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3.バリアの町の料理屋
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やさしい声で目が覚める。お母さん?
「あ、起きた、エートくん、夕ご飯に行くけど、どうする?寝てても良いわよ」
サーサさんだった。
ご飯?
「・・・僕も食べる」
そうだ。夕ご飯。あの山菜採りの女の人のお店に行くんだった。
「メシと聞いて目が覚めるとは、案外食いしん坊なんだな、オマエ」
アトミちゃんが笑う。
「カッカッカ、まぁ今日は良く運動したからの!栄養をつけて、またがんばってもらわんとな」
「運動?歩いただけじゃないですか!甘やかしたら行けませんよ御方さま!」
「カッカッカ」
サーサさんはニコニコしてるだけで、何も言わない。けど、あの人はきっと気がついている。僕と御方さまがしたことを。僕のはじめてが御方さまに奪われたことを・・・。
例のお店は、僕たちの旅籠がある大通りの数本裏手にある、それでもなかなか賑わった場所にあった。
でも、店は賑わっていなかった。
そこそこ広いホールに、テーブルは三つだけ。お客さんは僕たちだけだった。
建物の作りから、もともとは宿屋だったようだ。いまは食事だけのお店になっている。厨房から、昼間の、若い方の女の人が出てきて、御方さまたちにペコペコと頭を下げ、お礼を言っている。
「なぁに、気にすることはない。それよりも、自慢の料理を披露しておくれ」
かしこまりましたと、女性ーここの女主人ライウェさんーは厨房に軽やかに戻っていった。
サーサさんと同じぐらいだろうか。御方さまよりは、ちょっと若いかな。ちょっとだけ。キレイなのは御方さまの方かな。でも、ライウェさんもキレイな人だった。ちょっと痩せすぎかな。オレンジ色の髪も、キレイなんだけど、ちょっと艶がないというか。苦労してるのかな。なんて、大きなお世話だね。
しばらくして、料理が運ばれてきた。
サラダ、具沢山のスープ、そして鹿肉の串焼き。
そして、僕とアトミちゃんには、
「お子様達に」
と、白いお団子のようなお菓子。
アトミちゃんは「お子様じゃない」と破裂しそうだったが、サーサさんが口を塞ぎ、有り難くいただいた。
「いらないなら僕に」
と手を出したら、ブツブツ文句言いながらしっかりと持って行った。
御方さまとサーサさんは、お酒を飲みながら、ライウェさんと話をしている。
お店はライウェさんので、ちょっとお年の女性が料理の大部分をやっているらしい。
「もともとは旅籠だったのじゃろ?」
「えぇ、夫がいたころは・・・でも、女だけでは・・・」
なにやら事情があったようだ。御方さまも、それ以上は聞かず、この街のことを聞いたりしていた。
しばらくして、お客さんが来た。男の人が一人。
「御方さま、あのおっさん、怪しくないですか?」
「ん、あれは大丈夫じゃ」
アトミちゃんと御方さま、何を話しをしているのか僕には良く分からない。
「まぁ、ちょっとお話をしてくるかな」
御方さまは自分のコップを持ち、立ち上がる。
「エート、お主も来い」
あ、はい、と僕もコップを持っておじさんのテーブルに向う。いってらっしゃーいとサーサさん。ヘマすんなよとアトミちゃん。
「こんばんわ、ご一緒しても宜しいですかな」
相手の返事も聞かず、御方さまは腰掛ける。
「ワシは旅のものでして、ここのおかみさんとちょっと顔見知りになりましてな」
おじさんは、どう返事をして良いものか、という顔をしている。僕もどうして良いか、という顔をしているだろうな。
「見たところ、お役人さまのようじゃが?」
「は、はぁ、代官所のものです」
ちょっと猫背で伏し目がち。服もヨレとしてる。正直、パッとしないおじさんだなぁと失礼な印象を持ってしまった。
「なぁ、お役人さま、ちょっと伺いたいんじゃがな、この街、チンピラどもが堂々としすぎてはおらんかなぁ」
御方さまの冷たく鋭い視線がおじさんを見つめる。ちょっと、いやかなり怖い。
「い、いや、それは・・・私ごときには、その・・・」
