガはハッとする。双剣は握ったけど薬は握らなかった。
 前もそれで怒られたのに!

「え?えーと、ビィゼト兄上とレクピドが心配だったんだよ?急いでたんだよ?ほら、寝巻きって着心地いいし……。薬も忘れちゃったんだよ?」

「いいかい?以前も合同練習の時倒れたよね?薬がよく効くとは言っても、こう暴れ回っては効き目もなくなるよね?」

 優しくナリシュ王太子殿下に諭される。

「そ、そ、そうだよね。」

 そうだったよねぇ~~~とオリュガは室内の壁に縋り付く。
 ナリシュ王太子殿下はビンの蓋を開けて中から薬を取り出した。
 オリュガがピットリと引っ付いている壁にトンと片手をつく。オリュガはナリシュ王太子殿下の腕と背もたれに挟まれた。
 抑制剤の粒は三錠。ナリシュ王太子殿下の口が開き、白く整った歯の上下に軽く一粒挟まれる。ゆっくりと近付きオリュガの唇にナリシュ王太子殿下の唇が触れた。
 フニっと触れてポカンと開けたオリュガの口の中に一錠抑制剤が転がり込む。ジュワ…と溶けて口の中にほんのりと甘い味が広がった。

「オメガ用の抑制剤は少し甘いね……。」

 ボゥとしながらオリュガはナリシュ王太子殿下を見上げる。触れた唇が痺れたようにジンジンする。果物のような甘い匂いが、もっと欲しいと思ってしまった。
 ジッとナリシュ王太子殿下の唇を見ていたことに気付いて、オリュガは慌てて下を向いた。何を考えているんだろう………!?
 いつもより下半身が重い。
 ドキドキしているのは変わらないけど、身体が熱くなり殿下の匂いを濃く感じる。

「アルファ、のは…、甘くないの?」
 
 チラリと見上げて尋ねる。群青色の瞳は今日も綺麗だった。海の中だ……、とまた思ってしまう。

「アルファの抑制剤は無味無臭だよ。……君の兄上は本当にオメガの薬には気を使って作っているんだ。」
 
 甘くしているのも、口に含んだらすぐに溶けるのも、発情期で苦しむオメガの為にビィゼトが開発したものだ。それまではアルファ用の抑制剤ばかりが先行して開発されていたのだが、オメガ用の抑制剤はなんとなく効果があるという物しかなかった為、ビィゼトが薬学を学んで新たに新薬を発表した。

 オリュガの緋色の瞳は潤み、そう説明するナリシュの声を心地よく聞いていた。
 その姿にナリシュはゾクリと疼くのだが、ここは馬車の中。すぐそこにはノビゼル兄弟もいる。
 こんなご馳走を前にして我慢するしかないとはと残念に思うが、いずれオリュガはナリシュのものになる予定。いや、必ずしてみせるのだ。

「…………舌を出してごらん?」
 
 優しく命じられてオリュガはおずおずと舌を出した。
 これがお仕置きなんだろうか?そんなことを考えていそうな顔をするオリュガに、ナリシュは喉の奥で笑う。

「…お仕置きはまた今度ね。」

 小さな赤い舌の上に抑制剤を一錠乗せた。舌の上でジュワと溶けていく。
 ナリシュの手がオリュガの細い首をゆっくりと撫で、こくんと嚥下するのを確認した。
 最後の一粒を自分の口に含み、オリュガの後頭部を抑えて口付ける。

「…………っ、…んぅ、、~…ぁ、。」

 顔が下になったオリュガの口の中に、ナリシュの唾液と共に溶けた抑制剤が流れていく。ナリシュは目を細めて震える薄茶色の睫毛を見ていた。キュウと目を閉じて口の中に溜まる唾液に苦しそうにするオリュガを恍惚と眺め、オリュガの口内を蹂躙していく。
 たまらずゴクリと上下する喉に、ナリシュはこらえ切れずオリュガの身体を抱き締めた。片腕は背中から後頭部を支え、もう片方は腰を抱きしめ身体をピッタリとくっつける。
 オリュガの濃い紅茶の匂いが馬車の中に充満し、クラリと思わず流されそうになる。ナリシュもアルファ用の抑制剤を常用しているが、今すぐにでもオリュガが欲しいと、手に入れろと心が叫んでいる。
 今オリュガは発情期だ。項を噛めば番が成立する。
 貪っていた唇を離し、流れた涎を追う様にキスを落としていく。開いた襟ぐりから華奢な鎖骨が見え、ナリシュは舌でぬーと舐め上げた。

「………はぁ……、いい匂いだ………。」

 普段の冷静な王太子の声とは違う、甘く掠れた声にオリュガはムクムクと下半身が反応した。
 外には兄上達がいるのに!
 
