悪役令息が戦闘狂オメガに転向したら王太子殿下に執着されました

黄金 

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番外編

127 王弟殿下の紅玉⑨

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 片足を上げられ深く内臓を抉る剛直に、ニンレネイは悲鳴のような喘ぎを繰り返していた。
 それ以上はダメだと言うのに、ノルギィ王弟殿下は全く止まってくれない。
 泣いて懇願しても、余計に激しさが増し、ニンレネイは苦しいのか気持ち良いのか分からない波に翻弄されていた。
 奥の届いてはいけない所にノルギィ王弟殿下のものが届いている気がする。
 抉られるたびにゾワリと快感が走り、腰が震え、抵抗も出来ずにシーツを握り締めた。
 ボロボロと泣くと可愛いと舌で涙を舐めとられ、欲情した眼差しにニンレネイの心は震えた。
 アルファで、男の自分で、そんな顔をされるのだと思っていなかった。王弟殿下がそんな顔をすると思っていなかった。
 そんな愛おしいと言わんばかりの顔をされると、ずっと縋りついてしまいそうだ。徐々に離れていく兄弟たちに寂しさを覚えていたから、手を伸ばして抱きついてしまいそうになる。
 無意識にフラフラと伸ばしていた手を掴まれて、ニンレネイはハッとした。

「…………あ、はぁ、ぁ、はぁ、殿下?…ぁ、でん、かぁ…………。」

 ニンレネイにも自分が何を言おうとしているのか理解できていない。
 それでもノルギィには理解できた。
 
「……あ゛ぁ、はぁ、これからは、一緒だ……。…ずっと、はぁ……はぁ……ずっと。」

 一緒にいよう。
 
「……ん、…うん、うん、いる、あ、あ、ふぁ、あ、んん、ん……………!」

 片足を上げた苦しい状態で、ノルギィの顔が近付いてくる。ニンレネイの頭の下に手を差し込み顔を上に上げられキスをされて、ニンレネイは顔を歪ませながら舌を出し応えた。
 グリグリと腰を揺らして中を擦り上げて、ニンレネイが吐く息を吸い込まれてしまう。
 苦しい。
 頭がチカチカと明滅する。
 横向きのまま腰を激しく動かされ、意識が飛びそうな快感が襲う。
 
 ドクンッーーー……と熱いものが溢れる圧迫感に、ニンレネイはノルギィの口の中に悲鳴を吐き出した。
 
 口が離れて寂しさを覚え、力無く見つめると、群青色の瞳が真っ直ぐにニンレネイを見ていた。優しくて強い、ニンレネイよりも力強い眼差しにホッとする。
 終わったのだろうと思ったのに、ゆるゆると腰を揺らされてニンレネイは小さく喘いだ。

「…………だめ、も、……むり。」

 ふぅむ、と唸る王弟殿下をニンレネイは力無く睨みつける。これ以上やられたら頭がどうにかなりそうだ。既に足腰がおかしい気がする。

「……仕方ないな。」

 そう呟くと、ニンレネイの中からズル…と王弟殿下のものが出ていく。その内壁が擦れる気持ち良さに、ニンレネイはブルリと震えた。

「……な、なぁ、もしかして中に出したのか?」

「もしかしなくても出てるが?」

 え?そんな当たり前のように言うことなのか?自分の知識不足?いやいや、でも男のオメガなら兎も角、アルファやベータではちゃんと後処理?いや、そもそも前処理がいるとか書いてあったような………。

「ああ、やる前にちゃんと浄化はかけといた。綺麗にはなるんだが流石に濡れんからなぁ。潤滑油用意しとけばあれにも浄化作用があるんだがな。よし、行こうか。」

 立ち上がったノルギィを、ニンレネイは何処に?と見上げた。ニンレネイは力が抜けて身体を起こすのも無理だった。
 ヒョイ、と軽々と持ち上げられる。

「うわっ!」

 お互い裸だ。ニンレネイには自分が最後まで着ていたシャツがなくなったことや、服を着ていたはずのノルギィ王弟殿下がいつの間に全裸になったのか、全く記憶になかった。
 性行為とはこんなに記憶が散漫になるものなのかと慄く。
 辿り着いた先は寝室に備え付けられている風呂場だった。
 なるほど、汚れたから綺麗にするのだなと納得した。