ぐいっとコップの酒を飲み干す。
僕から見てもわかる、あからさまな動揺だった。
「ふむ、そうか、そうじゃな」
全て理解した、という冷たい笑顔だった。怖い。
薄暗いホールが、さらに暗くなったような気がした。ここは、僕の出番なのかもしれない。そのために、御方さまは僕をこっちに来させたんだろう。でも、何をすれば良いんだろう。
沈黙が続いた。
その時、店の扉が力一杯開かれた。
「アニキ!いましたぜ!!」
下品な大声が響いた。
明らかに普通の人ではない。派手で上品さのない上着を羽織った大男が、扉からこちらをのぞき込んでいた。
そして、数人の男達がわざと大きな足音を響かせ、店内に乱入してきた。
「ちょっ、ちょっと!!」
パッとしないおじさんが慌てて立ち上がり、男達の方にむかう。
まさか、このおじさんにチンピラに立ち向かう勇気があったとは。第一印象で、かってに決めつけていたけど、案外立派な人だったのか。
御方さまを見ると、お酒を口に運びながら、さっきの冷たい視線とは打ってかわって楽しそうに、チンピラとおじさんを眺めている。
「あの・・・御方さま・・・?」
「カッカッカ、これから面白い見世物がはじまるぞ、楽しみにしておれ」
僕には嫌な予感しかしないけど。
おじさんが何を言っているかは聞こえなかったけど、なんとかチンピラをなだめて、帰って貰おうとしているみたいだった。
「うるせぇ!ひっこんでろ!!用事があるのはそこのガキだ!」
おじさんを突き飛ばし、チンピラは剣をアトミちゃんに向けた。
「へっ!やっとご指名かいっ!待ってたぜ!!」
嬉々としたアトミちゃんが飛び出す。
「待て待て、ここでは店に迷惑がかかる、表に出るぞアトミ」
「良い度胸だ女!オマエとあっちのには、あとでたっぷり楽しませて貰うからな」
チンピラらしいイヤラシイ目つきで、御方さまとサーサさんを見る。
「カッカッカ!ワシらを楽しませることができるかのぉ」
「エートくんは、ここで待っててね、すぐ終わらせるから」
なんで、この人達はみんな自信満々なんだろう。
アトミちゃんの強さは、もう見て知っている。御方さまは、あの筋肉の持ち主だ。きっと、戦える。その辺のチンピラなんか目じゃないだろう。でも、サーサさんは?学者だって言っていたし、あのとおり、おっとりとした人だし・・・。
店の前、チンピラは男が十数人。思い思いの武器を手にしている。痛めつけるのではなく、これは殺しに来てる。
対するこちらは、御方さまが杖を持っているけど、アトミちゃんとサーサさんは素手だ。
「やっちまえ!」
チンピラの合図で戦闘が始まった。
圧倒的だった。
アトミちゃんはヒョイヒョイと飛び回り、大男共を殴る蹴る投げ飛ばす。こんな乱戦で回し蹴りなんて大技だすなんて、危なくってしょうがないのに、楽しそうに戦っている。
御方さまも杖をたくみに操り、突き叩き払い、次々と男共をのしていく。
サーサさんは、いつのまにかチンピラから剣を奪い、二刀流でチンピラ達をあしらっている。
負ける要素はなかった。
始まって間もなくだというのに、まともに立っているチンピラはいない状況だった。
野次馬も拍子抜けした顔で、この戦場を見てる。
そんなとき、どこからかピーピーという甲高い笛の音がとどろいてきた。
「衛兵隊だ!」
だれかが叫んだ。
この街にもちゃんとそういうのあるんだ。当然か。というか、おそいよ。
革甲を着込み、弓と槍で武装した十人程度の兵士がランプをかざしながら、あらわれる。一人だけ馬に乗った男が偉そうに言った。
「天下の往来での騒ぎ、何事か!」
ジロジロと見渡し、伸びているチンピラに気がつき、明らかに動揺をする。
「衛士長代理殿!この女どもが治安を乱しまして」
チンピラの一人が手もみをしながら騎馬に向う。
衛士長代理とかいう人は、嫌そうな顔をしながら、モゴモゴと口を動かし、
「そこの女三人を連行せよ!」
と叫んだ。
「へっ?」
思わず変な声が出ちゃった。
いやいや、おかしいでしょう。
明らかに、こっちがチンピラに絡まれてるでしょ。
まぁ、その絡んだ方がほとんど伸びて、絡まれた方は無傷だけど。
でも、連行するなら両方でしょう普通!
