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100 国王陛下ルートの王妃断罪
しおりを挟む王城の北側に、一際高い塔が建てられている。そこは尊い身分の者が幽閉される場所として使われる塔だった。
中には鉄の牢で仕切られた簡素な部屋が幾つかあるのだが、リマレシア・カフィノルアは塔の一番最上階にある牢へ入れられていた。
沈むようなスプリングの効いたベットでもなければ、毎日干されたシーツが敷かれた布団でもない。寒さを凌げない薄い上掛けに、木の椅子。小さな窓には鉄格子がはめられ、曇ったガラスがはまってはいるが、カーテンはないので霞んだ空が見える。
外は晴れ渡った青空だというのに、室内は薄暗かった。魔導灯もなければ蝋燭立てすらない。床は石畳で寒々しく、絨毯はなく、あるとすればベットの脇に申し訳程度の薄い敷き布が敷かれているだけだった。
侯爵令嬢として何不自由なく育ち、王妃となってからも贅沢を極め、美しいアルファを侍らせて過ごしていたリマレシアにとって、こんな薄汚い部屋は初めてだった。
例え牢屋でもこれが王族の部屋なのかと、最初のうちは責任者を出せと高圧的に物申していたが、誰も相手にしないばかりか、運ばれてくる食事も一日一食のパンとスープのみだった為、徐々に声に覇気を無くしていった。
騒ぎが終息し、ほとぼりが冷めるまで、ここに身を潜めるのだと思っていた。塔の階段は高く疲れるが、部屋には王妃に相応しい豪華絢爛な部屋が用意されているのだと思っていた。
到着し、何も言わずに扉を開けられ、鉄格子越しの寒々しい部屋を見て、リマレシアは一体この部屋は何なのかと理解出来ず呆然としている内に、背中を押されて入れられてしまった。
見張の兵士は鉄格子の向こう側にある、重たそうな厚い木の扉の向こうにいるようだが、どんなに声を掛け呼びつけても入ってこない。
リマレシアがここに来て会う人間は、食事を運んでくるベータらしき女性の使用人が一日に一度来るだけなのだが、毎回顔が違う。
最初はこんなもの食べられないと具の無いスープを投げつけたら、次からは冷めた冷たいスープが運ばれてくるようになった。
空腹に耐えかねて三日後には手をつけ食べたが、こんな味のないものは初めて食べた。
リマレシアは全てを美しい侍従達にやらせていたので、自分で着替えることも顔を洗うことも出来ない。誰もリマレシアを世話する者は来ず、そもそも着替えも顔を洗うための陶器の桶もない。
屈辱に震えても、誰かが来ることもないので、怒りをぶつけることも出来ない。
そんな日がいく日も過ぎ、ようやくそれが変化した。
キイイ…、と木の扉が開き、リマレシアが知る人達が二人入って来た。
「……………っ!」
リマレシアはフラリと立ち上がる。
入って来たのは侍従だったシカヒィーロと、夫のホワルフィ・カフィノルア国王だった。
ガシャンと鉄格子を掴む。
「お前達……っ!ここから、出しなさいっ!」
いつもだったら、リマレシアは叫ぶという醜態を晒すことを嫌う。だが、あの日ナリシュに嵌められてから、リマレシアは眉間に皺を寄せ我慢出来ずに声を荒げた。
シカヒィーロがゆっくりと微笑む。後ろを振り返り、国王陛下の後について来た騎士が痩せこけた汚らしい男を引きずって入って来るのを確認していた。
「その男を置いて貴方は外で待機願います。」
シカヒィーロが騎士に指示すると、騎士は頷いてその通りにした。外へ退出し、厚い木の扉が重い音を立てて閉まってしまう。
「シカヒィーロっ!」
リマレシアの叫びに、シカヒィーロは視線を戻した。
ホワルフィは静観を決め込んでいるのか、扉の横に立ち壁を背にして腕を組み、微笑みを湛えて見守っていた。
リマレシアが夫ではなく可愛がっていた侍従の名を呼んでも気にしていない。寧ろ呼ばれた方が嫌悪を露わにしたかもしれない。
「お久しぶりです、リマレシア様。」
シカヒィーロは以前と同じように、リマレシアに優しく微笑みかけた。
その姿にリマレシアは安堵で表情を緩める。シカヒィーロが裏切ったなんて、あれは勘違いだったのだと思った。
あの日は色々あった。
きっとリマレシアの肩に毛皮のコートをかけたのだって、別の意味があったのだ。