「あ、はぁ、ダメ、皆んな外で、待ってる……。」

 待っていると言いながら、オリュガもナリシュ王太子殿下の身体から離れ難かった。もっとくっついていたい。もっとキスしたい。
 うう、どうしたんだろう!?
 いつもより激しい衝動にオリュガは困惑していた。

「流石に今手を出したら、ね?ダメだからね……。」

 先に手を出したのはナリシュの方なのだが、そう言って諌められたオリュガは唇を尖らせて渋々頷いていた。
 抑制剤が効きだし落ち着いてきたのだろう。
 抑制剤無しのオリュガの匂いをもっと嗅ぎたかったが、それはまた次の機会に取っておくしかない。

「………ね、お仕置きって何?」

 ナリシュもこっそり自分のものを宥めていたのだが、オリュガの無邪気な質問に、群青色の瞳に深みが増す。

「………今度教えてあげるよ。」

「う、うん?ん、分かった。」

 何も知らないオリュガはコクリと頷いた。

 ドンドンドンドンッ!と扉が叩かれる。

「ナリシュ殿下っ!抑制剤飲ませているのにオリュガの匂いが漏れてるのだが!?」

 ビィゼトが早く出てこいと急かす様に叩いていた。ナリシュが鍵を開けると扉の外では一旦治癒を終えたノアトゥナが、殿下の匂いすごいーと呟いていた。

「こんな所で発情期を止めるのではなく促して貰っては困る。」

「ちゃんと飲ませたよ?」

 しれっと答えるナリシュに、ビィゼトはふぐぐぐぐと怒る。
 タイミングを計ったようにミリュミカが部下と共に馬車を用意してやってきた。出来た配下だなと全員感心する。
 オリュガはまだ発情期中ということでオメガ同士ノアトゥナとレクピドの三人で乗ることになった。
 乗り込むオリュガをエスコートしながら、ナリシュはオリュガの耳元にこっそり呟く。

「また私の部屋で秘密の時間をすごそうね。」

 そう言って扉は閉められた。
 赤い顔で囁かれた耳を抑えるオリュガに、ノアトゥナは隣に座る。

「さっき何やってたの?」
 
「……………。」

「キ、キスはもうした?」

 とっくの昔にしているが、さっきもしたのでオリュガは頷く。
 ノアトゥナはハウっと口を押さえた。

「僕まだしたことないのにっ!レクピドは!?」

 レクピドに飛び火してきた。

「え!?えぇ!?あ、あ、あるわけ…っ!」

 はわわわわとレクピドは狼狽える。その様子にノアトゥナは少し安心した。

「はあ~、僕だけじゃなかった!でもレクピドはそのうちなぁ~。安心出来ない!」

「えぇ…?あの、歳も十歳違うし、僕みたいに地味なオメガを相手にする人なんて……。」

「大丈夫だよ。ね?オリュガ兄上。」

「そうなの?」

 オリュガは全くそっち方面に関心が無かった。

「うわっ、ほんきぃ?はっ、もしかしてそういう鈍感天然ちゃんの方がモテちゃうの!?」

 しまったぁ~と騒ぐノアトゥナに、オリュガもレクピドも困って首を傾げていた。












しおりを挟む
感想 1,707

あなたにおすすめの小説

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~

水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。 死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!? 「こんなところで寝られるか!」 極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く! ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。 すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……? 「……貴様、私を堕落させる気か」 (※いいえ、ただ快適に寝たいだけです) 殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。 捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。

藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。 妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、 彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。 だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、 なぜかアラン本人に興味を持ち始める。 「君は、なぜそこまで必死なんだ?」 「妹のためです!」 ……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。 妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。 ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。 そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。 断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。 誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。

【完結】王宮勤めの騎士でしたが、オメガになったので退職させていただきます

大河
BL
第三王子直属の近衛騎士団に所属していたセリル・グランツは、とある戦いで毒を受け、その影響で第二性がベータからオメガに変質してしまった。 オメガは騎士団に所属してはならないという法に基づき、騎士団を辞めることを決意するセリル。上司である第三王子・レオンハルトにそのことを告げて騎士団を去るが、特に引き留められるようなことはなかった。 地方貴族である実家に戻ったセリルは、オメガになったことで見合い話を受けざるを得ない立場に。見合いに全く乗り気でないセリルの元に、意外な人物から婚約の申し入れが届く。それはかつての上司、レオンハルトからの婚約の申し入れだった──

処理中です...