異世界から元の世界に派遣された僕は他の勇者たちとは別にのんびり暮らします【DNAの改修者ー外伝】

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第30話 到着

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「りょ…良子…」

「はいっ、シャルル様!」

昨晩、良子をパートナーにしてから、打てば響く可愛らしい女性になりました。
キリッとした表情は穏やかになり、アイやマオ、玲とも違う意味で甲斐甲斐しく世話を焼いてくれます。

「ハァ~、良子…、貴女は私の秘書なのよ」

なに、この変わりよう…。

「仕事中ではないのですから…、シャルル様のお世話をするのはパートナーとして当然です…」

「え~っ、良子さんもシャルル様のパートナーに~?」

「篠崎先輩…、ずるいです…」

「良子さん、今回は玲さんの秘書と言う事で特別です。次の機会は【淫紋】が完成されないとダメですよ」

「はい、アイ様」

「アイ、良子さんも一応マスターのパートナーになったのだから、エローヌさん達が行っている『100イキ苦行』を達成したらそれで良いんじゃない?」

「マオ様…」

「……そうね、セシルさんとマリーさんには【淫紋】を施していませんでしたからね…。【淫紋】を完成させるか『100イキ苦行』どちらかにしてあげましょう」

「これで良子さんが達成したら玲さんも立場がないですね…」
「訓練の成果もそれほどでしたし…」

「あっ、マオ様酷いです~」
「シャルル様、そんなにダメでしたか? さくらさんと比べても…?」

「ハハ…ハ…」

マオがハッパをかけているだけなので、何と答えれば良いのか困ります。

「あぁ~ん、シャルル様が答えにくそうに…」

私の女性器がさくらさんに劣ると…。

「わ…私もその『100イキ苦行』を達成したらシャルル様のパートナーになれるのですか?」

「先にパートナーにならないと『100イキ苦行』は受けられないので、里中さんは頑張って【淫紋】を完成させてくださいね~」

完成させてもご主人様のパートナーになれるとは限らないですけれどね…。

「そんなぁ~」

「……」
まぁ里中さんもしてあげたいけれど、きっかけがね…。
僕を目の前にこうして話が進んで行くのは前世も今世も同じみたいです。

朝食を済ませ、森林浴をしながら露天風呂を楽しんだ後、集合地である福岡に向かう事にします。

良子が天草家に連絡を入れるとすぐに迎えの方が来られました。
今日は福岡のホテルにもう一泊し、明日改めて七家で南西諸島へ向かうそうです。



XX XY



「そうですか…、玲様も福岡に到着されましたか…」

「はい、事前におっしゃっていたように男性をお一人同行されています。シャルル様とおっしゃるのですが、まるでリーマンのような男性でした…」

「へぇ~、どういった関係なのかしら。楽しみね…」

ボディーガードとおっしゃっていたけれど…。

「……」
それにシャルル様の関係者だといわれるアイ様とマオ様も驚くほど艶やかで美しい女性だったのです。
宝条様が様付で呼ばれるあの三人は一体…。

その宝条様と、顔見知りである秘書の篠崎さんもカスタムされたように艶やかで瑞々しい女性に変貌されていました。
これらについては私見を述べる訳にはいきません。
明日、未央様に直接お会いしていただかない事には…。

「白夜様にも来ていただけて良かったわ…」

「ちょうどお嬢様たちの夏休みでもありますから、良い日程だったのではないでしょうか」

「志津も楽しみにしているようですから良かったわ…」
「圭、他の当主様も頼みますよ」

「かしこまりました」



XX XY



福岡の建物も京都と変わらず一様に同じ建物が並んでいましたが、風土が違いとても素敵な街でした。

玲達がいるので散策という訳にはいきませんでしたが、天草家の方がNOGカーで観光地を回って案内してくださり、楽しいひと時を過ごせました。

セシルとマリーを見掛けるかなと思いましたが、さすがにそんな偶然はありませんでした。



(ホテルの夕食もなかなか良いな…)

