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急に一緒に帰らなくなると勘繰っちゃうよね
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「申し訳ない! せっかく蓮君が恵んでくれた貴重な一粒をッッ」
「大丈夫ですよ。薬ならまだありますし」
「いや、君がくれた一粒はあの一粒だ。僕はそれを無駄にしてしまった……なんたる重罪!」
「いいから飲んでください」
「はい」
水と薬を無理矢理渡す。円先輩は大人しくなり、すぐに飲んでくれた。まだ痛かったんだろうな。
「ところで、蓮君は食べたのかい?」
「はい。満君も食べてましたよ」
「せっかく、くれたし」
「なんだって!」
円先輩に両腕を強く掴まれた。いッッッたくないわ。全然痛くなかった。マシュマロかな。握力八って本当だった。
「引っ込み思案で小心者な満が、自らの考えから行動を起こすなんて……! 蓮君と過ごして良い影響が出ているようだ。素晴らしい! ファンタスティック! アメ~~~~~~ジング!」
う~~~~~るせぇ~~~~~。
道端家って個性的じゃないと住めない仕様になってんのかな? 道端も個性的と言えば個性的だし。
「俺のおかげじゃないですよ。満君が最初から優しいってだけで」
「しかし、それを表に出すことができたのはヒーローあってのこと!!!」
道端はこんな声量の人が一緒の家で困ることないのか。横を見たら素直に照れていただけだったので何も言うことはなかった。平和で何より。
それより、過去に寝込んだ事実があるのに由奈の手作りお菓子ちゃんと食べてあげるの、なんか愛情感じちゃう。もしかして円先輩側もそれなりに好意を持ってたりして。どうかな。先輩に関してはいつもテンションが高くてどこまで本音なんだかよく分からないんだよなぁ。
「とりあえず円先輩も体調戻ったんなら、この話題は終わりってことで」
「うん。また何か作りたいと言っていたから、それまでに胃を強くする方法を考えておこう」
「また……!? はい、そうですね……」
「彼女は努力屋さんだから、きっと料理上手になるさ」
だといいね。切実に願う。だって今後もあるわけでしょ。誰か倒れる前に、早急に家庭科部で教えるのが超絶上手い先輩か先生爆誕してほしい。相手は壊滅的才能の持ち主だけれども。
「そういえば目安箱に手紙が着ていたぞ!」
円先輩がテーブルに手紙をバンッと置いた。急だな。腹痛で忘れてたんだな。新しい相談かと思ったら、先日の掃除案件の人からだった。
『対応有難う御座います! ゴミを見かけることがなくなりました。これで安心して登校できます』
「よかったですね」
ヒーローなんて成り行きでなったし、今だって率先してやるつもりはないけれども、こうして誰かの役に立てているのは思ったよりこそばゆい。危険じゃなければこれからもやっていこうと思えてくる。
円先輩もめちゃくちゃに笑顔だ。
「ふふふ……これが後に語られるヒーロー伝説の第一歩……この調子で困っている人々を助け、いずれは都市伝説が生まれる程に話題に」
「ならないから!!」
そんな都市伝説はいらない。有名になりたくない。でも、円先輩はヒーロー部のつもりだから、やりたくないとはとても言えないんだなぁ……。
「そして、今日はこの他に~~~~?」
「また相談事ですか?」
「無い!! 解散だ!!」
無いんかい。
当然か。月に二、三件の頻度なんだから。
「じゃあゲームしましょ、ゲーム」
「すまない。僕は所用があって。アデュー」
「あ、はい。あでゅー……」
颯爽と帰っていった。まだ円先輩の圧が部室に充満している気がする。
「急いでる感じだったね」
こくり。
道端も知らないのか。何の用事だろ。デートだったりして。
「大丈夫ですよ。薬ならまだありますし」
「いや、君がくれた一粒はあの一粒だ。僕はそれを無駄にしてしまった……なんたる重罪!」
「いいから飲んでください」
「はい」
水と薬を無理矢理渡す。円先輩は大人しくなり、すぐに飲んでくれた。まだ痛かったんだろうな。
「ところで、蓮君は食べたのかい?」
「はい。満君も食べてましたよ」
「せっかく、くれたし」
「なんだって!」
円先輩に両腕を強く掴まれた。いッッッたくないわ。全然痛くなかった。マシュマロかな。握力八って本当だった。
「引っ込み思案で小心者な満が、自らの考えから行動を起こすなんて……! 蓮君と過ごして良い影響が出ているようだ。素晴らしい! ファンタスティック! アメ~~~~~~ジング!」
う~~~~~るせぇ~~~~~。
道端家って個性的じゃないと住めない仕様になってんのかな? 道端も個性的と言えば個性的だし。
「俺のおかげじゃないですよ。満君が最初から優しいってだけで」
「しかし、それを表に出すことができたのはヒーローあってのこと!!!」
道端はこんな声量の人が一緒の家で困ることないのか。横を見たら素直に照れていただけだったので何も言うことはなかった。平和で何より。
それより、過去に寝込んだ事実があるのに由奈の手作りお菓子ちゃんと食べてあげるの、なんか愛情感じちゃう。もしかして円先輩側もそれなりに好意を持ってたりして。どうかな。先輩に関してはいつもテンションが高くてどこまで本音なんだかよく分からないんだよなぁ。
「とりあえず円先輩も体調戻ったんなら、この話題は終わりってことで」
「うん。また何か作りたいと言っていたから、それまでに胃を強くする方法を考えておこう」
「また……!? はい、そうですね……」
「彼女は努力屋さんだから、きっと料理上手になるさ」
だといいね。切実に願う。だって今後もあるわけでしょ。誰か倒れる前に、早急に家庭科部で教えるのが超絶上手い先輩か先生爆誕してほしい。相手は壊滅的才能の持ち主だけれども。
「そういえば目安箱に手紙が着ていたぞ!」
円先輩がテーブルに手紙をバンッと置いた。急だな。腹痛で忘れてたんだな。新しい相談かと思ったら、先日の掃除案件の人からだった。
『対応有難う御座います! ゴミを見かけることがなくなりました。これで安心して登校できます』
「よかったですね」
ヒーローなんて成り行きでなったし、今だって率先してやるつもりはないけれども、こうして誰かの役に立てているのは思ったよりこそばゆい。危険じゃなければこれからもやっていこうと思えてくる。
円先輩もめちゃくちゃに笑顔だ。
「ふふふ……これが後に語られるヒーロー伝説の第一歩……この調子で困っている人々を助け、いずれは都市伝説が生まれる程に話題に」
「ならないから!!」
そんな都市伝説はいらない。有名になりたくない。でも、円先輩はヒーロー部のつもりだから、やりたくないとはとても言えないんだなぁ……。
「そして、今日はこの他に~~~~?」
「また相談事ですか?」
「無い!! 解散だ!!」
無いんかい。
当然か。月に二、三件の頻度なんだから。
「じゃあゲームしましょ、ゲーム」
「すまない。僕は所用があって。アデュー」
「あ、はい。あでゅー……」
颯爽と帰っていった。まだ円先輩の圧が部室に充満している気がする。
「急いでる感じだったね」
こくり。
道端も知らないのか。何の用事だろ。デートだったりして。
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