間違ってる!
「そんなのおかしいぞ!!!」
気がついたら、自分でもビックリするぐらいの大声が出ていた!
すると、まわりの野次馬からも次から次へと声が上がる。
「ケンカ売ったのはヤクザだ!」
「姉ちゃん達は被害者だ!」
「ヤクザの味方するな!」
「衛兵はチンピラと手くむな!」
「ワイロもらってんのか!」
声だけでなく、衛兵に向って物まで飛んでくる有様だった。
「えっえぇいっ!今日のところは見逃してやる!」
どちらも悪さするなと叫びながら、騎馬は逃げ去り、酒や残飯をかぶった衛兵らも大慌てでそれについて行った。野次馬たちは喝采をし、どさくさに紛れてチンピラたちは退散していった。
その後も町はお祭り騒ぎだった。
ヤクザと衛兵、さらには代官所が癒着していると、町の酔っ払いたちは言っていた。そんなことで、みんな鬱憤が溜まっていたのだろう。敢然と立ち向かった御方さまたちは一躍英雄扱いだった。
静かで、賑わっていなかったライウェさんのお店も、大忙しになった。
「エート、ライウェさんを手伝ってやれ」
僕も酔っ払いさんたちに褒められ、絡まれはじめたのを見て、御方さまが言った。
給仕や皿洗いと慣れない仕事を割り振られたけど、おかげで酒くさい息からは逃れることができた。
しばらくして、お店も落ち着いてきた。
「ちょっと休憩しましょう」
ライウェさんに連れられて、店の裏に出た。
「こんなに忙しいのは久しぶり!いえっはじめて!」
星空に背伸びしながら笑ってる。
あ、やっぱりこの人、キレイな人だな。
「エートくん、こっちに来て」
「あ、はい」
言われるままに近づくと、突然抱きつかれ、そのまま唇を奪われた。
「んんちゅっ!ちゅぱっ!んぢゅっっ!」
わけの分からないまま、口の中をライウェさんの舌が跳ね回った。
「んふっあぁん、ふぅっ、ねぇ、エートくん、あなた、何者なの?」
「えっ?」
それはこっちが聞きたいというか、キスと質問が繋がらなかった。
「もう、そんなにかわいい顔してるのに、なんでそんなに男なのっ」
そう言って、また激しくキスをしてくる。
「おねえさん、あなたの側にいるだけで、エートくんの匂いで、もうオマ○コがずっとうずいちゃってるのよっ」
有無を言わせず、というか唇を完全にふさぎながら、抱きしめた僕の背中を撫で回し、股間をすりつけてくる。この人、こんな感じの人だったのか?とパニックになりかける。
「夫が旅芸人と出て行ってからもう三年ちょっと、男なんかもういらないと思っていたのにっ!エートくんのが欲しくてたまらないのっ!」
僕のズボンを脱がし、僕のモノを露出させる。
当然のことながら、ソレはとっくに膨張しきっていた。
「えっちょっと何を!」
「あぁんスゴイ!ビンビンに硬くなってっ!はぁん!この匂いがっ!」
うっとりした顔で僕のモノを眺め、そのまま口に運んで行く。
最初からスパートだった。
一気に口の奥まで、根元まで咥え込み、そのまま激しく前後に頭を動かす。
「あうっ!!」
生暖かくうるおった口の中が、上下左右から僕のモノを攻めまくった。
ジュプジュプジュプっと、唾液を飛び散らしながら、頭が動く。
「あぁぁんズリュっおいしいっ」
朝、寝起きにサーサさんに咥えられ、夕方は御方さまに入り、そして、夜。僕にこんなことが起こるなんて。
「大きくって硬くってほんとステキ」
ライウェさんは口をすぼめ、ズリュズリュと僕のモノを吸い込むように刺激する。
「ああっ!だっだめですっ!あぁっ!!」
本気でダメだなんて思ってもないし、拒否する気もないのに、なぜかそんなセリフが出てくる。
「ふふっダメよね、そうよね、お口でイッちゃダメよね」
ライウェさんはスカートをめくり上げ、側にあった酒樽に手を付き、お尻をこっち向け、高く付きだした。
