CHAICER~チェイサー~

LastPart.無情の修羅∞プレアゼロ編

第六話「過剰分泌」

フィートとリンクがフロートバーニアで飛行　カイン達の元へ到着　合流する

フィート：・・・・プレアゼロ・・・っ

カイン：・・！博士　リンク・・っ

リンク：・・・3体も残ってるの・・・っ

アレス：しかも全員・・3段階強化している・・・

リンク：冗談・・・でしょ・・

フィート：っっ・・・・。

プレアゼロ：・・・・ふふふふふふっ　ふっふっふっ・・！！　っはーーッはっはっはァ！！・・・いい顔だ・・　貴様らの絶望したその表情・・・最高に心地が良い・・　これが・・・私の見たかった光景だったのだと今気付けたぞ・・っ

カイン：・・・ふざ・・けんん・・・な・・っ

プレアゼロ：後悔しているか？　あの時24時間前　無理をしてでも止めを刺しておくべきだったと

アレス：・・・残り3体とも限らん・・

フィート：・・・いえ　奴は本当の事を言ってるはずだわ・・　計算上はね・・


プレアゼロ：詰みだ　今殺してやる


カイン：・・っく・・ぅうう・・！！！

プレアゼロ：だがまぁそうだな・・・さらなる絶望を与えておくか・・・

リンク：！！？

フィート：・・・・さらに合体を・・　4段階だなんて・・っ

カイン：・・・ぅ・・・そうは・・・

アレスがカインを止める

カイン：させっ・・！？・・・・何すんだよアレス！？

アレス：・・・・・・・ボクがやる

カイン：っ・・・・・


（回想）約１６時間前　フィートの研究所

アレス：・・・・一体どんな能力を施したんだ・・？ロット

ロット：シンプルなパワーアップよ　・・・プレアを強化する際　従来のプレアから進化したプレアとの比較をして調べていたら　構成されている体の組織・・・チスェ菌の量が圧倒的に増えている事が判ったの　これによってより強力な攻撃が出来て　頑丈な防御を有していたわけ

カイン：菌の増量・・・って事はつまり・・・

ロット：うん　チェイサーのパワー源は「鉄分量」　それを大量増幅させて変身中の体も鎖も今までの限界以上に強化出来る能力よ

カイン：・・・すげぇじゃねーか　それですぐ奴を倒せb・・

ロット：ただし！！　そんな都合のいいものじゃ無い・・　この能力のリスク・・いや　代償を順を追って説明するわ　君達の血液ならお姉様の鉄分増幅装置を抵抗なく受けれるけど　この能力を発動すれば・・鉄分が過剰分泌される・・・・鉄分を大量に溜めるのはもちろん体に毒だわ　あらゆる諸症状と最悪の場合臓器不全を起こす・・

アレス：・・・・。

ロット：体がそうなる前に・・体は免疫を生み出そうとする・・　鉄分を抑えるためのね・・・

カイン：免疫・・・じゃあ

アレス：これを使えば・・・　もうチェイサーには今後一生・・・　変身出来ない体になるって訳か・・

ロット：っ・・・・・・そうよ


都心街　プレアゼロとカイン達

アレス：・・・カイン　お前はこの能力は使うな

カイン：アレス・・・

アレス：・・・・お前は残れ　ボクを超えた・・感情の起伏で特殊な鎖を産み出せる最後のチェイサーとして

カイン：っ・・・

アレス：ボクはお前ほど感情的にはなれない　どうしても頭が先に働くからな　

カイン：でも待ってくれ・・っ・・やっぱりおm・・

アレス：ごちゃごちゃと制止されるのは御免だ！！・・・もうとっくに腹は決めてた

アレスが飛び出し　全身の紋様を眩い程に発光させる

リンク：・・・アレス先輩っ！！

フィート：・・・アレス・・

アレス：アドバンスエクスター・・・・ハイパーセクレート・・！！！

カイン：・・・・・ばっか野郎が・・・っ