数日間の飢えと孤独、そして惨めと感じる牢生活で、リマレシアはそう思い込もうとしていた。
「…………あぁっ、シカヒィーロ、ここから出してちょうだい!」
瞳を潤ませ歓喜して訴えるリマレシアに、シカヒィーロは微笑みを深くする。
「それはなりません。」
リマレシアは動揺した。握る鉄格子の冷たさが、リマレシアにじわじわと不安を誘う。
「お前は、わたくしの侍従なのよ?わたくしのものなの。わたくしの言葉に頷くだけでいいのよ?」
シカヒィーロは不思議そうに眼鏡の奥の瞳を瞬かせた。そして面白そうに笑う。
「……私は貴方のものではありません。私は私の愛する方のものです。それは貴方ではない。」
「わたくしを愛しているでしょう?何を言っているの?」
シカヒィーロは半笑いで首を傾げた。
愚か過ぎて嫌悪する。
シカヒィーロは背後に立つ国王陛下に確認した。
「早速、刑を執行しても?」
「ああ、任せるよ。」
ホワルフィの声は淡々としている。美しい群青色の瞳は変わらずキラキラと輝き、薄暗い牢の中に相応しくない。
ホワルフィの王として装飾を凝らした姿はいつも通りなのに対し、今の自分の薄汚れた姿が急速に見窄らしく思え、リマレシアは羞恥心を感じていた。
ここから出たら、丹念に身体を磨き、最新の流行を取り入れたドレスを着て、宝飾で飾り髪を結い上げ、ホワルフィを見返すのだと思った。
シカヒィーロは床に放置された痩せこけた男に近付き、襟首を握り締めて無理たり立たせた。
「…………ゔぅ………。」
涎を垂らし、目は窪み虚に宙を見ている。顔色は悪く意識は混濁し、頬はやつれて実年齢が分かりにくいが、手の皮膚の感じがまだ若々しいので、実際は若いのかもしれない。
「………オメガが重刑に処される時の、刑罰の内容をご存知ですか?」
ズルズルと痩せた男を引き摺りながら、シカヒィーロは牢越しにリマレシアの側に近付いた。
プンと吐きそうになる異臭に、リマレシアは思わず後ずさる。
「…………………本当にフェロモンを感じないようだね。」
唐突にホワルフィが口を開く。
「ええ、私も暫く経ってから気付きました。」
シカヒィーロとホワルフィは興味深げに話し出した。
リマレシアは何で…?と言いながら二人から距離を取る。隠していたのだ。気付かれないように。シカヒィーロにすら教えなかったのに………。
「私もオメガの匂いは感じませんからね。何となくの様子で気付いたのですよ。」
リマレシアはアルファのフェロモンは感じなくても、自分のオメガフェロモンは普通に発生させている。発情期も普通にある為、その都度相手を変えて過ごしていた。
その中でシカヒィーロは数度相手を務めていて気付いた。
オメガのフェロモンでアルファも発情状態に入るのだが、シカヒィーロはオメガフェロモンを感じないので常に冷静だった。そしてそれはリマレシアも同じなのだと気付いた。
数人いるアルファは皆興奮状態に陥っていても、快感に喘ぎながらもリマレシアは理性を保っていた。
オメガは快感に弱い。特に発情期中は理性を無くし、記憶が飛ぶ者も多いのに、何故こんなに冷静なのかと不思議に感じたのが最初だった。
そこからリマレシアのバース性を調べていった。
リマレシアの幼少時、健康診断を行っていた医師は既に死亡していたが、診断記録をなんとか見つけ出すことに成功した。その時の助手が写しを持っており、一時的な臨時職員だった為、地方に戻っていてその時の写しを後学の為にと持ち帰り保管していたのだ。
発達不良という文字に、だからリマレシアはシカヒィーロを気に入っていたのかと納得した。
シカヒィーロは事故でフェロモン不感症であるのだと告げていた。
自分と同類にリマレシアは共感を持っていたのだ。
周りの人間は気付いていない。気付けば殺されていったのかもしれない。
見目麗しいアルファを奴隷のように侍らせることを好むわりには、同じ人間を置かないのは気付かれないようにする為なのかもしれない。
シカヒィーロは牢の鍵を取り出してカチャンと開けた。ズルズルと牢の中に男を引っ張り込み、リマレシアに近付いていく。
「…………いや、よ。なんですの?その男は……。臭いわっ!近付けないでっ!」