この季節はホテルでの夕食は屋上庭園で食べられるようです。

ビアガーデンのような所もあるそうですが、玲達の泊まるホテルがそんなレベルな訳はありません。

木々で囲まれた食事処はどこかのリゾート施設のようで、耳を澄ましてようやく他にも利用客がいる事が分かる程度です。

厨房も見えませんが和食や洋食、デザートや飲み物なども豊富で、注文すればすぐに運ばれてきます。



「ふぅ~、食べた食べた…」

「本当にシャルル様達は良く食べられますね。それなのに全然体型が…」

「玲さん、アレをしていればカロリーなんて気になりませんよ」

「今晩はまた後で食べますからね~」

「アイ様、マオ様…。私も皆さんと同じ部屋が良かったですよ~」

「「今晩は久しぶりに私達の独占です」」

アイが言うように今晩は僕たち以外はそれぞれ個室のようです。
まぁ、それぞれ頑張ってオナニーできるでしょう。

玲もマオの言葉に焦ったのか、今日は一日“二つの球モード”で頑張っていたようです。
途中で何度か玲のスライムに【接続】し、イカせたのは言うまでもありません。



XX XY



翌朝、朝食が済むと空港に向かいます。
ここから天草家が用意したNOGエアーで南西諸島に向かうのです。

「玲、六家が福岡にいるんだよね。どうして一緒に行かないの?」

「それは安全の為ですよ。一緒に搭乗していて何かあれば大変ですからね」

「あっ、そうか…」

ちょっと危機管理意識が足りなかったことに反省します。

襲われる事はあっても危害が加えられるとは考えてもいなかったよ。

僕達が潜り込ませることはありませんが、グレイに操られたリーマンに潜り込まれて上空で自爆されたら大変です。
それでも僕達は飛んだり転移も出来るし大丈夫だと思うけれど、皆を無傷で守れるかは分かりません。

「今回NOGエアーに初めて乗ったけれど本当に快適だね」

NOGカーを大きくしたような物でほぼ垂直離着陸です。
もちろん自動運行なのでパイロットはいません。
ただ、生身の女性CAと女性型リーマンがそれぞれ一人ずつ搭乗していました。

「シャルル様のいた時代の日本はどうだったのですか?」

「大阪から福岡まで大体1時間ちょっと掛かったよ…」

「本当ですか!? 今の倍以上ですね」

「そんなに…?」

玲の話を聞いていると、今ならハワイにも数時間で行けるそうです。
民間機なのでMAXスピードではないそうですが、それでもこの速さが普通なのか…。



飛び立ってから30分もしない内に、奄美大島の近くだという南西諸島の一つに到着しました。

あ~、何だか僕の『シャルル島』が懐かしいよ…。
小さかったけれど楽園だったな…。



「ようこそおいでくださいました。玲…様?」

「未央様、わざわざお出迎えありがとうございます」

「お気になさらず…、六家の当主様を迎えるのですから当然ですよ」
「それより玲様、そのお姿は一体…」

「フフ…、良いエステティシャンに出会ってから体調が良くて…」

「そんな…、カスタムされたのかと思いましたよ…」

そう言葉を返すのが精一杯でした。
頭の中では有り得る訳がないと叫びそうになります。

側にいる秘書の圭は知っていたみたいですが、護衛達は玲様や他の女性達を見て驚愕の表情をしています。
特にあの男性の横に控えている二人の女性は人間とは思えないほどの美しさです。

「……」
未央様と呼ばれている方が玲と挨拶を交わすと、すぐに僕達の方に目線を向けられました。
見知らぬ女性達に直視されるのは久しぶりな感じがします。

「未央様、こちらの男性がお話していた世界で最高のボディーガードです」

「初めまして、シャルルと言います」

紹介されれば挨拶するしかありません。

「まぁ、外国の男性だったのですね。日本語がお上手です」

黒色の髪と瞳ですが名前から察するに外国人のようです。
それにしても圭の報告通り本当にリーマンのように格好良くて素敵な男性ですね。
一度見てしまうと目が離せません。

「私は外国…『未央様、シャルル様の話は追々に…』」

「……」
玲に遮られたという事は今話す事でもないのでしょう…。

「そ、そうですか…(シャルル…様?)」
「もうしばらくすると六家の当主様全員が揃いますので、当主様が揃いましたら玲様をお呼びします。他の皆様は晩餐会までご自由にお寛ぎ下さい」

「分かりました」
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