「さて、掻き出すか。」

「え?」

「中に入ったままはダメだとあの分厚い専門書に書いてあったか?」

「…………………。」

 シャワーから出てくるお湯に当てられながら、お尻にズプンと指が二本入ってくる。

「……ひぅっ!」

「よしよし、我慢しろ?」

「うううううっ。」

 まさか毎回こんななのか!?
 確かに中から出されているようだ。王弟殿下の指が付け根まで入れられ出たり入ったりしている。対面になって王弟殿下の腰の上に跨がって、抱き付いた状態でお尻に手を突っ込まれている。
 恥ずかしすぎる………!
 半泣きでノルギィ王弟殿下を見ると、とても嬉しそうな顔をしていた。なんでそんなに嬉しそうなんだ!?

「これはこれで楽しいな?」

 ボソリと呟かれる弾んだ声に、ニンレネイはシクシクと泣いた。
 意味が分からない。






 ガラガラと馬車は王都へ向けてゆっくりと進んでいく。
 お尻が痛くてクッションを多めに敷いての移動になった。酷い。酷すぎる。ノルギィ王弟殿下からは一線を越えると一気に求められることが多くなった。
 実際は痛いと言うよりなんだか違和感が残るといった感じなのだが、これをなんと言えばいいのかニンレネイは分からないでいた。
 暫く間を開けてしまうと慣らしが大変だぞ?と王弟殿下から言われ、毎夜同じベットに入れば使用人達から優しい眼差しを向けられるようになる。
 必死で表情を変えないようにしているのに、隙を見せたら手を出され、こっちが狼狽えるのを喜んでいる始末。
 やはり王弟殿下は変人だ。いや、変態だ。

「りょーしゅさま。おしろ!あるよぉ!」

 ニンレネイの膝に乗って馬車の窓から外を見ていたツィーニロが、見えてきた王城を見て喜んでいる。
 ナリシュ王太子殿下とオリュガの結婚式の為に王都に戻って来たのだが、結局滞在は王宮になった。
 ノルギィ王弟殿下の希望と、警備上の問題と言われては従うしかない。ビィゼト兄上からノビゼル公爵邸へ戻ってくるように手紙が届いていたのだが、丁寧に断りの返事を書いた。
 その返事に更に返事が返ってきたのだが、丁寧な文章で王弟殿下が如何に自堕落な噂の持ち主かが書き連ねられていた。あくまで噂と言い切るところがビィゼト兄上らしい。
 手紙は三通分あった。
 一つはビィゼト兄上で、二通目はレクピドからだった。ビィゼト兄上が色々書いているが、気にしないでねと書き足したようだ。ニンレネイが選んだ人なのだから応援しますと書いてあった。レクピドらしい優しい手紙だ。
 三通目は何故かオリュガだった。ニンレネイ兄上の惚気が聞きたいですと書かれている。……流石に弟にそれは……。何故突然こんな手紙を??
 隣で一緒にその手紙を見ていたノルギィ王弟殿下は、ビィゼト兄上の手紙は鼻で笑い、レクピドの時はニコニコとして、オリュガの時は作り笑いをしていた。何かありそうな気がする。