顔を顰め、こんな場所に入れられ、自分も長く風呂に入っていないし同じ物をずっと着ているくせに、上品に口元に手をやり嫌がるリマレシアを、シカヒィーロは嘲笑った。
「貴方も臭いますが?」
リマレシアがえ?と驚いた顔をする。
シカヒィーロが牢の中に入ると、ホワルフィがコツコツと近付いてきた。
「……………そろそろだろう。」
「出てますか?」
シカヒィーロはチラリとホワルフィを見て確認した。リマレシアには何のことか分からない。何が出ているというのか。
不思議そうな顔をしたリマレシアへ、シカヒィーロは微笑んで教える。
「今朝、一食分、食事が多かったですよね?」
そう言われてみれば多かった。ずっと昼に一食だったのに、何故か今日は朝から食事が運ばれてきた。
久しぶりの温かい朝食に、品もなく大口を開けて食べた。誰も見ていない、そう思って、気にせず全て食べてしまったことを思い出す。
「誘発剤を入れました。」
サラッとシカヒィーロは告げる。
リマレシアは言われた内容が突然過ぎて、何を言われたのか理解できずに思考が停止した。
「自分では分からないのだろう?普段から自分のアルファ達の様子を見て判断していたのだろうとは思うが、感じない割には性交渉が必要だということは、多少なりとも身体は疼くのか?それとも普段から淫乱なだけかと思いもするが……。ほら、その男は涎を垂らして欲しがりだしたぞ。」
ホワルフィは実験動物を見るかのように語る。
シカヒィーロが襟首を掴んでいるから襲ってこないが、確かに先程まで虚だった男がジタバタと暴れていた。
「………ひっ!」
「あはは、怖いのですか?ご自分は楽しそうに人を地獄に落としておきながら、自分の時は怖がるのですね。」
シカヒィーロの瞳孔が開き、普段の思慮深い品のある表情を捨てて狂気に笑む。
「シカヒィーロ、冷静になれ。」
ホワルフィから叱責され、シカヒィーロは息を吐いて心を落ち着けた。
「お前が噛めば恋人が泣く。」
「っ!噛みませんよっ!」
チッと国王陛下相手に舌打ちして、シカヒィーロは暴れる男をリマレシアの前に寄せた。
リマレシアのすぐ側に男の顔が近付くと、ますます異臭が漂う。口の中は赤黒く、ギザギザに尖った歯が見えた。
「この男は貴方の犠牲者とも言える男です。依存性のある薬から抜け出せず、家族や知人を奴隷商に売ってお金を得ていました。勿論罪人として罰しますが、ちょっと処刑される前に一人持ってきたんです。いい具合に汚なかったので。一応アルファですよ。」
はぁ?とリマレシアは呆けた。汚いのを何故わざわざここに連れて来たのかと苛立つが、シカヒィーロの狂ったような瞳が怖くて何も言えない。
シカヒィーロはポイっと男をリマレシアに投げつけた。
襲ってくる男にリマレシアは逃げようとするが、オメガの発情にアルファは理性を無くす。
すぐ側で叫んで助けを求めるのに、シカヒィーロはベットの横に置いてあった椅子に座って無表情に眺めていた。
本当につまらない…、そんな顔をしているシカヒィーロに、リマレシアは憎悪が湧く。
憎悪に歪むリマレシアを見て、シカヒィーロは愉悦に浸っていた。
異臭が近付きリマレシアの項に生臭い吐息がかかる。焼けるような痛みが襲い、リマレシアの身体は痙攣した。
そこでようやくシカヒィーロは近付いてきた。
「……………ほら、もっと引きちぎるほど噛め。」
リマレシアの項に噛み付く男の頭を鷲掴みにして、グイグイと押してくる。圧迫に息が止まり、リマレシアは泡を吹いた。
「それ以上は死ぬ。」
冷静なホワルフィの声に、シカヒィーロは我に返って手を離した。そして腰に下げた剣を抜き去り、リマレシアの項に噛む男の首を一瞬で刎ねてしまった。
リマレシアのベットに敷いてあった薄汚れたシーツで剣を拭き、己の手もゴシゴシと拭く。
拭き終わると終わったとばかりに鉄格子の外に出て鍵を閉めた。
その様子を朦朧としながらリマレシアは見ていた。身体も項も焼け付くような痛みで力が入らず、冷たい石に横たわったままだ。
首を切られた男の血が、石の隙間を流れていく。
つい先程、なったばかりのリマレシアの番。
身体が熱く痛いのは、誘発剤で発情しているからか、それともなったばかりの番が死んだからか……。
