CHAICER~チェイサー~

LastPart.無情の修羅∞プレアゼロ編

第五話「チェックメイト」

カインとアレス　ワインダーハイスピードで先行してプレアゼロを追う　

カイン：まだ・・・生きていた・・だと・・・　野郎ォ・・何にも約束なんか守ってねぇじゃねーか・・・・っ・・・！

アレス：とにかく急げ・・・っ！！分かるのはお前だけだ・・・・　博士とリンクの事は気にせず何としても奴を・・・！

カイン：くっ・・・そぉおおーーーー・・・・！！！


フィートの研究所　エイムが目を覚ます

ロット：まだ　あまり動かないで下さい・・・　アタシ達はカイン君の・・

エイム：・・・・・・・・。

ナツレ：・・・・っ

エイム：・・・・分かってるわよ　カインが・・チェイサーなんでしょ？　あなたは仲間の博士？随分若いのね・・・そちらは見習いの助手さん？って所かしら

ナツレ：・・・・っ目覚めるなりまーご挨拶だわね・・・（苛）　元気そうで良かったわ・・！（苛々）でも全問不正解！！（怒）アタシはあなたと同い年！！（激怒）プレアを滅ぼす武器の天才発明家よ！！！（噴火）

ロット：全問じゃないよ・・　・・・・アタシの姉です

エイム：・・・ぇ　・・・ウソ・・・


ナツレとロット　エイムに状況説明する

エイム：・・・そう・・だったの・・・　いえごめんなさい・・全部はまだ理解が追いつかないけど・・・

ナツレ：少なくとも今は忘れてもいいわよ　体に障るわ

ロット：・・・すみませんでした　

エイム：謝らないで　カインが自分で選んだ事なんでしょ？　・・・あの子　自分が嫌だって事は断固としてしないから　それで家も飛び出したんだし・・

ナツレ：・・・・・。

エイム：その・・・あなた達の一番上のお姉さんが　まだ戦場にカインと一緒に残ってるのね・・・

ロット：・・・・はい

ナツレ：・・・信じて待つしかないわ


被害を受けた都心街　プレアゼロが佇んでいる

プレアゼロ：・・・どこにも人間はいないな　やはり事前に避難させていたか・・　残りの者も発見した様子は無い・・・　さて・・・

カイン　アレス　プレアゼロの元に到着する

カイン：・・・・っっっ！！！

アレス：・・・・貴様・・っ・・

プレアゼロ：・・・・来たか　思ったより早かったな　3段階の私を倒してすぐ頃にナツレ辺りから連絡が入った　って所か

カイン：街をこんなにしやがって・・・っ　許さねぇぞ・・！！！

プレアゼロ：避難はさせたのだろ　何をそんなに怒る　

アレス：・・・話はいい　化けもん相手に今更無駄な事だ　すぐにまた消す

プレアゼロ：・・・まぁ待て　役者がもうじき揃うまで

カイン：リンク達を待ってる余裕なんかやらねーよ・・っ

プレアゼロ：いいや違う

対話中のプレアゼロと違う方向からプレアゼロの声が聞こえてくる

プレアゼロ：すぐにまた消すと今抜かしていたが・・・

アレス：・・！？

更に別方向からもう１つプレアゼロの声が聞こえる

プレアゼロ：不可能だ　奥の手を出し　限界まで吐き出した貴様らには

カイン：・・・・っっ！！同じ大きさの奴が・・・３体もっ・・・まだこんなに残してやがったのか・・っ・・

プレアゼロ：初めから用意していたのが1体だけだなんて言ってないだろう？

アレス：っ・・・・！

プレアゼロ：・・・・そうだ　２４時間前　アレスとの一騎打ち後　私は湿原で身を休め　10時間は分裂能力が使えないでいた　それは本当の事だ　だが10時間後　残りの14時間以内に2段階までの成長が可能な限界最大個体数・・・8体に分裂した

カイン：８・・・！？・・・さっき田舎で2体は消したからあと・・もう３体同じのがまた来るってのか！？

プレアゼロ：・・・違う　すでに全員いる・・　私含め残り3体が最後の∞インフィニティプレアゼロだ

アレス：・・・・つまり・・3体全員が・・っ

プレアゼロ：そう　3段階　強化済みだ