陰キャ系ぐふふ魔女は欠損奴隷を甘やかしたい

豆丸

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娼館での一夜③

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「あ゛、あっ、」 
 盛大に果てたサクヤは上質なシーツにくたりと横たわり、時々びくりびくりと震えた。  余韻に浸るサクヤをギラギラした眼孔のギイトが見下ろす。ガリガリに細い太ももは大きくがに股に開き、ドロドロとした泥濘みを晒した。
 ぬかるみには充血し膨らんだ襞とはくはく動く柔らかそうな蜜口が開いては収縮し、その上のぷくりと実った花芽さえかいま見えていた。 

「………ぐっ」
 ギイトは苦しく唸り、拳を握り締めた。
 本当は今すぐぶちこみたい!
爛れたソコに欲棒を挿れて貫く。奥を突きまくり、喘がせ子宮を白濁で満たし犯しつくしたい。深く重く子宮をなぐりつける。
頭の天辺を突き抜けて、指先から足先まで甘く痺れる快楽で屈服させる。
 剥き出しになりそうな雄としての本能を歯を食い閉めて無理やり押さえ込む。

 想像だけで達しそうなギイトの欲棒からは先走りとは思えない量の滴が溢れた。大きくはち切れそうな血管の怒張、凹凸と硬度、質量。禍々しいほど反り返って腹を打つ。

「ふぅぐうぅ」
 獣のように唸る。
呼吸にあわせてびきびきと欲棒が揺れる。我慢の限界値は越えていた。それでも、まだ挿れない。 
 サクヤが俺に挿れてと泣いて喚いて懇願するまでは、何度でも逝かせる。
 俺の意見なぞ求めるな聞くな。
 お前から俺を求めろ。苦しいほど俺を欲しがれ、俺だけを求めて気が狂えばいい。 

 ギイトはサクヤの顔を撫でた。喘ぐ口からギザギザな歯、長い蛇のような赤い舌。口の端からだらしなく溢れた唾液、汚い鼻水すら出ていた。どうしようもなく醜く汚れた愛しいギイトの魔女を。

 (……俺の、だ)
 
 ギイトの瞳孔全開の瞳がゆるりと弧を描いた。口の端を歪め、薄くギイトは笑った。

 どろりとまとわりつくような仄暗いギイトの独占欲。清廉潔白な愛とは恋とは異なるだろう。それはサクヤに必要とされたい求められたい激しく滾る劣情の奥の渇望だった。 

 ギイトは物欲しそうに開閉する蜜口に、狙いを定めたように右手の欠損部を当てた。どろどろの柔らかい入り口をずりりずりりと先端で擦ると硬い骨の剥き出した部分が充血した花芽を掠める。 

「ぐっ、ひぃ!あっ!ギイトっ!またぁ、ですか?」与えられた刺激にサクヤの体がびくびく跳ねた。 

「もう、絶頂しましたからぁー!ぐひぃん!あっ!あーーー゛!」
 ぷくりと膨らんだ花芽を硬い骨で擦られ、潰される。余りに強い快楽に、余韻に震えていた体はあっという間に燃え上がってしまう。ぢゅぐぢゅぐと水気を多く含んだ音をたて泡すらたてる。中から生産された大量の愛液がギイトの欠損部を濡らしていく。

「ひぃ!!あっ!ぐひぃ、ギイトっ!クリトリスばかりっ!ぐりぐりしたらぁ。ひぃ、取るつもりですね?あ゛あ゛ーーー!」 
 善すぎる快楽を逃そうと身を身をくねらせれば、ギイトは左手でお腹を押さえ込み、執拗に花芽をなぶり続けた。くうぅと子宮が痛いほど収縮する。空しく膣壁が波打つ。 

「あ゛ーあ゛ーーー!!」 
 時間をかけ執拗に責められ、シーツのうえで泳ぐようにもがくサクヤは、体を仰け反らせ再び白く白く戦慄き弾けた。

「……はあ、はあ………ぐ、ひぃ」  
 潰れたカエルのように肢体を横たえるサクヤ。膣中から溢れた液体でベッドのシーツはぐっしょりと濡れてしまう。責め立てていたギイトの右手の欠損部も酷い有り様だった。