「ねぇ、おねえさんのオマ○コでイッて!」
星明かりに照らされた白いお尻。そして、両手で広げられた、濡れた場所。
「い、いいんですかっ?!」
「もぉっはやくぅ!はやくしてぇ!」
待ちきれなくなったライウェさんは、自分の指でグチョグチョと股間をいじりはじめる。
「はぁんっ!オマ○コにぃ!あなたのぉチ○ポほしいぃのぉぉぉっ!!」
ライウェさんの二本の指がオマ○コの中に消える。
「指じゃイヤなのぉチ○ポちょうだいぃぃ」
「はいっ!」
細い腰をしっかりと持ち、先っぽを濡れた場所にあてがう。
グチュっ
「はぁぁぁぁんっ!!くるっ!!チ○ポがぁ!!」
ぐぐっと押し込んだ。
「んんんんんんんっっっっっっっっっ!!!!」
ライウェさんの全身が震える。
「あああっっ!!!はぁぁぁぁぁぁぁぁん!チ○ポっ!!んんんっ!おっきいっ!!!!」
三年間、男のモノは受け入れていなかった狭く湿った場所に、入りきった。
「はぁはぁはぁんっ!チ○ポぉ入ってるぅぅぅ!すごぉい!」
「はっ、はいっ!ライウェさんの、オマ○コも、はぁはぁっ、すごいですっ」
「はぁぁぁんっ、うれしいっ!もっとチ○ポしてぇぇぇ!!」
そういうと、腰をグリグリと振って刺激をもとめる。
はいと言って、ゆっくりと腰を引き、先っぽが出そうになったところで、また一気に押し込む。
「はぅぅぅっ!」
そして、また引き、入れる。
「あぁぁぁん!」
最初はあせって自分でもわかるぐらいぎこちなかったけど、段々気持ちも落ち着いてきた。少しずつスピードを上げながら、リズミカルに出し入れをくりかえす。
「はぁぁぁっダメェっ!あんっ!!あんっ!!!チ○ポがっ膣をグリグリしてっ!!」
グチャグチャと愛液が泡立ち、パンパンと身体がぶつかる音を上げる。
「はぁぁんっ!チ○ポぉチ○ポぉ!!気持ちイイのぉ!!」
ライウェさんは、昼間のおとなしさが可憐さがどこかに言ったように、乱れ、チ○ポ、チ○ンポと叫ぶ。僕も負けていられない。
「オマ○コ!ライウェさんのオマ○コ!すごくっ!イイです!!」
「チンポぉ!エートくんのチ○ポ!!サイコー!もっとぉ!もっと突いてぇ!!!!」
ぎゅっぎゅっとオマ○コが締まる。
「あぁぁぁっすっごい!若い子のチ○ポがズンズンくるのぉっ!」
狭い膣に、乱暴とも思えるぐらいにたたき込む。
「いぃぃぃぃぃん!硬いチ○ポがっ!オマ○コ奥まで突いてっ!!!あぁぁぁっんん!!!」
さらにオマ○コが締る。もう出せ、中に出しつくせと言っている気がした。
突いた回数は五十回ぐらいまでは数えていたが、もう余計なことは考えられないぐらいになっていた。
「もうっ!もうっ出ちゃいますっ!!!」
「んんんんっ!イイっ!!イきそうっ!もっと!!!!激しくぅ!!!!」
「はいっ!!」
パンパンパンパン!!
「あぁっ!あっ!あっ!んんんっ!!!イっ!!!んんんんんっ!!!イク!!!オマ○コっイっちゃう!!!」
「はいっ!!イきますっ!!オマ○コっイイですぅ!!!」
ライウェさんは酒樽に抱きついていた。
腰が止まらない。
「イきますっ!イきますぅ!!」
これでもかってぐらいの勢いで腰をたたきつける。
「んんんっ!!!あぁぁっっっっ!!!チ○ポぉぉ!!チ○ポでっ!!!!あぁぁぁぁんっっ!!!チ○ポでイクのぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
膣が限界まで締まり、ライウェさんがビクンビクンと跳ねる。
「うぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
僕は、ライウェさんの一番奥で破裂した。
つづく
「あ、起きた、エートくん、夕ご飯に行くけど、どうする?寝てても良いわよ」
サーサさんだった。
ご飯?