「今日からあそこで暫く暮らすからな。」

「えー!?ほんとう!?」

 嬉しそうだ。
 ツィーニロを養子として引き取ることは国王陛下には伝えた。そしてちゃんと了承をもらえたので良かった。
 ナリシュ王太子殿下とオリュガの間に子供が産まれれば、自分達は籍を入れることになっている。
 王家は魔力を多く持つプラチナブロンドの髪に群青色の瞳を持つアルファが産まれないと、王位継承権を得ないばかりか、もしかしたら家系図にも載らないのではと危惧したが、オリュガのお腹の子は既に魔力を多く宿した子だと判明している為、必ずプラチナブロンドの髪と群青色の瞳を持って生まれるだろうと言われていた。
 だから問題なく結婚出来るよとナリシュ王太子殿下から言われている。
 結婚と同時にノルギィ王弟殿下は王位継承権を放棄して、臣下に降る予定になっている。と言っても扱いは準王族というものになる。
 ノルギィ王弟殿下のその容姿から、完全に王家から切り離すわけにもいかず、準王族として存在するしかないらしい。なんともあやふやだが、ノルギィ王弟殿下は王になる必要が遠のいただけでも幸いだと言っていた。
 立場的には王家と公爵家の間にある大公という地位になる。今回のように王位継承権が低いアルファの王族が臣下に降る場合に使われる爵位らしい。滅多に使われないことから、王家のアルファの数がそう多くないことが分かる。
 ツィーニロの存在は、王太子夫妻の結婚式後に行われる俺達の婚約式パーティーで発表することになった。それまではツィーニロは王宮で秘密裏に生活することになったので、養子として引き取るニンレネイ達も一緒に王宮に用意された宮で過ごすことになった。
 魔法師団が警護にあたるし、王城自体が結界で包まれているのでかなり安全だ。
 
 ツィーニロはヤビラが死んでも酷く恋しがることはなかった。
 自分の父親の命が短いことをなんとなく察していた。ヤビラがニンレネイを訪れる時にはある程度言い含められていたらしい。
 いずれいなくなるから領主様にお願いすると言われていたのだと、辿々しくツィーニロは話してくれた。
 こんなに幼いのに寂しいという感情を我慢しているのだ。言葉が遅いのは話す相手がヤビラしかいなかったからで、本当は聡い子なのだろう。ニンレネイ達と過ごすようになってから、かなり発音も良くなってきている。

「おもちゃあるかなぁ?」

「ははは、大量に置いてあるだろうな。」

 一緒に馬車に乗っているノルギィ王弟殿下が答えた。髪の色も瞳の色も二人は同じで、なんとなく顔立ちも雰囲気も似ているので、これはもう隠し子と噂されるのは確実だろう。
 でもそれでも良いとニンレネイは思っている。
 二人は伯父と甥なので似ていて当たり前だろうが、似ていてくれた方がニンレネイは嬉しかった。それにツィーニロは可愛い。クリクリと丸い群青色の目は好奇心いっぱいだ。
 王弟殿下も小さい頃に攫われなければこんな風だったのだろうか。今の性格が本来のものなのか、育った環境からくるのかは分からないが、ツィーニロは素直に育ててあげたい。
 そんなことを考えていたら、はしゃいだツィーニロが膝の上で暴れてお尻がズクンとする。

「!!」

 プルプルと震えながら涙目になる。

「ツィーニロは変態に育てないようにせねば……。」
 
 思わず呟いた声に、対面に座っていたノルギィ王弟殿下が移動してきた。

「ほら、支えてやろう。意地をはるな。」

「いい。」

 即座に否定する。乗り込む前に重心がかからないよう身体を支えてやると言うから頼んだら、ツィーニロがいるというのに服の中に手を入れてきたのだ。
 ペシンと叩いて反対側に座らせたのだが、涙目のニンレネイを見てまた近付いてきた。
 誰のせいで……!
 膝に乗せたツィーニロごと脇に手を入れて抱えられる。ヒョイと持ち上げられてノルギィ王弟殿下の膝の上に乗せられた。ツィーニロはキャッキャとはしゃいでいる。
 
「………本当に痛いのか?」

 心配そうな王弟殿下の声に、ニンレネイはハッとなって顔を上げる。ニンレネイのお尻を労るように撫でて、こちらの様子を窺っていた。

「……え、いや、…………痛いというか、なんだか。」

「なんだか?」

「…………ムズムズして。」

「………ほぉ~~~う。」

 あ、余計なことを言ったかもしれない。ニンレネイは王弟殿下の悲しげな顔を見てついつい本当のことを言ってしまったかもしれない。
 『痛い』を押し通せば良かった、かも……。
 楽しげに瞳を輝かせたのを見て、ニンレネイは後悔した。
 
