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【完結】のんびり雑談【敬語S/言葉攻め】
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ふっ、と意識が浮上する。
目に入ったのは見慣れない天井と、壁に掛けてある俺の服だった。
…身体、動かない。
唯一少しだけ動かせた首を巡らせると、足元に座ってこちらを見るきょうさんと目が合った。
「あぁ、目が覚めたんですね。気分はどうですか?」
人の身体にあんな滅茶苦茶なことしといてコイツ…。
悪びれもしない態度にイラっとするものを感じながら、今の自分の状態を確認する。
はっきり言って最悪だ。身体中痛いし、性器はヒリヒリしてるし、叫び過ぎた喉も痛い。腹の奥にも言いようのない違和感がある。
「っ、げほっ!」
声を出そうとして、喉がカラカラに乾いているのに気付いた。粘膜が張り付いたように声が出せない。
「お水、飲めますか?」
飲ませろよ。いや、手段に嫌な予感しかしない。
軋む身体を無理矢理起こして、差し出された水を震える手で受け取って一気に飲み干す。
手をついたマットレスがぐじゅ、と濡れた音をたてて、先ほどまでのことをはっきりと思い出してしまった。
…初めてのオフ会で、初めて会った男に、後ろの初めてを奪われた。
最悪だ。
「…」
怒ればいいのか、泣けばいいのか、感情の表現に困る。
何も言えずに睨みつけると、きょうさんはにっこりと笑った。
「可愛かったですよ。声も、顔も、身体も、全部」
言われてかっと頬が熱くなった。
するりと伸びた手が熱くなった頬を撫でて、ついでに唇を親指でふにふにと揉む。
「本当はもっと色々してあげたかったんですけど、またにしましょうね」
色々。あれ以上何があるって言うんだ。勘弁しろ。
「または無い」。そう言おうとして口を開くと、きょうさんが耳元に唇を寄せて囁いた。
「もう、普通のじゃ満足できませんよ?」
吐息に擽られて、耳からぞくぞくと痺れが走る。それだけで下腹がずくんと疼いた。
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