「・・・僕も食べる」
そうだ。夕ご飯。あの山菜採りの女の人のお店に行くんだった。
「メシと聞いて目が覚めるとは、案外食いしん坊なんだな、オマエ」
アトミちゃんが笑う。
「カッカッカ、まぁ今日は良く運動したからの!栄養をつけて、またがんばってもらわんとな」
「運動?歩いただけじゃないですか!甘やかしたら行けませんよ御方さま!」
「カッカッカ」
サーサさんはニコニコしてるだけで、何も言わない。けど、あの人はきっと気がついている。僕と御方さまがしたことを。僕のはじめてが御方さまに奪われたことを・・・。
例のお店は、僕たちの旅籠がある大通りの数本裏手にある、それでもなかなか賑わった場所にあった。
でも、店は賑わっていなかった。
そこそこ広いホールに、テーブルは三つだけ。お客さんは僕たちだけだった。
建物の作りから、もともとは宿屋だったようだ。いまは食事だけのお店になっている。厨房から、昼間の、若い方の女の人が出てきて、御方さまたちにペコペコと頭を下げ、お礼を言っている。
「なぁに、気にすることはない。それよりも、自慢の料理を披露しておくれ」
かしこまりましたと、女性ーここの女主人ライウェさんーは厨房に軽やかに戻っていった。
サーサさんと同じぐらいだろうか。御方さまよりは、ちょっと若いかな。ちょっとだけ。キレイなのは御方さまの方かな。でも、ライウェさんもキレイな人だった。ちょっと痩せすぎかな。オレンジ色の髪も、キレイなんだけど、ちょっと艶がないというか。苦労してるのかな。なんて、大きなお世話だね。
しばらくして、料理が運ばれてきた。
サラダ、具沢山のスープ、そして鹿肉の串焼き。
そして、僕とアトミちゃんには、
「お子様達に」
と、白いお団子のようなお菓子。
アトミちゃんは「お子様じゃない」と破裂しそうだったが、サーサさんが口を塞ぎ、有り難くいただいた。
「いらないなら僕に」
と手を出したら、ブツブツ文句言いながらしっかりと持って行った。
御方さまとサーサさんは、お酒を飲みながら、ライウェさんと話をしている。
お店はライウェさんので、ちょっとお年の女性が料理の大部分をやっているらしい。
「もともとは旅籠だったのじゃろ?」
「えぇ、夫がいたころは・・・でも、女だけでは・・・」
なにやら事情があったようだ。御方さまも、それ以上は聞かず、この街のことを聞いたりしていた。
しばらくして、お客さんが来た。男の人が一人。
「御方さま、あのおっさん、怪しくないですか?」
「ん、あれは大丈夫じゃ」
アトミちゃんと御方さま、何を話しをしているのか僕には良く分からない。
「まぁ、ちょっとお話をしてくるかな」
御方さまは自分のコップを持ち、立ち上がる。
「エート、お主も来い」
あ、はい、と僕もコップを持っておじさんのテーブルに向う。いってらっしゃーいとサーサさん。ヘマすんなよとアトミちゃん。
「こんばんわ、ご一緒しても宜しいですかな」
相手の返事も聞かず、御方さまは腰掛ける。
「ワシは旅のものでして、ここのおかみさんとちょっと顔見知りになりましてな」
おじさんは、どう返事をして良いものか、という顔をしている。僕もどうして良いか、という顔をしているだろうな。
「見たところ、お役人さまのようじゃが?」
「は、はぁ、代官所のものです」
ちょっと猫背で伏し目がち。服もヨレとしてる。正直、パッとしないおじさんだなぁと失礼な印象を持ってしまった。
「なぁ、お役人さま、ちょっと伺いたいんじゃがな、この街、チンピラどもが堂々としすぎてはおらんかなぁ」
御方さまの冷たく鋭い視線がおじさんを見つめる。ちょっと、いやかなり怖い。
「い、いや、それは・・・私ごときには、その・・・」
ぐいっとコップの酒を飲み干す。
僕から見てもわかる、あからさまな動揺だった。
「ふむ、そうか、そうじゃな」
全て理解した、という冷たい笑顔だった。怖い。