「良かったじゃないか。番を作れることは証明出来たな。」
ホワルフィの冷たい声を聞きながら、リマレシアは気を失った。
ふふ、と楽しそうなシカヒィーロの隣で、ミリュミカは深い溜息を吐いた。
一応シカヒィーロが何をする為に王都に戻って来たのかは聞いていた。自分達の主人であるナリシュ様には内緒で来てはいるが、おそらく卒のない我が主人は知っていそうな気がする。
シカヒィーロがホワルフィ陛下に秘密裏に頼みたいというからミリュミカが繋いだが、やっぱりしなければ良かったのだろうかと後悔している。
あまり残酷なことはして欲しくなかった。
それにしても、復讐者は復讐を終えると無気力になると聞いたことがあるが、シカヒィーロはとてもご機嫌だった。空元気でもなく、本当に機嫌がいい。
「……そんな顔をしないで。復讐も終わってこれからはミリュミカと一緒にナリシュ様のもとで働きながらいられると思えばとても嬉しいんだから。」
「……………それだったらいいけど。」
心配症なミリュミカに、シカヒィーロは腕を絡ませ唇を合わせる。
ミリュミカが一気に赤くなり、慌てて離れた。
「ば、ばかっ!ここはまだ王城の中だっ!」
いくら人気のない庭園を突っ切っているとはいえ、誰かに見られたらどうする!とミリュミカは狼狽える。
「じゃあ急いで宿に行こう。明日は辺境に帰らなきゃだし、ね?急ごうか。」
グイグイと引っ張るシカヒィーロに、ミリュミカは怒るが、ご機嫌なシカヒィーロは止まらなかった。
報告を聞いたナリシュは、静かに目を伏せた。
「………そう、父上とシカヒィーロが。」
報告しているのはイゼアルだ。イゼアルはロイデナテル侯爵家の嫡子として、または実業家としての情報網を持っている。普段はミリュミカに探らせるが、別方向からの情報も得る為に、最近はイゼアルにも探らせるようにしていた。
今日イゼアルが王太子の執務室に来たのは、リマレシア王妃の処遇についてだった。
貴族派筆頭として、リマレシア王妃をどう扱うのか探らせていて知った内容だった。
貴族派としてはリマレシア王妃を秘密裏に処刑してはという意見もあったのだが、今回国王直々に動いた為、貴族派は静観することにした。
「私が直接動いた方が良かったのかと、思ってしまうね……。」
自分も母を嫌ってはいる。だが父上とシカヒィーロにはもっと根深いものがあるのではと思ってしまうのだ。そんな二人にやらせて良かったのだろうかと、復讐めいたことをさせずに、自分が早めに処理しておいた方が良かったのだろうかと思ってしまう。
そんな悩む王太子に、イゼアルは迷うように話し出した。
「………我々がもつ物語の中には、王妃断罪も発生しますが、一番手酷いものが国王陛下ルートなんです。」
「へぇ………。」
俯いていた顔を上げて、ナリシュは先を話すよう促した。
「今回の内容はそれと同内容なんですよ。そして、この断罪は国王陛下が生きていないと起きません。国王陛下の処罰によって、王妃は発情期に耐えられなくなり、牢での不衛生な生活によって衰弱していき死にます。ナリシュ王太子殿下が処遇を決定した場合は、塔に永久幽閉となります。待遇は国王陛下の決定よりももう少し人間らしいものでした。…………ですので、きっと今殿下が処罰をしたとしても同じ内容を決められると思いますし、国王陛下が生きておられるので、結局リマレシア王妃は同じ目にあうと思うのです。」
つまり、ナリシュは母親を殺せないし、父上は躊躇いなく残酷に処罰を与える。それはどう足掻いても変わらない。
イゼアルはそう言いたいらしい。
だから気にするなと。
「正直自分は、殿下の方が好ましいです。」
必死に慰めようとしているようだが、その下手くそな慰めにナリシュは可笑しくなって微笑んだ。
「………オリュガがアルが、アルが、とよく話しているのが理解できるよ。」
「え?どういうことですか?」
上手く言えない自分に落ち込み出したイゼアルに、ナリシュは思わず笑ってしまった。
優秀なのに、どこか下手くそなのだ。
「報告ありがとう。」
「……いいえ。」
納得出来ていないイゼアルを見て、またナリシュは微笑んだ。
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