「……そんなに気持ちよかったのか?濡れすぎだ」 ギイトはポタポタと欠損先端から落ちる愛液を見せ付けるようにサクヤの顔の前にかざした。
 滴は惚けて視線の定まらないサクヤの顔に何滴か落下し頬を伝い首筋に流れた。その冷たい感触にびくりと震え、皮膚が泡立つ。

「あっ、ぐひぃ……ギイト、助けてぇ」  
 イきすぎて辛い。
 立て続けに絶頂し続けてお腹が苦しい、中の痙攣が止まらない。
 サクヤは元凶のギイトに助けを求めるように手を伸ばす。ぼろぼろと涙を流して。 
 
「貪欲な魔女だ。もっと…欲しいか?」 
「ひぃぃ~~」  

 助けを求めた相手が悪かった。
 ふーっと息を吐くとギイトはサクヤの太ももを大きく割り開く。そしてどろどろの膣口に右手の欠損部先端をピタリとあてがった。そうパズルのピースのように正確に。
温かい入り口に冷たい皮膚と硬い欠損先の感覚。入り込んだ先端がぐりんと花弁を捲る。

「……ま、まさか。ギイトっ」
 嫌な予感にサクヤの全身の毛穴から汗がぶわわーと吹き出た。 

「魔女の大好きな欠損だ、奥にもくれてやる!」 

 ずど、ん!!!  

「ーーーーひぎゃ、ぐびぃー!!」  
 たまらず悲鳴をあげた。
 逃げる間もなく、異物が体を引き裂くように挿入される。圧倒的な硬さ質量で押しやられお腹が苦しい。呼吸を忘れてしまう。狭い膣壁をぎちぎちに満たす。
 ギイトの太い右手の欠損部全てが入る筈もなく。直ぐに突き当たりの子宮口ぶち当たる。下に降りてきてしまった入り口をぐりりとぐりりと先端で捏ねる。

「ひっ、ぎゃ!おっ、奥はっ、入らないです!あ゛あ゛~~。おお゛」

 ぐぽっ、ぐぽっんとお腹側をこそげるように出し入れを繰り返す。殊更反応の善かった箇所を、しつこく何度も何度も……。
同時に健常な左手で花芽を摘まむ。そしてこよりを作るように擦り摘まんでは離す。

「お゛、お゛っ!はっ、はっ、」
 おかしいくらい気持ちいい。
 脊椎から頭に快楽が走る。絶頂する。
 がくがくと背中を浮かせるほど反った。足の指先が全て開く。
 プシュプシュと情けなく潮を噴く。サクヤは満ちずぎた快楽に苦痛に歪めた。
 それでもギイトは止まらない。再び欠損部がサクヤの中を犯す、揺すられる。
 サクヤは喘ぐ。
 断末魔のような声でひゅーひゅーと苦しい呼吸を繰り返した。

「くっ、凄い喰い閉めるな……腕が千切れそうだ」
 
 何度も絶頂し痙攣を繰り返す膣壁は健気に蠢き収縮した。射精を促すように欠損をぐうぅと柔らかく、それでいてきつく締める。
 何度、絶頂しても満たされない。熱いほとばしいが欲しい。ひとつになりたい。子宮を白く汚して満たして欲しいと訴えていた。

「……ひっ、な、んれぇ、ギイトをくれないんですか?欲しがれって、ぐひぃ、言ったのに~。ひ、酷い奴隷です」

 熱に浮かされたように目も当てられないぐちゃぐちゃに汚い顔でサクヤは叫んだ。そしてぼろぼろと泣いた。 

「………俺が……欲しいのか?」 
 
「欲しいです。ギイトをまるごと全部下さい」
 サクヤはガクつく体を奮い起こしギイトの首にしがみついた。 

「やっと言えたな」  
 待っていた瞬間、ギイトの残された瞳が喜びに滲んで揺れた。
 
 
 
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