薄暗いホールが、さらに暗くなったような気がした。ここは、僕の出番なのかもしれない。そのために、御方さまは僕をこっちに来させたんだろう。でも、何をすれば良いんだろう。
沈黙が続いた。
その時、店の扉が力一杯開かれた。
「アニキ!いましたぜ!!」
下品な大声が響いた。
明らかに普通の人ではない。派手で上品さのない上着を羽織った大男が、扉からこちらをのぞき込んでいた。
そして、数人の男達がわざと大きな足音を響かせ、店内に乱入してきた。
「ちょっ、ちょっと!!」
パッとしないおじさんが慌てて立ち上がり、男達の方にむかう。
まさか、このおじさんにチンピラに立ち向かう勇気があったとは。第一印象で、かってに決めつけていたけど、案外立派な人だったのか。
御方さまを見ると、お酒を口に運びながら、さっきの冷たい視線とは打ってかわって楽しそうに、チンピラとおじさんを眺めている。
「あの・・・御方さま・・・?」
「カッカッカ、これから面白い見世物がはじまるぞ、楽しみにしておれ」
僕には嫌な予感しかしないけど。
おじさんが何を言っているかは聞こえなかったけど、なんとかチンピラをなだめて、帰って貰おうとしているみたいだった。
「うるせぇ!ひっこんでろ!!用事があるのはそこのガキだ!」
おじさんを突き飛ばし、チンピラは剣をアトミちゃんに向けた。
「へっ!やっとご指名かいっ!待ってたぜ!!」
嬉々としたアトミちゃんが飛び出す。
「待て待て、ここでは店に迷惑がかかる、表に出るぞアトミ」
「良い度胸だ女!オマエとあっちのには、あとでたっぷり楽しませて貰うからな」
チンピラらしいイヤラシイ目つきで、御方さまとサーサさんを見る。
「カッカッカ!ワシらを楽しませることができるかのぉ」
「エートくんは、ここで待っててね、すぐ終わらせるから」
なんで、この人達はみんな自信満々なんだろう。
アトミちゃんの強さは、もう見て知っている。御方さまは、あの筋肉の持ち主だ。きっと、戦える。その辺のチンピラなんか目じゃないだろう。でも、サーサさんは?学者だって言っていたし、あのとおり、おっとりとした人だし・・・。
店の前、チンピラは男が十数人。思い思いの武器を手にしている。痛めつけるのではなく、これは殺しに来てる。
対するこちらは、御方さまが杖を持っているけど、アトミちゃんとサーサさんは素手だ。
「やっちまえ!」
チンピラの合図で戦闘が始まった。
圧倒的だった。
アトミちゃんはヒョイヒョイと飛び回り、大男共を殴る蹴る投げ飛ばす。こんな乱戦で回し蹴りなんて大技だすなんて、危なくってしょうがないのに、楽しそうに戦っている。
御方さまも杖をたくみに操り、突き叩き払い、次々と男共をのしていく。
サーサさんは、いつのまにかチンピラから剣を奪い、二刀流でチンピラ達をあしらっている。
負ける要素はなかった。
始まって間もなくだというのに、まともに立っているチンピラはいない状況だった。
野次馬も拍子抜けした顔で、この戦場を見てる。
そんなとき、どこからかピーピーという甲高い笛の音がとどろいてきた。
「衛兵隊だ!」
だれかが叫んだ。
この街にもちゃんとそういうのあるんだ。当然か。というか、おそいよ。
革甲を着込み、弓と槍で武装した十人程度の兵士がランプをかざしながら、あらわれる。一人だけ馬に乗った男が偉そうに言った。
「天下の往来での騒ぎ、何事か!」
ジロジロと見渡し、伸びているチンピラに気がつき、明らかに動揺をする。
「衛士長代理殿!この女どもが治安を乱しまして」
チンピラの一人が手もみをしながら騎馬に向う。
衛士長代理とかいう人は、嫌そうな顔をしながら、モゴモゴと口を動かし、
「そこの女三人を連行せよ!」
と叫んだ。
「へっ?」
思わず変な声が出ちゃった。
いやいや、おかしいでしょう。
明らかに、こっちがチンピラに絡まれてるでしょ。
まぁ、その絡んだ方がほとんど伸びて、絡まれた方は無傷だけど。
でも、連行するなら両方でしょう普通!
