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【完結】開発事業は突然に【鬼畜/視姦】
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しおりを挟む「あっ!ぁんッ、や、だッ…!アッ!」
甘く蕩けた声が抑えられない。尻から聞こえるくちゅくちゅという音も耳につく。
耳を塞ぎたいのに足を抱えさせられているせいで叶わない。
腹の中では2本の指がばらばらに内壁を引っかき回していて、予測のつかない動きに身体が翻弄されていた。中ばかりかき混ぜていた指が不意に抜かれると、背筋を痺れが駆け下りてきて、性器がじん、と痺れる。
「あ、ふくぅ…っ」
そのまま抜き差しされると、全身を撫で回されているような痺れに包まれた。
縁はすっかり緩んでしまって、高峰の指をくっぽりと咥えこんでしまっている。時折指を広げられる時すら、温んだローションをとろりと垂らしながら喜んでヒクついた。
未だに自分の身体の変化が信じられない。こんな反応、何かの間違いで会って欲しい。
羞恥心ばかりが込み上げてきて涙が溢れた。
「も、許して…、もう、いやだ…」
股を広げた情けない恰好のまま高峰を見上げて哀願する。涙でぼやけた視界でも、高峰が意地悪に笑ったのが見えた。
「そう泣くな。おもしろいことをしてやろう」
嫌な予感しかしない。
ぼろぼろ泣きながら俺が首を振るのを無視して高峰の指が腹の浅い所をぐぐっと緩く押し込んだ。
「うあぁっ、ぁ、ああ…っ」
一瞬だけ鋭い快感が走って、蕩けそうな疼きが奥から溢れてきた。堪える間もなく押し出されるように緩い声と涎が口から零れ出て、信じられないことに、それだけで性器からとろりと白濁が流れ出して腹に垂れた。
「あ、あ、まって…っ」
高峰の指は動いていないのに快感が途切れず込み上げてくる。
全身がぶるぶると震えて鳥肌が立った。
腹が、身体がおかしい。寒気が走っているような痺れが治まらない。
身体の反応についていけず混乱している内に、ヒクつく腹がぎゅぅっと高峰の指を締め付けた。
次の瞬間、全身を押し流すような快感の奔流が込み上げてきた。
「あっ、なに、アァ、あ、ん~~~っ!」
ふわんと身体が軽くなって、浮き出してしまいそうな浮遊感に襲われて思わず身体を縮こませる。
それが射精なんかより深くて重い絶頂だと気付くのと同時に全身ががくがく痙攣して目の前がちかちかした。
「終わりじゃないぞ」
なに…?
高峰の声の意味を考えている内に、また勝手に蠢いた腹が浅い所を押さえたままの指をきつく締め付ける。
「あっ、んぁあ…アァっ!」
締め付けたことでそこが強く刺激されて、また身体が浮かび上がるような浮遊感に襲われた。脊椎に電流を流されたかのような強烈な快感の波が押し寄せて、脳をばちばちと焼く。
「あっ、アッ!?また…っ、やっ、あぁぁッ」
腹が勝手に蠕動して指を締め付けるたびに身体が絶頂に押し上げられる。意識が浮いている間にまた次の絶頂がやってくる。
びくびくと腹筋が痙攣して、その振動でまた疼くそこに絶頂に追いやられた。
「も、やッ、あァ!ひっ、い゛、ッく…!!」
また視界がちかちかと明滅し始めた。
強張った身体が不自然に痙攣する。ぶつん、と一瞬思考が暗転して、ふっと力が抜けた所を快感に揺さぶり起こされる。
「いっ、い゛ッ!ぐ…ッ!う゛、ぅくぅ!!」
過ぎた快感から逃れたくて滅茶苦茶に暴れまわりたいのに身体は一切自由にならなくて、硬直したまま腹だけが蠢いている。
「それがメスイキだ。射精なんて目じゃないだろう」
高峰の声がどこか遠くから聞こえて、頭の中をぐわんぐわんと揺らした。
知らない。こんなの快感じゃない。
強烈すぎて脳が処理できる範囲を超えている。身体だけがただただ狂涛に揉まれて絶頂を繰り返した。
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