「これでも経験は豊富なんだ。だがたまにどうしても受け付けない奴もいるんだが、ニンレネイがそうならばどうしようかと思っていた。」

 お尻を労っていたはずの手が止まり、お尻の割れ目に指を這わせてグリっと刺激してきた。

「……っ!」

「今日も気持ち良いことをしよう……。な?」

 ニンレネイは真っ赤になってプルプルと震える。
 自分がとうとう後ろの穴で感じてしまっているし、王弟殿下に求められると自然と期待してしまうようになったのだと気付かれたかもしれない。
 今でもいっぱいいっぱいなのに、どうしよう…。
 よく分からないがニンレネイは危機感を感じていた。

「はやく、おしろいきたぁーい!」

「…………う、うん、そうだな。」

 何も知らないツィーニロは、そんな二人の上で遊んで話し掛けてくるので、ニンレネイは必死に気付かれないよう返事をするしかなかった。子育てって難しい……。






 防音魔法付きの馬車を目の前に、ペルリャは馬に跨りカッポカッポと進んでいた。
 馬車の周りには魔法師団が護衛についているので、なんとも安全な行程に気持ちに余裕がある。こんな物騒な馬車に近寄り襲う者はまずいない。
 クリズス元男爵にツィーニロを渡されて領主様の所へ連れて行かれた時はもうダメだと思ったが、なんとも優しい領主様は罪にも問わずにペルリャをそのまま働かせてくれている。
 オメガで罪人になると扱いは酷いと聞くので、本当に感謝しかない。
 ペルリャさえ良ければこのままツィーニロの専属侍従にならないかとまで声を掛けて下さった。ツィーニロの父親がヤビラであることは今後極秘事項になる為、出来ればこのまま自分達の側で働いてくれたほうが安全だと言われた。
 もしかしたら口止めに命の危険もあるのだろうかと思ったが、優しい領主様からはそんな気配は感じない。
 正直王弟殿下は威厳がありすぎてペルリャには怖いのだが、普段やり取りをするのは自分になるから安心して欲しいと言われた。
 なのでペルリャはツィーニロの専属侍従をやってみようと思っている。王宮に着いたら少し勉強してくれと言われたが、元々学院卒業生なので大丈夫だと言って下さった。
 神様みたいな人だ。いや、女神様かもしれない!
 ジーンとまた思い出して感動していると、隣で同じように馬に跨り進んでいたタフィマ副団長が話し掛けてきた。

「ペルリャ殿は今後ツィーニロ様に仕えるのか?」

 ツィーニロ様……、そうかっ!自分も今後は呼び捨てはダメだ!詳しいことは聞いていないが、あの容姿を持つのにそのまま平民であるのはおかしい。今だって王弟殿下と領主様と同じ馬車に乗っているのだし、領主様が引き取って育てるからペルリャに侍従の話を持ってきたのだ。王弟殿下の養子になるのだろうから、ちゃんと様付けしなければならない。

「あ、はい。誠心誠意お仕えします!」

 タフィマ副団長はとても綺麗な男性アルファだ。ノルギィ王弟殿下の噂はペルリャでも知っている。領主様も男性アルファでとてもお綺麗な方なので、この人も………?
 思わずタフィマ副団長をチラチラと見てしまう。

「分かっていると思うが、あの方々は高貴な存在だ。おかしな恋慕を抱かないように。」
 
 ペルリャはキョトンとした。
 そして、あー成程ぉと納得した。ペルリャはオメガだ。アルファのあの方々におかしな感情を抱くなと牽制しているのか。
 そんなことあるはずがない!

「あり得ません。領主様は自分にとって神のような方ですよ?敬虔けいけんな心は持っていますが、恋心なんて……!不敬です!」

 ペルリャは必死でタフィマ副団長に訴えた。
 タフィマ副団長も頷く。

「良い心がけだ。ニンレネイ様は今後大公妃となられるお方!我々が敬いお守りする方なんだ!そのことを忘れるな。」

「勿論です!」

 まだ大公妃になることもツィーニロが養子に入ることも極秘なのだが、二人は馬を並べて深く頷きあう。
 ここに同志が生まれた。
 その会話を実は魔力で周辺索敵していたノルギィに聞かれ、後からタフィマはみっちり扱かれることになるのだが、二人はニコニコと話を続けていた。









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