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ピリついたお茶会 2
しおりを挟むはぁー。
うふふ、あはは。私たち、暴言なんて吐きません。みたいな顔とテンションで、よくこんな長時間も話してられるわね。疲れるったらありゃしない。
でも、これに慣れなきゃいけないのよね。ゲームオーバーするわけにはいかないもの。
それにしても、マリアンヌも余計なことばかり聞いてくるわね。私の企みがバレないように、あまり変なことも言えないのに。
「心変わりしたキッカケ?」そんなの、この世界を知ってるからに決まってるじゃないの。
でも実際に蓋を開けてみれば、悪役令嬢エミリアは悪役どころか人畜無害認定されてるし。なぜか悪役同士でくっついてるし。
1番はエミリアと婚約してないのに他に婚約者がいる王太子よね。ゲームでは、少なくとも他の令嬢と婚約したなんて公表されなかったのに。第2王子もよ。そんなことされたら、ヒロインに不利すぎるじゃない。意味わからないわ。
「アメリア様にはまだご婚約されてなかったわね?」
は?なに、こいつ。私にマウントとってきてんの?
「…えぇ、田舎の出ですから。それに男爵ですし。…両親に恩返しをしたいので、早くお相手を見つけなきゃと思ってるんですが。」
眉を下げて手を頬に添えたら、弱々しい令状に見えるはず。
「そうでしたの?なら、いい方をご紹介しましょうか?」
…ここに私の味方はいないのかしら?いや、いるわけないか。今までが今までなんだから。
「でも、エミリア様とルカ様みたいな恋愛も憧れでして。」
「あら、婚約してからでも遅くないわ。むしろそういう人がほとんどよ?」
うるさいな。あんたは第2王子に大切にされてるからいいじゃない。恋愛もできるでしょうよ。
「でも…」
「お会いしたら必ず婚約しなきゃいけないわけじゃないわ。まずは会ってみて、お話ししてみないとわからないこともあるんじゃないかしら?」
すました顔で言うマリアンヌ。
あぁ、もう!あなたたちはこの機会に私を言い包めて、自分に害が及ばないようにしたいだけじゃない!
でも、ここで断ることはできない。まだ本性を見せることはできないわ。
「マリアンヌ様がそう仰るなら、お会いするだけでもしてみようかしら。」
「えぇ、それがいいわ。」
「私たちもサポートしてあげるから。」
…なるほど。この場にいる令嬢は、みんな同じ気持ちってところかしら。でも心配しなくていいわ。私、モブには興味ないもの。
「決まりね!じゃあ、ちょっとしたホームパーティーでも開こうかしら。その方が私たちもサポートしやすいし。」
「いいですね。マリアンヌ様が開いたパーティーなら、変な人は参加できないわ。きっと、いい人が見つかるわよ。」
「ありがとうございます。」
なんて、思ってるわけないでしょう。まぁでも、これは王子たちと接触するチャンスかもしれないわね。私の相手を、と思っているなら自身たちも婚約者を呼ばなきゃいけないものね。
ふふ。皆様、後悔する結果にならないといいわね?楽しみになってきちゃったわ。
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