将来、悲運な結末を迎える令嬢は幸せに生きる

都築稔

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白い小鳥

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ピィ、ピィピィピィ!

「元気になってよかった!」

アメリアは白い小鳥の頭を撫でた。

この小鳥は彼女がこの学園に来てすぐの頃、怪我をした状態で発見して保護していた。

「折れたのが足でよかったわ。だって、羽根だったらもう空を飛べなくなるかもしれないもの。私はお医者様ではないから専門知識はないし・・・。」

お礼を言うように頭を手に擦り寄せてくる。

「もうすぐお別れなんて、寂しいわね。これからは私の愚痴を誰に聞いてもらえばいいのかしら・・・。」

ピィ!

「慰めてくれてるの?」

ピュイ!

「ありがとう。」

人差し指で頭を撫でた。小鳥はうっとりしているように見えた。

はぁ・・・ルカ様ったら、あんなに嫌な態度しなくてもいいのに。せっかくの友だちを作るチャンスが台無しよ。ただでさえ、ライト殿下の婚約者様たちから嫌がらせされてるんだから。

マリアンヌ様もお気の毒よね。だってライト様に嫌われているんですもの。一方的な好意ほど迷惑なものはないわ。早く嫌われてるって気づいて身を引いてくれないかしら。私が殿下に気に入られてるからって、嫉妬は見苦しいわよ?

明日もまた何か言われるのかと思うと、自然とため息が出た。

ライト様もライト様よね。ハッキリと言ってしまえばいいのに。まぁ、彼が優しいからこそなんだけど。その優しさに漬け込んでいるマリアンヌ様の方が悪いわ。

暗い顔をしてため息ばかりつくアメリアを、心配そうに小鳥が見ていた。
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