間違ってる!
「そんなのおかしいぞ!!!」
気がついたら、自分でもビックリするぐらいの大声が出ていた!
すると、まわりの野次馬からも次から次へと声が上がる。
「ケンカ売ったのはヤクザだ!」
「姉ちゃん達は被害者だ!」
「ヤクザの味方するな!」
「衛兵はチンピラと手くむな!」
「ワイロもらってんのか!」
声だけでなく、衛兵に向って物まで飛んでくる有様だった。
「えっえぇいっ!今日のところは見逃してやる!」
どちらも悪さするなと叫びながら、騎馬は逃げ去り、酒や残飯をかぶった衛兵らも大慌てでそれについて行った。野次馬たちは喝采をし、どさくさに紛れてチンピラたちは退散していった。
その後も町はお祭り騒ぎだった。
ヤクザと衛兵、さらには代官所が癒着していると、町の酔っ払いたちは言っていた。そんなことで、みんな鬱憤が溜まっていたのだろう。敢然と立ち向かった御方さまたちは一躍英雄扱いだった。
静かで、賑わっていなかったライウェさんのお店も、大忙しになった。
「エート、ライウェさんを手伝ってやれ」
僕も酔っ払いさんたちに褒められ、絡まれはじめたのを見て、御方さまが言った。
給仕や皿洗いと慣れない仕事を割り振られたけど、おかげで酒くさい息からは逃れることができた。
しばらくして、お店も落ち着いてきた。
「ちょっと休憩しましょう」
ライウェさんに連れられて、店の裏に出た。
「こんなに忙しいのは久しぶり!いえっはじめて!」
星空に背伸びしながら笑ってる。
あ、やっぱりこの人、キレイな人だな。
「エートくん、こっちに来て」
「あ、はい」
言われるままに近づくと、突然抱きつかれ、そのまま唇を奪われた。
「んんちゅっ!ちゅぱっ!んぢゅっっ!」
わけの分からないまま、口の中をライウェさんの舌が跳ね回った。
「んふっあぁん、ふぅっ、ねぇ、エートくん、あなた、何者なの?」
「えっ?」
それはこっちが聞きたいというか、キスと質問が繋がらなかった。
「もう、そんなにかわいい顔してるのに、なんでそんなに男なのっ」
そう言って、また激しくキスをしてくる。
「おねえさん、あなたの側にいるだけで、エートくんの匂いで、もうオマ○コがずっとうずいちゃってるのよっ」
有無を言わせず、というか唇を完全にふさぎながら、抱きしめた僕の背中を撫で回し、股間をすりつけてくる。この人、こんな感じの人だったのか?とパニックになりかける。
「夫が旅芸人と出て行ってからもう三年ちょっと、男なんかもういらないと思っていたのにっ!エートくんのが欲しくてたまらないのっ!」
僕のズボンを脱がし、僕のモノを露出させる。
当然のことながら、ソレはとっくに膨張しきっていた。
「えっちょっと何を!」
「あぁんスゴイ!ビンビンに硬くなってっ!はぁん!この匂いがっ!」
うっとりした顔で僕のモノを眺め、そのまま口に運んで行く。
最初からスパートだった。
一気に口の奥まで、根元まで咥え込み、そのまま激しく前後に頭を動かす。
「あうっ!!」
生暖かくうるおった口の中が、上下左右から僕のモノを攻めまくった。
ジュプジュプジュプっと、唾液を飛び散らしながら、頭が動く。
「あぁぁんズリュっおいしいっ」
朝、寝起きにサーサさんに咥えられ、夕方は御方さまに入り、そして、夜。僕にこんなことが起こるなんて。
「大きくって硬くってほんとステキ」
ライウェさんは口をすぼめ、ズリュズリュと僕のモノを吸い込むように刺激する。
「ああっ!だっだめですっ!あぁっ!!」
本気でダメだなんて思ってもないし、拒否する気もないのに、なぜかそんなセリフが出てくる。
「ふふっダメよね、そうよね、お口でイッちゃダメよね」
ライウェさんはスカートをめくり上げ、側にあった酒樽に手を付き、お尻をこっち向け、高く付きだした。
「ねぇ、おねえさんのオマ○コでイッて!」
星明かりに照らされた白いお尻。そして、両手で広げられた、濡れた場所。
「い、いいんですかっ?!」
「もぉっはやくぅ!はやくしてぇ!」
待ちきれなくなったライウェさんは、自分の指でグチョグチョと股間をいじりはじめる。
「はぁんっ!オマ○コにぃ!あなたのぉチ○ポほしいぃのぉぉぉっ!!」
ライウェさんの二本の指がオマ○コの中に消える。
「指じゃイヤなのぉチ○ポちょうだいぃぃ」
「はいっ!」
細い腰をしっかりと持ち、先っぽを濡れた場所にあてがう。
グチュっ
「はぁぁぁぁんっ!!くるっ!!チ○ポがぁ!!」
ぐぐっと押し込んだ。
「んんんんんんんっっっっっっっっっ!!!!」
ライウェさんの全身が震える。
「あああっっ!!!はぁぁぁぁぁぁぁぁん!チ○ポっ!!んんんっ!おっきいっ!!!!」
三年間、男のモノは受け入れていなかった狭く湿った場所に、入りきった。
「はぁはぁはぁんっ!チ○ポぉ入ってるぅぅぅ!すごぉい!」
「はっ、はいっ!ライウェさんの、オマ○コも、はぁはぁっ、すごいですっ」
「はぁぁぁんっ、うれしいっ!もっとチ○ポしてぇぇぇ!!」
そういうと、腰をグリグリと振って刺激をもとめる。
はいと言って、ゆっくりと腰を引き、先っぽが出そうになったところで、また一気に押し込む。
「はぅぅぅっ!」
そして、また引き、入れる。
「あぁぁぁん!」
最初はあせって自分でもわかるぐらいぎこちなかったけど、段々気持ちも落ち着いてきた。少しずつスピードを上げながら、リズミカルに出し入れをくりかえす。
「はぁぁぁっダメェっ!あんっ!!あんっ!!!チ○ポがっ膣をグリグリしてっ!!」
グチャグチャと愛液が泡立ち、パンパンと身体がぶつかる音を上げる。
「はぁぁんっ!チ○ポぉチ○ポぉ!!気持ちイイのぉ!!」
ライウェさんは、昼間のおとなしさが可憐さがどこかに言ったように、乱れ、チ○ポ、チ○ンポと叫ぶ。僕も負けていられない。
「オマ○コ!ライウェさんのオマ○コ!すごくっ!イイです!!」
「チンポぉ!エートくんのチ○ポ!!サイコー!もっとぉ!もっと突いてぇ!!!!」
ぎゅっぎゅっとオマ○コが締まる。
「あぁぁぁっすっごい!若い子のチ○ポがズンズンくるのぉっ!」
狭い膣に、乱暴とも思えるぐらいにたたき込む。
「いぃぃぃぃぃん!硬いチ○ポがっ!オマ○コ奥まで突いてっ!!!あぁぁぁっんん!!!」
さらにオマ○コが締る。もう出せ、中に出しつくせと言っている気がした。
突いた回数は五十回ぐらいまでは数えていたが、もう余計なことは考えられないぐらいになっていた。
「もうっ!もうっ出ちゃいますっ!!!」
「んんんんっ!イイっ!!イきそうっ!もっと!!!!激しくぅ!!!!」
「はいっ!!」
パンパンパンパン!!
「あぁっ!あっ!あっ!んんんっ!!!イっ!!!んんんんんっ!!!イク!!!オマ○コっイっちゃう!!!」
「はいっ!!イきますっ!!オマ○コっイイですぅ!!!」
ライウェさんは酒樽に抱きついていた。
腰が止まらない。
「イきますっ!イきますぅ!!」
これでもかってぐらいの勢いで腰をたたきつける。
「んんんっ!!!あぁぁっっっっ!!!チ○ポぉぉ!!チ○ポでっ!!!!あぁぁぁぁんっっ!!!チ○ポでイクのぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
膣が限界まで締まり、ライウェさんがビクンビクンと跳ねる。
「うぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
僕は、ライウェさんの一番奥で破裂した。
つづく
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